レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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これは劇場で観るべきだったのか
ただし劇場で観たらしばらく立てないくらいヘロヘロにになってたと思う。重く長く美しい映画。
ほぼ実験映画だった『バードマン』ほど極端ではないが、多用される長回しが、特に冒頭の乱戦やグリズリーとのどつき合い等で臨場感をグッと高めている。
ディカプリオはそもそも『ギルバート・グレイプ』でアカデミー賞を獲っていてしかるべきだったと思うが、とりあえずお疲れ様である。『マッド・マックス』や『ダンケルク』のイメージしかなかったので、これトム・ハーディ?と驚き、逆に『デトロイト』の筋金入りレイシストの印象しかなかったウィル・ポーターが、こんなナイーブな役をやってたとは。役者ってやっぱりすごい。
観たばかりの『ウインド・リバー』とも印象がかぶるが、ラストカットから見るにグラスはきっと…。
終始雪の中、重苦しい空気の中で進む復讐。 なんですが観なきゃよかっ...
終始雪の中、重苦しい空気の中で進む復讐。
なんですが観なきゃよかった感より面白かった気持ちが勝つ映画でした。個人的には好きな映画でした。
凄まじい生への執着
・冒頭でいきなり熊との大一番、思ったよりもガッツリとガッサーいかれてる!
・バチボコの生命力の塊の父親グラス(ディカプリオ)、狡猾極まりない見事な悪役フィツジェラルド(トム・ハーディ)、グラスの目の前で殺される息子のホーク、気弱な少年ブリジャー(ウィル・ポールター)
・瓦礫の教会で亡き息子と出会ったり、川辺の向かい岸に奥さんを見たりと幻想シーンも随所に挟み込まれる
・至近距離から接写したカメラワークが見てるだけで凍えてきて、とても効果的ですばらしい
・熊と闘い、急流に飲み込まれ、馬の臓器を取り出して暖をとったり、そりゃレオさまオスカーとるわ
・涙目のグラスがカメラを見据えて息づかいが聞こえるなか幕
何でこんなに評価が良いのか謎
復習が始まるまでが取り合えず長い。
そして肝心の復習も特に盛り上がりもなく簡単にストーリーの先読みが出来てしまうほどのありきたりなパターンで終わる。
その復讐劇ってのも、過酷な状況で瀕死の主人公を楽にしてやればいいのに死ぬのを待つために仲間がバラけて残った3人は敵に追われ生きるか死ぬかの状況で人の話も聞かうず大声で叫んだ事が原因なわけで・・・
復習が始まるまでの長い時間は絶対不死身でどんな災難にあっても死なないわけで、ハラハラする事もなければ主人公があまりに頑丈すぎて笑ってしまうほど。
感情移入もしなければ盛り上がりにかける映画でした。
ものすごい映像美
ものすごい映像美に圧倒されます、それにのせる音楽もかっこいいし美しい。しかし、物語としてはかなり冗長。展開も地味でドラマも少なめたった一つの目的を果たすために延々と150分もいらないのではないだろうか?
レビュー
大自然の美しさが画面いっぱいに映る。美しいがゆえに厳しさもより際立つ。息子を殺された復讐心とサバイバル技術のみで生存していく。復讐すらも自然の営みの一部なんじゃないかと思えるほど、すっと胸に落ちる復讐劇でした。
冬に観ると寒い!!
スカイリムのような大自然を堪能でき、特に水辺の表現が綺麗です。出だしの襲撃シーンは、白人はこのようにして日本人の富を収奪していくのかと怖かったです。長尺で主人公の回復が早すぎる割に、回復してからが長くて、集中力が途切れたので、ややバランスが悪いように感じました。テンポが良くないので初めは好印象だった雪景色にも慣れてしまい、砦での生活や篝火を炊いた夜間のシーン等も殆どなくスペクタクル感は全盛期のリドリー・スコットになり損ねたかのような印象です。クライマックスも普通で序盤の熊のインパクトに負けるので、ベタですがお互いもっとさらけ出して、どしゃぶりの中殴り合う等天候や印象を変えて欲しかったです。長い割に薄く感じたので、やはり120分で観たかったです。
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。 さすがの監...
