レヴェナント 蘇えりし者

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劇場公開日:

レヴェナント 蘇えりし者

解説

レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。主演のディカプリオとは「インセプション」でも共演したトム・ハーディが主人公の仇敵として出演し、音楽には坂本龍一も参加。撮影監督を「バードマン」に続きエマニュエル・ルベツキが務め、屋外の自然光のみでの撮影を敢行した。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など同年度最多の12部門にノミネートされ、ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にしたほか、イニャリトゥ監督が前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を、撮影のルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルドは、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺してしまう。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然の中を生き延びていく。

2015年製作/157分/R15+/アメリカ
原題または英題:The Revenant
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2016年4月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第40回 日本アカデミー賞(2017年)

ノミネート

優秀外国作品賞  

第88回 アカデミー賞(2016年)

ノミネート

作品賞  
助演男優賞 トム・ハーディ
編集賞 スティーブン・ミリオン
衣装デザイン賞 ジャクリーン・ウェスト
美術賞  
視覚効果賞  
音響編集賞  
録音賞  
メイクアップ&ヘアスタイリング賞  

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) レオナルド・ディカプリオ
最優秀監督賞 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

ノミネート

最優秀作曲賞 坂本龍一 アルバ・ノト
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映画レビュー

4.5すべてが、そのままだった

2024年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実在の人物の半生の記録をもとに描かれた作品。 作品の中での場所はイエローストーンと言っているが、実際はカナディアンロッキー山脈だと思われる。 マウントロブソン 行ったことがあるから。 さて、 大自然の美しさと凍るような寒さ、厳しさ。 自然そのままを最高のカメラ技術によって収めている。 主人公グラスの耳に聞こえる妻の声 時にその姿 冒頭 ムースを見事に仕留める。 しかし彼ら入植者がしているのは自然からの、インディアンからの搾取と強奪と殺戮。 ヴァージニア州のジェームズタウンから始まった入植。 有名なメイフラワー号 新天地にいたインディアンが彼らに食事などを提供した。 しかし彼らは英語で書いた契約書を持ってきて彼らにサインをさせた。 これによってすべてが入植者のものになったとし、すべての強奪が始まった。 この作品の視点は変化する。 冒頭 最初に白人を襲ったのはインディアン。 彼らの言い分も語られている。 アメリカ開拓史 インディアンの正当な歴史はこの世に存在しない。 すべてのすべてが、勝者の歴史。 事実は国会の黒塗り文書と同じ。 目的の毛皮 インディアンは戦うためにライフルと馬を必要とする。 それを調達しているフランス 敵であるイギリスと直接争うことなく、静かにその地を侵略する者たち。 少し前から起きているアフリカの内紛と同じ構造 お互いに武器を与え、お互い殺し合いをさせる。 実在のグラスの半生は、大自然と神の存在を感じる人。 クマに襲われ瀕死の重傷を負いながらも生きながらえたこと。 そこに物語が後付けされた。 さて、 隊長は妻の顔についてグラスに話す。 少し前には顔を憶えていたが、いまは思い出せない。 それは長期にわたる政府の命令で毛皮を集めているためだろう。 何年も会っていない。 ただそこに目標達成があるだけ。 今のサラリーマンと同じだろうか。 一方「目覚めた」グラスは、常に妻とともにいる。 妻の声に導かれている。 彼にとっては幻聴なんかじゃなく、リアルがそこにある。 だから迷うことはない。 彼にとって今は息子が全てだった。 傷を負い、動けない。 そして息子がフィッツジェラルドに刺し殺された。 声も出せない。 ジムはグラスの言いたいことがわからない。 この理不尽なくやしさは、彼の復讐心を絶やすことはないだろう。 しかし最後にグラスは、フィッツジェラルドにとどめを刺さない。 現れたアリカラ族に委ねることで、復讐という最悪の連鎖を断ち切ったのだろう。 そして妻の声 妻の姿 彼はそれを追いかけるように目で追う。 やがて、彼の視線がカメラ目線となる。 ここは最大の謎であり、視聴者への問いかけだろう。 彼はいったい何を訴えたかったのだろうか? それは概ね、この負の連鎖を、各々持ってしまっている負の連鎖を、いまこの瞬間やめようと言っているのではないだろうか? 物語を通して描かれるアメリカ史の事実の一部 搾取と強奪と殺戮、その復讐の連鎖… 見える者には精霊と美とが見え、見えないものには金しか見えない。 これが今の社会の現実だと、彼は作品を通して訴えたのではないだろうか? 彼の最後のカメラ目線に心が射抜かれた。

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R41

3.0映像と、レオの演技に尽きる

2024年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

正直、主人公に共感できなかったし、物語に魅力も少ない。 分かりやすい動機と、不屈の魂、それを説得力たっぷりに演じてみせたレオナルド・ディカプリオの存在、彼なくしてこの映画は完成しなかったし、まずひどい失敗作になっていただろう。 自然光のみでの撮影とか、旋律を排して臨場感を高める音楽とか、アカデミー賞他各方面からの絶賛だったりとか、この映画を観る理由はいろいろあるでしょうが、私にとっては映像と、レオナルド・ディカプリオ!! このふたつの要素だけが、この映画で光っていたもの。

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うそつきかもめ

4.0\(* ̄(エ) ̄*)/クマー!

2024年4月27日
iPhoneアプリから投稿

レオナルド・ディカプリオ主演。 アメリカ人大好き!罠猟師ヒュー・グラスの半生を描いた『蘇った亡霊:ある復讐の物語(The Revenant: A Novel of Revenge)』を映画化。 【ストーリー】 毛皮ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟団と息子のホークともに、攻撃的な先住民の脅威を避けて困難なルートでの撤退を余儀なくされていた。 だが子づれのグリズリーに遭遇し、重傷を負ってしまう。 手遅れと判断した隊長は、グラスを置いてさらに撤退の判断をくだす。 埋葬役としてのこされた3名の1人フィッツジェラルドは、さっさと片づけようとグラスを殺そうとするが、ホークに見つかり失敗、ホークを殺して逃げる。 グラスはホークへの復讐を誓い、その背を追う。 生々しい物語です。 寒そうで痛そうでしんどそう。 自然光で撮った雄大な自然の中、際立つのはアナログな手法をまじえて作ったデジタル撮影。 グラスが襲われるシーンは、男性2人がかりでディカプリオの首すじをつかんでめっちゃくちゃにふり回すという荒々しい撮り方をした素材に、CGエフェクトをかけたもの。 見ただけで首すじちがえそうな、危険な撮影手法です。 しかもあれ1週間つづけたんですって。無理。首無理。 その甲斐あって本当にこのクマこわい。ガブってされたら死にそう。いや死ぬ。 その苦労報われて、舞台となった西部開拓時代のアメリカ北西部プラット川流域の自然のワイルドさを、十分に観客に伝えてくれてます。 この作品でついに念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したディカプリオ。 男としては、ロマンチックな女顔イケメンよりも断然こっちの男臭い復讐譚に反応しちゃう!ビクンビクン! な、力のこもった映像作品でした。

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かせさん

3.5グロテスクと神聖は紙一重

2024年3月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

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Don-chan

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