レヴェナント 蘇えりし者

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劇場公開日:2016年4月22日

レヴェナント 蘇えりし者

解説・あらすじ

レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。主演のディカプリオとは「インセプション」でも共演したトム・ハーディが主人公の仇敵として出演し、音楽には坂本龍一も参加。撮影監督を「バードマン」に続きエマニュエル・ルベツキが務め、屋外の自然光のみでの撮影を敢行した。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など同年度最多の12部門にノミネートされ、ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にしたほか、イニャリトゥ監督が前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を、撮影のルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルドは、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺してしまう。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然の中を生き延びていく。

2015年製作/157分/R15+/アメリカ
原題または英題:The Revenant
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2016年4月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第40回 日本アカデミー賞(2017年)

ノミネート

優秀外国作品賞  

第88回 アカデミー賞(2016年)

ノミネート

作品賞  
助演男優賞 トム・ハーディ
編集賞 スティーブン・ミリオン
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト
美術賞  
視覚効果賞  
音響編集賞  
録音賞  
メイクアップ&ヘアスタイリング賞  

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) レオナルド・ディカプリオ
最優秀監督賞 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

ノミネート

最優秀作曲賞 坂本龍一 アルバ・ノト
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映画レビュー

4.5 「vs自然」。

2025年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

0.5 ネイティブアメリカと言おう!!世界一人口の多い国民に対して失礼。

2025年12月1日
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チネチッタ

5.0 生き延びようとする人間に立ち会わせてくれる

2025年11月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

この作品を観ているあいだ、物語を追ったという感覚はほとんどなかった。
「敵討ちの話を見ている」というより、
“生き延びようとする一人の人間に付き添わされている”感覚に近い。

説明や感情の誘導がないことが、逆に胸に迫ってくる。傷の痛み、息が切れる音、凍りつく空気、眠気と飢えの重さ――それがどれほど苛烈か、語られない分だけこちらの身体にまで響く気がした。
あのアグレッシブな描写はショックのためじゃなく、“生きることがどれだけ残酷か”を押し付けずに理解させる力を持っていた。

自然も同じだった。絵葉書のように美しく見せようとしない。
ただそこにあるのは、川、雪、風、太陽。
優しさとも救いとも関係なく、誰にとっても公平で、冷たくて、圧倒的だ。
ときどきふっと温もりが混ざる瞬間がある。
その小さな温度の変化の方が、言葉より深く刺さってくる。

この映画の人物たちは、自分の気持ちを説明しない。
怒りも、後悔も、執念も、愛も、赦しも、
全部、語るのではなく存在で表している。
こちらが言葉を添えないと理解できないような演出は一切ない。
だからこそ、自分の中に何が生まれているのかを
自分で確かめながら観ることになる。

ラストの表情に「何を意味しているのか」を探したくなるけれど、映画は答えを教えようとしない。
救われたのか、救われなかったのか、復讐を果たしたと言えるのか、本当に失ったものは何か――
全部曖昧なまま終わる。
でも感情だけは身体に残り続ける。

観終わってもスッキリしないし、整理もつかないが、しばらくして静かな時間にふっと胸が痛んで、そのとき初めて「この映画を観たんだ」と実感する。

思い返すたびに少しずつ沁みてくる“旅の記憶”みたいな作品だった。
これを傑作と言わずに何と言うのか、正直わからない。

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deep1

3.5 レオ様

2025年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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りゅ

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