ザ・ギフトのレビュー・感想・評価
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不気味な映画
非常に不気味な映画だと思う。
いじめっ子は昔のことを覚えてないにしても、被害者は覚え続けている。そんな、教訓めいたお話でした。
まぁ、ラスト前に、だいたいラストの予想ができてしまったのが残念だな。
あのー
なんか長文で映画評論家にでもなったかのような表現で絶賛の感想文書いてる奴いるけど、何の変哲も無いただのスリラーなんで、ハードル上げて観るとガッカリするのでご注意ください。
驚愕のラスト?
いえいえ、いたってシンプルです笑
ミスリードが呼び覚ます先入観の落とし穴
この映画はまずキャスティングが完璧。物語が表現したいことを体現するのに、ジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホール、そしてジョエル・エドガートンという2人の配役はパーフェクトで、このキャスティングだけで設定の説明がついてしまうほど。そして三者三様の個性とパブリックイメージを完全に利用して、巧みなサスペンススリラーが紡がれていく。ジェイソン・ベイトマンが映画の中にいれば、観客は何を思うか、そしてジョエル・エドガートンが映画の中にいれば観客は何をイメージするか、レベッカ・ホールも同様に。そういった観客の先入観やもっというなれば人が人に対して抱く偏見のようなものを利用した上で成立させた物語であるため、少しでも観客の抱くイメージを読み違えれば物語の筋が合わなくなってしまうところを、脚本家としてのジョエル・エドガートンは一切読み違うことなく、観客の抱くイメージを物語の中に取り入れる形でストーリーを展開させるという技巧をやってのける。正直この映画で製作・監督・脚本・出演の4役を果たしたエドガートンだが、この脚本の筆力に一番驚かされた。脚本の中に、「観客の目」という登場人物がきちんと存在して感じられるくらい、映画の受け手が視野に入った脚本。これってすごいこと。
物語の中においても、人が人に対するイメージや先入観に惑わされ、事実が事実に見えなくなったり、思い込みで早合点をしたりという様子を鋭く描き、そこを切り込んでいる。物語はごく普通の恵まれた夫婦のもとに、突如奇妙な男が狙いを定めるスリラーとして始まる。しかしそれは、観客の勝手なイメージから見た事実でしかない。人が自然と抱く思い込みが、見え透いたはずの真実を歪めて捉えてしまう怖さ。人が人に対して抱く先入観やイメージの鎧を一枚ずつはぎ取っていくと、ようやく真実に近づくことが出来、そうした時に気づく自分の目の曇り。この目は確かにものを見ているはずなのに、見たと思ったものしか見ておらず、見たつもりになって見ていないものを見たと信じ込んだりもしてしまう。そういうことを、この映画は観客に仕掛け、挑むようにして物語にする。一歩間違えば大失敗。でもジョエル・エドガートンは見誤らなかった。巧い。
これはきっと、映画が好きで、ジェイソン・ベイトマンやレベッカ・ホールそしてジョエル・エドガートンの作品を多数見て、よく知っていると自負する人であればあるほど、この映画の秀逸なミスリードに嵌ってしまうだろう。そしてそういう人の方が、この映画を楽しめるだろうと思う。
よく出来きたストーリー
ジョエルエドガートン。この作品の彼は終始優しい顔をして居たように思える。そのせいかあまり不気味には感じなかった。パッケージの表紙が一番不気味。
むしろそちらよりも良い人そうなジェイソンペイトマン演じる旦那の変わりようと本性に驚かされた。
レベッカホール演じる奥さんは不憫でなりません。でも旦那の本性を知るきっかけになったという点では…
何もなかったというのが一番良い終わり方だと思いますが、どうなのでしょうね。
一番の被害者は誰か
物語の序盤は彼と妻に感情移入し
ゴードンはひたすら不気味な存在だが、
サイモンがタチの悪いのいじめっ子だと
わかった瞬間に誰の気持ちに沿って
観ればいいのかわからなくなった。
この作品では、
主要な登場人物全員が被害者になっている。
その中で、一番の被害者は誰か?
サイモンに人生を狂わされたゴードンか?
その代償に嫌がらせをされ、
ラストで最悪の結果を迎えるサイモンか?
それとも嫌がらせをされた挙句
サイモンにも裏切られた妻か?
