レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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俺かっこいいだろディカプリオじゃない
過酷
凄まじい
何と言ってもディカプリオの演技が凄まじく、今回の演技を見るだけでこの作品の価値はあると思う。
描写と音楽も臨場感がありストーリーに吸い込まれていくような作りであった。
終始戦闘シーンはグログロテスクで目を覆いたくなる場面が多数でグロテスク感があまり好みでない方は見ない方が気の為かと思います。(ちょっと夜眠れなくなるかもしれませんね)
ただ結びが何ともしっくりこない、結局妻が幻想の世界で自分から遠ざかって行く終わりにレオ様は生き延びたかったのかどうか…なんとも解釈できず。
でもこの監督さんの作品はバベルにしてもそんな感じでしたね。
そういった部分も含めてハッピーエンドではない部分でマイナス1ポイントかな。(個々の捉え方はあると思いますが)
すごい作品だが、面白くなかった。
ディカプリオに主演男優賞を取らせる為の映画なんだよ
自らはグリズリーに襲われ負傷。
また、愛する息子を同じ部隊の人間に殺されてしまい
復讐の為にサバイバルを生き延び、息子を殺した犯人を追う。
実話が題材である為、どうしてもフィクションと違い盛り上がりに欠ける点は否めない。
撮影中、あまりの寒さにカメラが凍結し撮影が進まなかった時もあった程
過酷な環境の中 映し出された映像だからこその、自然の厳かさ、美しさ、雄大さを感じる。
カメラワークがシンプルだからこそ、よりリアルさが映える。
劇場で観た価値はあったけれど、面白かったかと言われるとやはり難しい…。
ずっと「ディカプリオきつそうだなー、こりゃ賞取るよな…」ってひたすら思いながら、
あとは特に記憶に残らないまま終わってしまった。
蘇りし昨年観た作品だが今復活レヴュー
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとの出会いは「バベル」からディカ様との「ギルバート・グレイプ」から、そして「太陽と月に背いて」を観てしまった私はもう魂を持っていかれた私。ディカ様の作品は必ず観る私。なので今回の作品「レヴェナント: 蘇えりし者」Alejandro González Iñárrituとのタッグ映画は間違いなく面白いと思い観たら間違いなく面白かった。大山倍達さんの空手バカ一代も好きだが今回の作品で私は熊と云えばヒュー・グラスもしくは鷹村守と認識する様に記憶した。音楽はー坂本龍一さん。これまた素晴らしいコラボレーション。私の好きな方々の揃い踏み。もしかしてまだ観てない方はスグに観て欲しい。何も考えずにただただ作品に映像に音に身を任せ観てほしい。私はこの作品が大好きだ。この作品は100年後に観てこそ光を発する気がする程の名作だと
信じて疑わない。
レオはグラスの旅路以上に、“意志(“遺志”とも形容できますね)”を具現化したんだと思う。
死んだホークの亡骸を惜しみながら立ち上がる、あの時のグラスの顔はあまりに真に迫ってました。レオがすごい役者なのは既に知っていたはずなのに、それでもこの時見た表情はきっと忘れられないでしょう…。あとフィッツジェラルドを追いつめた時に突き付けられた”息子は帰ってこない”の台詞を反芻するグラスの表情、その場面も異常なくらい鮮烈に焼き付きました。ここでようやくレオのオスカー受賞がやっと腑に落ちました(今日まで実感涌かなくって。ファンとしてどうなんだろ)。
忘れれない繋がりならフィッツジェラルドの台詞もです。テキサス義勇兵時代の父が”神を見た”と話した場面。見たのはリス一匹ですが、本当にその父親は神を見たかもしれませんね(確か日本では物に”神が宿っている”ってありますよね)。この世に神がいるかどうかは僕にはさっぱり分かりませんが、人の意志が介在できない”概念”はいると思います。『レヴェナント』はオーソドックスな復讐譚を纏いながら、実際は”目視不能の(スピリチュアルとも言えるかな)世界”を描いているのでは?それは”運命””創造主”、あるいは”命”や”死と再生”、”邂逅”や”醜悪さ”…(『ゲド戦記』の言葉を借りれば)つまり「見えぬもの」ですね。
ただ道程をなぞっただけでは得られない感情を、この映画は限られた時間の中に凝縮してます。魂の深淵にまで轟く映画になってるはずです。勿論娯楽重視でないので、必ず人は選ぶでしょうが…。
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