あの頃エッフェル塔の下で
劇場公開日:2015年12月19日
解説
「そして僕は恋をする」などで知られるフランスの名匠アルノー・デプレシャンが監督・脚本を手がけた青春ドラマ。長い海外生活を終えて故郷フランスへ戻ることになった外交官で人類学者のポールは、パスポートに問題が見つかり空港で止められてしまう。自分と同じ名前のパスポートを持つ男に共産圏のスパイ疑惑がかけられていると聞いたポールは、心の奥にしまい込んでいた青春時代の思い出を呼び起こしていく。決して平凡とは言えなかった少年時代、危険に満ちたソ連への旅、そして憧れの女性エステルとの恋。パリの大学に通うポールと故郷リールで暮らすエステルは、互いを思いながら毎日のように手紙を書きつづっていた。数十年ぶりにエステルからの手紙を読み返したポールは、ある真実に気づく。若き日の主人公ポールとエステルには、本作が映画デビュー作となる新人俳優カンタン・ドルメールとルー・ロワ=ルコリネを抜擢。デプレシャン監督作の常連で「そして僕は恋をする」でも主人公ポールを演じた名優マチュー・アマルリックが現在のポールを演じた。
2015年製作/123分/R15+/フランス
原題:Trois souvenirs de ma jeunesse
配給:セテラ・インターナショナル
スタッフ・キャスト
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2020年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
1回目鑑賞した時に退屈で寝てしまい、2回目を鑑賞した時もうつらうつらしてしまいました。マーガレット・ミードの本とジャネット・ジャクソンしか思いだせません。マチュー・アマルリックの登場が少なく、残念でした。
パリなら、エッフェル塔の見える狭い屋根裏部屋。
東京なら、ズバリ神田川を見下ろす小さな下宿だろう。
女を愛しながら 猛烈に勉強もするあの頃の若者たちのララバイだった。
そして、あの日々の思い出をイジイジと今も引きずるってところだよねー。これってあの70年代を生きた人間たちの共通性なのかも知れないです、
かぐや姫ワールドです。
前半は、ラブストーリーのつもりでレンタルしたのにスパイ物を借りてしまったのか ??と面喰らった展開。
旧ソ連への潜入と旅券譲渡の後始末で、どうなる事かと思った。
でも、
「あの頃の自分」と「現在の自分」と、2つのポールのどっちが本物なのか、つながっているのか別物なのか。自分でもわからなくなるって象徴的なエピソードだったわけだ。
"分身"は死んだことを告げられて「自分の死亡報告書」を手に取るポール。刺さるシーン。
「あの頃のきみはもう死んだんだよね?」と、いきなり観賞者に差し向けられる問い。
フランス人も、こんなウェットな映画作るとは知らなかったわ。
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で、
唐突に自分語りをしますが-
僕も若い頃、いろいろ挫折して、嫁と子供を残してエッフェル塔に登りに行きました。
学生結婚だったな。
一緒にギリシャ語を勉強したのも映画と同じで(驚)。
塔の上からパリの煤気た象牙色の街並みを見渡して、そして手すりに寄りかかって真下を見下ろしたら、はるか遠くの緑の芝生に
Je t'aime Marie
と。芝生を靴で削って書いたのか、下手くそな大きな文字が読めた。
誰かがここでサプライズの告白したのね・・・
微笑ましくって、そこで日本の連れ合いへの絵はがきを書いた。彼女のあだ名もマリーだったのです。
・・・後年別れたけれど。
うひゃー!!
おいらも モロ「神田川」やってるし。
美しくて知的。
そして俳優たちがまた良いね👍
観ているこっちもエステルの魅力に翻弄されてしまった。
最後のシーンが素敵。
人生に一度はあんな女性に出会いたい。
2017年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ポールは高校時代、親友ときゅソ連で向こう見ずなことをやった。
そして大学時代、エステルと熱烈な恋に落ちる。
この恋愛が変わっていて、フランス人もびっくりじゃないかな。
若いということは、それだけで楽しい。