ビースト・オブ・ノー・ネーション

配信開始日:

解説

「闇の列車、光の旅」「ジェーン・エア」などを手がけてきたキャリー・ジョージ・フクナガ監督が、西アフリカの某国を舞台に、内戦によって家族を引き裂かれた少年が、やがて少年兵へと変貌していく過程を描いたドラマ。内戦が勃発したものの、まだ平穏に毎日を過ごすことができていたある日、少年アグーの暮らす村に、反乱軍を弾圧すべく政府軍がやってきたことから、ささやかな日常は崩壊する。アグーは命からがら逃げ出すが、武装集団の指揮官に見つかり、強制的に一味に加えられてしまう。弾薬を運ぶ係として否応なしに戦闘に参加させられたアグーは、いつしか機関銃を掲げる兵士へと変わり、その手を血に染めていく。動画配信サービス「Netflix」が初めて製作したオリジナル映画で、全米劇場公開と同時にNetflixでも配信された。2015年・第28回東京国際映画祭パノラマ部門上映作品。

2015年製作/136分/アメリカ
原題または英題:Beasts of No Nation
配信:Netflix
配信開始日:2015年10月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 ベネチア国際映画祭(2015年)

受賞

マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞) アブラハム・アッタ
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映画レビュー

4.5『007』最新作で話題の監督が過去に放った傑作。今からでも是非

2021年10月18日
PCから投稿

泣ける

悲しい

怖い

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で何かと話題の監督、キャリー・ジョージ・フクナガが2015年に完成させた戦争ドラマで、Netflix初のオリジナル映画。脚本もフクナガが担当している。内戦が続く西アフリカの某国で、愛する家族と別れ別れになった少年、アグーが、政府軍の銃撃を逃れて反乱軍兵士になる。まだ幼い子供に死と隣り合わせの軍人の生活を強いる戦争の残酷と、反乱軍内部を蝕む退廃的なムードが強烈で、思わず見入ってしまった。これはただの戦争映画でも、少年の成長のドラマでもなく、まだ、世界のあちこちにいるはずの、祖国を奪われ、家族を奪われてビースト(野獣)と化すしかない若者たちへの鎮魂歌。画面から溢れ出る虚しさがしばらく心から消えて行かない。

撮影地ガーナでカメラマンが怪我を負ったことから、フクナガは監督、脚本、そして撮影監督と1人3役を担うことになった。撮影開始から完成までは実に7年。だからこそ、フクナガは公開まで苦難が多かった『007/NTTD』を不屈の精神で乗り切れたのだと思う。そういう意味で、恐らくバーバラ・ブロッコリの目は正しかったのだ。

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清藤秀人

4.0What a Downer

2020年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

Belonging to the Internet, Netflix films tend to dish out a lot of gratuitous sex and violence to stand out as hosting films too hot for premium TV or the theater. Beasts of No Nation is not necessarily a gratuitous film, but it goes further into disturbing territory than any other film about child soldiers may have dared. The film doesn't preach, it just shows the world like it is. You decide.

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Dan Knighton

3.0胸が苦しい…

2023年10月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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KEI

3.5うーむ・・・。 子供の教育は、ある種の洗脳だからなぁ・・。 世の大...

2023年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

うーむ・・・。
子供の教育は、ある種の洗脳だからなぁ・・。
世の大人は、肝に銘じなければなぁ・・。
ずっとマイルドだけど、恐怖や、怒りを植え付け、支配、コントロールするやり方は、日本にも結構蔓延っているようにかんじる今日この頃。

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J417

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