レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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自然と人とのサバイバル
かなりリアルな描写のサバイバルものなので、痛々しい映像が苦手な人には辛いかも。
だけど、ディカプリオの演技はやはり迫力あり!
劇場で観るべき映画。
映画の中に身を置くと、神経が研ぎ澄まされる体験が味わえる…痛いことが多いけど…
言葉が出ない…
まず、言いたいのは映像。ルベツキが撮ったということで、期待はしていたが、それを遥かに上回った出来だった。雄大な自然に引き込まれる。映画館で観てこそのものだと思う。
これを映画化に持って行ったイニャリトゥ、映像とベストマッチする音楽を創った坂本龍一は素晴らしいと思うが、やっぱり、ディカプリオとトム・ハーディの演技があっての”レヴェナント”だと感じた。
レオは非常に過酷な役で台詞も少なかったと思うが、その中で観客を唸らせる見事な演技だった。アカデミーも納得するだけのものだった。
トム・ハーディは裏も表もない問答無用の悪役。観てる方も復讐したくなったほどの文字通りの怪演だった。
ストーリー、映像、音楽、役者全て揃った文句なしの映画だった。
重厚感
不屈の精神
映画館が静まりかえった…
復讐
ディカプリオに尽きる
ディカプリオの迫真の演技と壮大なロケーション、そして坂本龍一の音楽。この三つ巴に感嘆の溜息付かずにいられない。
ディカプリオのアカデミー主演男優賞はプレゼント的なものかなとの思いが吹っ飛ぶくらい、ここまでやるんだという驚きの連続。息遣い、皮膚感、心と体の痛み、凍え、容赦ない大自然の中でのサバイバルが見事に体現されています。「ギルバートグレイプ」と並ぶ、彼史上最高の演技に拍手。
ストーリーは人物関係がやや掴みづらいものの、復讐のために生き抜かんとする主人公の執念、魂の息吹が感じられ、2時間半が瞬きする暇もなくあっという間に過ぎてしまった。終盤の演出は息切れ感が否めないが、実に見ごたえある作品でした。
ディカプリオ好きなら。見てみても。
デュカプリオここまでやるか
映画に呑まれる
ソウルフル!
僕はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥという監督を誤解していたのかもしれない。ストーリーを、テクニックを駆使して語ることを専門にしていると思っていた。「アモーレス・ペロス」しかり「21グラム」しかり「バベル」しかり、あの「バードマン」しかり。
しかし本作はまったく違っていた。魂の叫びの映画であった。
毛皮をとりに森の奥深くに分け入った隊は、そこの原住民に襲われその場を離れてしまう。
その途中、ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)はグリズリーに襲われ、瀕死の重傷を負う。
グラスの処遇をめぐるいざこざで、グラスの息子はフィッツジェラルド(トム・ハーディ)に殺され、グラスも森の中に置き去りにされてしまう。
ここからグラスのサバイバルが始まる。
セリフのほとんどないディカプリオの芝居は、鬼気迫るものがあって、これまでの俳優人生を投げ打ってでもという気迫に満ちたものであった。そうでなければこの役は体現できなかっただろうし、映画も成功しなかったであろう。
グリズリーに襲われるシーンはおそらく長回しだったと思うのだが、そんなこと気にしていられない迫力があった。
このような映画を企画し撮りきってしまうイニャリトゥの映画屋魂に完全にやられた。
「バードマン」より遥かに上出来だ。
現時点最前線映画かと。
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