サイモンはぐうの音も出ないほどのクズだ。
しかし彼の妻はどうだろう。
何も悪いことはしていない。
ゴードンに嫌がらせをされ、
サイモンにも騙されていた二重の被害者だ。
そんな妻に救いはない。
主人公に罰をあたえるための犠牲になっている。
ゴードンも悲しい人間ではあるが、
何も罪を犯していない妻が
一番の被害者なのかもしれない。
「ラストの衝撃に耐えられるか?」と予告で
言ってた割に大した衝撃ではない。
だって現代にはDNA鑑定があるじゃないか。
自分の子供かどうかは後々確実にわかるのだ。
それを確認する前に物語は終わってしまったが
ソコは大事な部分じゃないか?
「自分の子供じゃない!なんで?」
というトコまで話を持って行ってから
種明かしをした方が驚くと思う。
しかしそうなると
ゴードンは完全に悪者になってしまう。
それは製作者の意図ではないだろうから、
この映画にとってはこのオチが
最善なのかもしれない。
というより、衝撃とか
そういう方向のオチではないように思える。
何かと言われても上手く答えられないのが
苦しいところだが…
演出は良く、
ジワジワと恐怖が忍び寄ってくる様が
上手く描写されていた。
すごく良くできたサスペンスだけど…
確かに衝撃のラストだったけど、、
DNA鑑定すれば分かること。
事実無根を事実と広められた復讐だから、ゴードの子じゃ無いだろうし、シカゴで1度妊娠してるならサイモンが種無しって事も無いだろうし。
ゴードは人生台無しにされたんだから、サイモンにも一生モノの不幸を見舞ってやって欲しかった。
DNA鑑定の無い時代なら伝説となるサスペンスの名作だったかな。
大人になってもいじめっ子はいる。
(あらすじ)
転勤先で幸せな生活を送る夫婦:サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)の前に、サイモンの高校の同級生:ゴード(ジョエル・エガ―トン)が現れる。
すると再会を喜んだゴードから、贈り物が届くようになる。
ワインに始まり、金魚、自宅に呼んで接待。しかし、その家は全くの他人の家。
どこ?って訳ではないけど、どこか妙で怖いゴード。が、確かに怖いゴードに変わる頃、子供を流産し、精神的に不安定だったロビンに変化が……。
本作はジョエル・エガ―トンの初監督作品で、脚本、制作を務めています。
※年末観ました。
最初からゴードを怪しんでいるサイモンには、隠された過去がある。
これ、ネタバレになるのかな?
サイモン=いじめっ子
ゴード=いじめられっ子
ロビン=いじめられっ子だったけどいじめっ子と結婚。だけど、そんな夫のいじめっ子な過去は知らない。
この居心地の悪さ、何?ストーリー展開からラストまで、1行で語れるくらい単純なんだけど、ジョエル・エガ―トンがとにかく妙なので。
妙と妙の中間ぐらいの絶妙の演技から~、急カーブを曲がって狂気へ到着する瞬間が、やっぱ一番怖いですかね。
時々、バリバリバリーーーーー!っていう、尖った音楽が流れてびっくりしました。
それまでは、怖いっつーか、とにかく居心地が悪いんです。
だってゴード=妙と妙の狭間。
ロビン=妙なんだけど根はは良い人。
以外は、基本的にほぼ全員が嫌な奴なのですよ。
妙なゴードをネタにして笑う、隣人達とか。
どっちかっていうと、この人達に対して嫌悪感を持ちました。
この人達って、大人のいじめっ子だなーって。
なのでゴートは薄気味悪いとこあるんだけど、同時に気の毒にも思えてくるんですよ。
ラストもゴードの側に立って、「ざまーみろ」って思ってる自分もいました。
で、贈り物攻撃だから、「ザ・ギフト」なんて思ってたら違う!
最初の台詞を思い出して、あー、なるほどと思う。いやな感じ。鑑賞後も続きますよ。
でも勘の良い方ならピンとくる、あまり伏せてる感じがしない線なので、タイトルちょっと変えた方がいいかも?