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。
さすがの監督、凄かった。
ただディカプリオはどうかな?アカデミー賞は頑張ったで賞だったってのも分からんでも無い。受賞に値する俳優ではあるけど、この作品じゃなくても良かったのにな。
それにしても圧倒されました。
ひさびさ2度目の鑑賞。ごめんなさい、ディカプリオ凄いわ。
熊に襲われ熊になる
熊との格闘シーンは必見です。VFXと分かっていても、レオ様は死なないだろうと分かっていても、手に汗握ります。
瀕死になって以降のレオ様はほとんどセリフありません。というか喋れないんですが。それでも更に苦難に合う彼ですが、崖から落ちたり川へ飛び込んだり体当たりの演技で話を進めていく様は、圧倒的な大自然の背景も相俟って全く見逃せなかった。
満身創痍の体を突き動かす復讐の執念は、この話の中だけでなく、アカデミー主演男優賞に対する執念にも通づるのかと、雑念も生むレオ様気迫の演技。自分で傷を治そうとするシーンは、痛々しいが少し笑えた。
話としては前半が冗長で、レオ様の昔話を、ボヤかさずハッキリと描いてもらえると、息子との絆も観る側に伝わり易いかな。
イニャリトゥ映画、というより、ディカプリオ映画てした。
美しい
私はこれまでこの映画ほど美しいと感じた映画を観たことがありません。
何もかもが美しかった。雪景色、水の流れ、揺れる木々、焚き火の炎、全てが美しい。その真横でレオ様が血反吐を吐いていても。観ているのが辛いシーンも多くありました。しかし目が離せなかった。どんなにえげつない事が行われていても。美しかったから。
私は芸術に疎いです。有名な画家の絵画のほとんどは私にとって理解しがたいものです。ですがこの映画を観て、ひょっとすると芸術的とはこの映画のことを言うのではないか、何となくそう思いました。
全編に渡り印象的なのはレオ様の吐息の音。変な意味ではありません。極限の環境の中、息も絶え絶え、体も上手く動かせない、しかしまだ生きている、死ぬわけにはいかない。それが、強すぎるくらい伝わってくる演技、演出でした。レオ様の演技は素晴らしかった。本当に雪山に放り出されて、サバイバル生活を強いられているのかと思いました。
本当に不思議な気持ちになる映画でした。自分の語彙力の低さに腹が立ちますが、とにかく美しいのです。血みどろで、えげつない、しかしそれを含めた全てが美しく見えてしまう。不思議です。
もう一度見直したいのですが、気力の方がもつかどうか分かりません。正直観た後はかなり疲れました。
➀この映画の舞台で同じような状況でサバイバルする。
➁無人島でバレーボールに名前をつけて一緒に
暮らす。
➂火星で芋を栽培しながら暮らす。
どれが1番嫌かと聞かれれば、私は➀です。➀になるくらいなら、火星でバレーボールに名前をつけて芋栽培に勤しみます。絶対に嫌です。散々、美しいとか言っときながらあれですが。観客の側だから言えることですね。
素晴らしい映画でした。惜しむべくは、映画館の大スクリーンで観られなかったことか。
皆様にも観ていただくことをお勧めします。
最後になりますがグロ注意です。
コケてもおかしくないような作品
映像の美しさやサイレントで血なまぐさい演出、過酷なロケーション等々、挑戦的な内容が目立つ映画。いかにも玄人ごのみしそうであり、またその業界に近い人間ほど凄さを痛感したであろう映画。
でもねえ、前半の間延び感は結構こたえる。沈鬱でこっちまで寒々してくる淋しさ満載。「おもしろさ」はないので、別な視点で見所を見つける必要がある。(そういう意味では見る側の感度も試される映画)
コケてもおかしくないような作品が、ストイックな映像美追求と演技でなぜか格を上げてしまった、というのが正直な印象。
演出や俳優の演技など全てカンペキ
バードマンで虜になったイニャリトゥ監督の作品ということで鑑賞。リアルタイムで映画館で見るべきだった。
ストーリーは民族の争いを舞台に家族や仲間をテーマにしたヒューマンアクション映画と言ったところ。
ディカプリオが本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したのは納得であった。トム・ハーディの演技の上手さにも脱帽で、キャストの演技は申し分なかった。
個人的にイニャリトゥ監督の一番好きなところはカメラワークで全体的に撮ったり部分的に撮ったりする緩急が素晴らしいと思う。リアリティを追求した演出もかなり良かった。
鑑賞時間は二時間半と少々長いが完全に見入ってしまった。
リアルタイムで映画館で見たかった…
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。 さすがの監...
うおー映画館で観るべきだったーあ。見逃したんだよねえ。
さすがの監督、凄かった。
ただディカプリオはどうかな?アカデミー賞は頑張ったで賞だったってのも分からんでも無い。受賞に値する俳優ではあるけど、この作品じゃなくても良かったのにな。
それにしても圧倒されました。
全421件中、61~80件目を表示