空人

劇場公開日:

空人

解説

自身の特攻隊体験をベースに、元特攻隊員の苦悩を描いた清宮零による同名小説を「童貞放浪記」などを手がけた小沼雄一のメガホンにより映画化。1945年、特別攻撃隊に志願した勝雄に出撃命令が下された。しかし、高熱を発し、出撃できなくなった勝雄の代わりに、飛行兵曹長の阿部が出撃することとなる。勝雄を弟のように可愛がった阿部は、戻ることなく終戦を迎え、あれから70年、余命半年と宣告された勝雄は、罪滅ぼしにと阿部の菩提寺を訪れる。元特攻隊員の主人公・勝雄に2012年の「ライク・サムワン・イン・ラブ」で84歳にして映画初主演を務めたベテラン俳優の奥野匡。高橋かおり、山下徹大、小山田サユリ、織本順吉らが脇を固める。

2015年製作/115分/G/日本
配給:SEIWA FILMS
劇場公開日:2016年1月16日

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映画レビュー

3.0清宮零原作の小説の映画化。 清水勝雄という爺様が主人公で墓参りから...

2021年4月4日
スマートフォンから投稿

清宮零原作の小説の映画化。
清水勝雄という爺様が主人公で墓参りからはじまる。そのお墓は、自分の代わりに死んだ先輩の墓。家族にあって60年以上逃げ続けていた卑怯者ですと謝罪するんだけど。特攻隊出撃前日の夜に外でて裸で転げるシーンある。熱出す為にやったと思われ。高熱でいけなくて欠員補充で出撃することになったのが先輩。
その先輩の妹の静子と結婚する話が手紙でされてたけど、自分のせいで死んだ先輩に申し訳なくて、静子とは結婚せずに別の女性と結婚した。息子もいる。
いろいろあって既に他界していない静子と結婚式を挙げる、ムカサリの儀式というもの。
フィクションだからいいけど後半は違和感、無理そう。

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5.0若者だからこそ観てよかった

2016年1月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

戦争、特攻隊という、僕ら若者には遠い遠い過去のようなものを、同じ世代の役者さんたちが演じていました。彼らの切迫した演技が、その当時を知らない僕にも、戦争の苦しみを考えさせてくれました。そして、戦争が終わってもなお苦しみ続ける主人公は僕らのおじいちゃん、おばあちゃん世代。最初のシーンでその苦しみや苦悩が伝わってきました。そして、死が裏テーマかなと思わせるようないろいろな描写がさらに怖さを増していました。
しかし、戦争がテーマということで暗い作品かなと思っていましたが、映画では山形のとてもきれいな景色や明るい未来を思わせる描写も多くて、とても楽しく観ることができました。おじいちゃんと娘さんの恋愛のような関係が、とても可愛いようで生々しかったのが印象です。
全体的に大変満足な作品でした。

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じゅんぺい