あと、ロビン役のレベッカ・ホール。凄く綺麗だと思いますけど、体型含めシェリー・デュヴァルが思い出され、病んでくならあのくらい病んでくれ!と、期待してしまいました。
ジェイソン・ベイトマンはコメディのイメージが強いけど、こんないやな奴もやれるんですねー。新鮮です。
低予算ながら、上手くできたお話でした。
スーベニア
監督として撮り方や展開は無難中の無難だったけど、俳優としてのジョエル・エドガートンは現役最高レベルだと思った。
ストーリーも直接的に不快なシーンはほぼ無いのだがジワジワ心臓に来るうまい作りだった。
これはヒットするよね。
98
良質のスリラー復習劇
人間は誰でも二つの顔を持つ。
例えば、職場ではイヤな奴でみんなから嫌われている男が、家庭では良き夫・良き父で友人も多かったりする。
家族や友人は職場でのイヤな一面を知らない。
イジメっ子は、いじめられる側の気持ちが分からない。
イジメ行為で相手が大きく傷ついたとしても、些細なイタズラにすぎず、その程度で傷ついている相手が悪いと考える。
イジメっ子は大抵狡猾なので、案外社会に出て成功しているかもしれない。
そうなると、一生イジメたことを反省したり心を入れ換えたりはしないだろう。
…と、いうような主題て作られたのだろう。
主人公夫婦は引越先で夫の高校時代の同級生と出会う。
その男が不自然な行動を見せるのだが、やがて、妻は夫の真の姿を知るに至り、夫はキャリアの危機を迎える。
オーソドックスなスリラーの手法で、地味な演出だ。
極上とは言えないが、良質な仕上がりだと思う。
うーん イマイチ〜 ワインとか 口に入れるものを 玄関に置かれるの...
うーん
イマイチ〜
ワインとか
口に入れるものを
玄関に置かれるのなんて
私は無理〜
しかも
旦那が居ない時に
来るだけでも気持ち悪いのに
家の中に入れる神経わかんない
向こうは
当たり前の習慣なのか?
勝手に鯉
泳がせてたり
恐怖なんですけどぉ
なのに
初っ端からゴードに肩入れする
奥さんの
気が知れない
クソ旦那に愛想尽かすのは
わかるけどね〜
さて
どっちの子かわからないけど
子供を授かったって事で
奧さん的には
良かったのかなぁ?
期待し過ぎた
全米が震え上がる?
正直そうかぁ?って感じ。展開は面白いが、最後の最後でもう少し盛り上がりというか、大どんでん返しみたいなのを期待したが、完全に肩透かし。
20年くらい前に、こういう思いした映画を幾度と観たが、久々に味わった。このラストの裏切られ感。
ま、序盤や途中から既に展開の腐った映画よりはマシだが。
後半は・・・
宣伝を見て期待して観に行きました。
前半はの不気味さは最高に面白かったです(^^;
シャワーでのシーンはビックリ⁉️
後半はゴードとサイモンの過去が明らかになり、なんか短絡的な展開にイマイチ盛り上がらなかった(-.-)y-., o O
でもあの子はどっちの子なんだろう?
ハラハラと緊張感の有る展開で、何度かビクッとさせられました。 でも...
ハラハラと緊張感の有る展開で、何度かビクッとさせられました。
でも、どこかで見たようなシーンや演出が多いです。
ラストもゴードが一発必中のスナイパーじゃないと成り立ちませんよね。
衝撃のギフト
流産の経験から、精神的に不安定になっている妻ロビン(レベッカ・ホール)を気遣い小高い山の上に引っ越して来た一組の夫婦。
街で買い物の途中、高校の同級生ゴード(ジョエル・エドガートン)だと名乗る男が、サイモン(ジェイソン・ベイトマン)夫婦に声を掛けてきた。
その後、玄関前に1本のワインが置かれていた。それはゴードからのものだった。
初めはそれ程気にも留めていなかったが、その後も度々受け取るギフトや、不審な出来事に、ロビンは怯え始める…。
ギフトが、どんどんエスカレートしていって、とんでもないことが起きるんだろうなと、想像できる。
ゴードが贈った最後のギフトとは…そういうことだったのか…。
ゴード自身がされた仕打ちを、加害者であるサイモンに味わわせることで、その辛さを解らせたかっただけだと思ってたけど、最後に病院で、ガラス越しに子供の顔を見てヘタり込んでいたサイモンは、最後のギフトに絶望したのだろう。
初めは、まさか…ゴードの…じゃないよね?って思ったんだけど
チャンスをやったのに…っと言うセリフを思い出してみると…やっぱり衝撃のギフトなんだなと。
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