マネー・ショート 華麗なる大逆転のレビュー・感想・評価
全313件中、121~140件目を表示
経済用語が理解できず、上っ面をなぞってただけで面白さ無し。そこらへ...
経済用語が理解できず、上っ面をなぞってただけで面白さ無し。そこらへんがクリアーできれば、実話だし楽しめるんだろうけど、そもそもリーマンショックもあんまりわかってないんだった。
ただ言えるのはこの邦題は間違えでしょ。
頭の中がショート
そもそも株などお金の動きにさっぱりな自分にこの映画の面白さが分かる訳が無い。
勿論、テンポのいい語り口で身構えそうな題材を社会派エンターテイメントに仕上げた手腕は見事。
コメディの監督、アダム・マッケイにこんな才能があったとは!
何より、クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットら豪華実力派のアンサンブルが魅力。(オスカーにノミネートされたベールよりカレルの方こそ秀逸だった)
来る未曾有の金融危機を一早く察知し、ウォール街を出し抜いた異端の男たちの“マネー・サバイバル”を描いていた事はざっくばらんに一応分かった。
…でも、それが具体的に何だったのか、まるでピンと来ず。
日本人にアメリカの金融業界を見せたって…。
銀行マンとか証券マンとかお金に携わっている分かる人には分かるかもしれないけど、分からない人には全く分からん!
なので採点はあくまで、作風や演出、特に演技に対してのみ。
アカデミー作品賞ノミネート、脚色賞受賞、その他多くの賞を受賞。
お墨付き通りの秀作なのであろう。
だから、作品は素晴らしい。
悪いのは、頭の悪い自分…。
だけど恥ずかしながら正直に述べてみました。
(こういうの分かる人ってスゲェなぁ…)
レンタル開始されたらもう一度見直します。
スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」を鑑賞した時にも思いましたが、
何であれ最低限の知識というものは必要なんだと改めて思わされました。
正しい知識を持って観るからこそ、その面白さ奥深さを理解できる。
そして自分はきちんとした知識を持ち合わせていなかったので、
この作品を十分に楽しめていないと言えます。
リーマンショックについてもおぼろげな事しか知らない人間だったので、
そもそものスタートラインにも立ててないのが恥ずかしい。
さておき。
自分のような知識がない人間でも、
ある程度楽しめる……否、衝撃を受ける内容でしたので、
知識がある前提で考えると、
4点分の濃い内容になっているのではと考えています。
一つ、自分でも言えることがあるとすれば、
「華麗なる大逆転」という邦題はタイトル詐欺です。
華麗なところなんて何一つない。
金融危機を予測し訴え続けても「そんなことおこるはずがない」と、
碌に考えもしない周りが聞く耳を持たなかっただけです。
決して誰にも何も告げず、自分たちだけ大儲けをしようと動いてわけではないですし、
誰かを出し抜こうともしていません。……していなかったはずです。確か。
周りから信用されない事に、
「ショート」をするのを成す術無くただ待つしかない状況に苦悩しながら、
自分たちが崩壊に巻き込まれないよう取引をしていたのは事実ですがそれだけです。
まるで何か画策しているかのようなタイトルと予告は、明らかに恣意的な解釈です。
敗戦前夜
僕達をおとしめた銀行の愚行を知るいい素材
いつものことながら、
放題「マネー・ショート 華麗なる大逆転」なんて、
ラストまで変な期待をしてしまいました。
内容は華麗も逆転もなく、
腐った銀行のシステムに挑んでいった
シリアスなお話。
ホントこういう配給会社のしかけは、
ややこしいからやめてほしいですね。
作品に失礼ですよ(笑)
ポスターのビジュアルからも、
みんながチームを組んでるのかと思いましたが、
これも全然違うのね。
クリスチャン・ベールは頭脳、
スティーブン・カレルは収集、
ブラッドピットは偶然。
3つのグループの違った視点から、
徐々に情報が組み上がっていくさまは、
身震いがするほどの脚本の力。
脚色賞も納得です。
観客が知ってる最後の悪夢まで、
ドキュメント映画のような緊張感を
持続しているのがとても良かった。
3つのグループが絡まないのも、
段取りくさくなくて好感でした。
この作品の素晴らしいところは、
かなり難しい金融話をユーモアで
わかりやすく観客を引きつけるところ。
MBS(住宅ローン担保債権)、CDO(住宅ローン債権)、
CDSなど、ちんぷんかんぷんな言葉が飛びかいますが、
面白く解説してくれます。
それでもさっぱりだわっ(笑)
けど感覚的にはわかるので心配無用。
人道を無視した利益主義の銀行が、
新底怖くなってきますね。
そしてエンタメのようなラストではなく、
事実に基づいたリアル、
すなわち悲しさで終わらせるところがいい。
自分たちが儲けても、
辛いしせつなさしか残らない。
そんなホントの感覚が伝わるから、
胸に響いてきます。
これが作品の魅力の全て。
エンタメ映画に関わってきたプロデューサーのブラピが、
そこにこだわっていたなら、
嬉しいと思いました。
「リーマンショック以降の日本」と
よくニュースで聞きますが、
日本も未だ不況から抜け出せないですね。
なかなか給料が上がらないこの国で、
自分たちをおとしめた元凶である
銀行の愚行を知るには、
とてもいい素材です。
そして。銀行のインチキな債権が、
今後も生まれることのないよう願うばかり。
ああ映画って、
いろんなことを教えてくれますね(笑)
●アメリカ人てやつは。
なかなか難解だ。とはいえ悪くない。
金融工学の突っ込んだ内容をうまく表現してる。
あまり経済用語に気を取られず観ればいいのでは。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」よりよほどいい。
「マネーボール」のマイケル・ルイスによるノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」が原作。
なんとなくふたつの映画の雰囲気は似てるかも。
事実を淡々と描くというか。
世界恐慌を事前に予測。
しかし自分が儲かるってことは。
良くも悪くもアメリカらしい。
膨大な損失を出して、世界経済はどこに行くのだろう。
行き着く先がTPPのような気も、しないでもない。
アメリカが売るモノなんてたかが知れてるのに。
映画には描かれてなかったけど、結局、庶民は自己防衛するしかない。
静かに進むインダストリー4.0と、里山資本主義的社会が共存ができるといいのだけれど。
眠かった…。
2008金融危機の実態ダイジェスト
真実を見抜く洞察力と正義感
当該作品は、リーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、
ウォール街を出し抜いた4人の男たちの実話を描いた社会派ドラマです。
第88回アカデミー賞では、最優秀作品賞は逃したものの、
合計5部門にノミネートされた作品です。
日本では、遅まきながら先週公開し、先週末興行成績が、初登場4位でした。
TVドラマでもそうですが、今の日本では、難しい作品は嫌われる傾向があり、
私は、大変危惧しております。
真実を見抜く洞察力と
真実に基づき、正義感から行動を起こす勇気があれば、
リーマンショックは、起きなかったかもしれません。
私は、物を右から左に移動させるだけで利益を得る商社マンが嫌いです。
まして、マネーゲームだけで、利益を得る金融業界は、更に尊敬できません。
ものづくりを忘れてしまった米国。
NEC-PCが中国企業のレノボに買収され、
シャープが、台湾企業のホンハイに買収され、
東芝が不正会計をする日本の製造業。
日本も、米国の様になってしまうのでしょうか?
Michi
全313件中、121~140件目を表示