マネー・ショート 華麗なる大逆転

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劇場公開日:

マネー・ショート 華麗なる大逆転

解説

クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、スティーブ・カレル、ブラッド・ピットという豪華キャストが共演し、リーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人の男たちの実話を描いた。「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスによるノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」を原作に、「アントマン」脚本などを手がけてきたアダム・マッケイが監督。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞など主要部門を含む合計5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。05年、ニューヨーク。金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。

2015年製作/130分/G/アメリカ
原題または英題:The Big Short
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2016年3月4日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) クリスチャン・ベール
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) スティーブ・カレル
最優秀脚本賞 チャールズ・ランドルフ アダム・マッケイ
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映画レビュー

0.5これまた、一周回って「邦題絶賛論」

2016年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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しんざん

3.0リーマンショックを見抜いた投資家の挑戦と金融の裏側を暴く実話ドラマ

2025年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

2008年のリーマンショックを題材にした、投資家たちの信念と挑戦を描く映画。事実を元に作られた作品でありながら、一気に話に引き込まれ、複雑な金融の世界をテンポ良く見せてくれる作品です。

市場崩壊の前兆を誰よりも早く察知した投資家マイケル・バーリを中心に、複数の投資家がリスクに賭けることで巨額の利益を狙う様子が描かれています。特に、リスクを取って「投資」に踏み出す決断の重みが伝わり、金融業界の光と影を考えさせられる映画です。

投資家たちが「常識」とされていた住宅市場の安定神話に「ノー」と言い、自らの分析を信じて行動したことが、映画の面白さの核になっています。信じる道に挑戦する勇気の大切さを感じました。

この映画は、仕事や人生にも通じる教訓が詰まっています。目の前のデータや情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考え抜くことの重要性。そして、決断した後は信念を貫き通すことが結果に繋がるのだと改めて実感させられます。

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キムヒョンス(金賢守)

3.0住宅ローンの空売り

2025年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

クリスチャンベール扮する金融トレーダーマイケルバーリは病気で失った義眼のせいもあって子供の頃からひとりでいる方が気楽だった。

マイケルバーリは、金融商品の穴をマークして怪しげな物は必ず見抜いた。やはり世の中で流行っているものは裏がある場合もあるよね。住宅ローンの空売りなんて良く分からんが、賢くないと頭が回らんね。ちょっと難しいかもね。

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重

4.0証券用語を知らないと面白くないかも

2024年11月16日
PCから投稿

【鑑賞のきっかけ】
株式投資を行っている人間にとって、「株の大暴落」というのは、大きな関心事です。
本作品は、2008年に起きた大暴落「リーマン・ショック」を描いており、しかも実話に基づくとあれば、観ないわけにはいきません。

【率直な感想】
鑑賞が始まってすぐに、意外なことに気づかされます。
「空売り」という字幕のふりがなに「ショート」と書いてあるのです。
邦題の「マネー・ショート」から、連想するもの。
ショートというと、日本では、「電気がショートした」のように使っているので、「株が暴落した」→「投資の資金がショート、つまり、大損失を食らった」というように、考えてしまうのではないでしょうか。
でも、「ショート」の意味は違いました。
原題は、「The Big Short」なので、直訳すれば、「大規模な空売り」という意味になります。

しかし、ここで、本作品は、観客を選ぶ作品だな、と感じたのも、正直なところです。
「空売り」といっても、株式などの投資に関心を持っている方でないと、何のことか、よく分からないのではないか、と思います。

「リーマン・ショック」を引き起こした要因のひとつが、「住宅ローンを証券化したもの」。つまり、「債券」です。
この「債券」についても、どのような仕組みで、儲けることができるのか知らないと、物語を楽しむのは困難な気がしました。

しかも、「リーマン・ショック」というのは、住宅ローンを債券化していた銀行が破綻して、資金を失った企業が続出し、株価が大幅に下落した、というような単純なものではないのです。
その裏には、紙くず同然になった債券を、かき集めて、新しい「債券」を発行するという手法がありました。
また、本作品の主人公は、多くの人々が財産を失った中、巨額の利益を上げます。
そこには、「デリバティブ取引」という金融派生商品が使われているのですが、この仕組みを理解するのは、ちょっと難しいかもしれません。

【全体評価】
冒頭にも書きましたが、本作品は証券用語を理解しているかどうかで、楽しめるかどうかが、分かれる作品と感じました。
個人的には、とても楽しめる作品でした。

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悶

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