バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価
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人々のちょっとした善意が本当に気持ちいい話。
現実問題としてある国/宗教の対立を背景に、人の善意が物語を紡いでいく極上エンターテイメント!
ラスト……あんなもん泣くわ!号泣してしまいました。
いままでのちょっとした一言や登場人物が効いてくる名シーン。
感動ってトコでは今年一番になる予感。
インド映画の数/質でピークをピークたるものにする力技はアッパレ! もう感情の逃げ場がない笑
最初の45分くらいは使って主人公の人となりを説明するモノローグ。
インド映画らしい贅沢な時間の使い方だなぁ。
ここはバスの中での昔話ってテイ。周りが楽しそうに話を聞いてるのがほっこり。
すごく幸せなシーン。まったりした前半も大好きかもー。
個人的なインド映画あるあるで”そりゃ怒られるだろう;” ”自分が招いたミスやないかーい”ってのが今作にもあって、中盤はちょい感情移入できないとこも。
バジュランギのやりすぎな正直っぷりについていけなくなったり。
それが終盤に覆る!あんなこと思った自分を恥じることに;
中盤からロードムービー風になってから登場する第三のメインキャラクターが好きでした。
おっちょこちょいかと思いきやめっちゃ熱いやないか!
音楽が素晴らしい。
うわー、めっちゃ良い曲って場面が何度も。 爽やかテイストのギターで大好きな曲があった。
そしてクライマックスシーンの音楽。
アレは半端ないです。物語の展開と音のボリュームが殺しにきてる。
人々のちょっとした善意が本当に気持ちいい話。 人間の愛の話だなぁ。
映画館では、コメディパートは声を出して笑ってる人がいたし、感動パートでは声を出して泣いてる人がいた。 劇場全体で楽しんだ気がします。
素晴らしいエンターテイメント!
ほっこり。
レディースデイとは言え、平日昼間で客席はほぼ満員。
インドに独り置き去りになってしまった失語症のパキスタン人少女と出会った主人公パワンが、その故郷を求めて悪戦苦闘する物語。
もちろん我々観客は「親子の再会」と「少女との別れ」をクライマックスの目印に定めて観ていく訳だが、実際のクライマックスはむしろ微妙にソコを(いい意味で)外して来たな、という印象。
自らが信ずるものに従順であり続けようとする誠実さとその勇気。断絶されていたものが結びつきを取り戻し、叶わないと思っていた奇跡が起きる。
これみよがしのもったいぶった演出、ご都合主義の展開(ちょっと目を離したスキにいなくなる…てシーン何回あった?)も気にならなくはないが、それでも主人公たちのひたむきな態度に、最後まで清々しい気持ちで見守っていられた。
歴史や政治、宗教や民族による文化の違いが分断に繋がっている状況が、我々にもとても分かりやすく表現されていて、インド映画初心者でも問題ないのではないだろうか。
名物の歌とダンスも、パワンの登場シーンはビックリさせられるが、総じて上手く挿入されている。
私には「絶賛」「号泣」「★5つ」とまではならなかったものの、素直で幸せな気持ちになれる映画。
上映館数も回数も期間もおそらく残り少ないので、興味のある方はお早目に。
ストーリーはベタ だけどそれでいい!感動!
邦画には敵わないインド映画のスケール感・スピード感に圧倒されました!
生まれた時から声を出せない障碍があり、願掛け先のインドで母親とはぐれて独りぼっちになってしまったパキスタン少女シャヒーダーを、正直者のインド人青年パワンが旅券も査証も持たずに印パ国境を越えて送り届ける話。パワン青年は信心がとても深いナイスガイですが、馬鹿が付く位の正直者で嘘を付けない。それが邪魔をしてこの殆ど無謀とも言える旅は決してスムーズには進まない。しかし、反対に間一髪の危機にあっては、その正直さが身を救っってくれたりして、紆余曲折を経ながらストーリーが展開していくところがこの作品の醍醐味でしょう。しかし本作の底流には、宗教の違いで袂を分かって以来、現在まで綿々と続く印パ両国間の因縁の根深い対立についての強い問題意識があるのは疑いようのない処かと。しかし扱い方を一つ間違えるとそれこそ炎上しかねないタブーのようなこの事象を、意表を突く構想と壮大なスケールでさらりとエンタテイメントに仕立ててみせるインド映画の底力は本当に凄いと思いました(実話を下敷きにした作品であればもっと良かったのに、などと言う無い物ねだりのようなことは言うまい...) 最後にシャヒーダ役の女の子ですが、役柄ゆえセリフは全くないのですが、その仕草が何とも愛らしく、この作品に天使のようなアクセントを加えてくれていたように思いました。
胸も涙腺も熱くなる密入国ロードムービー。
宣伝してないが、素晴らしい映画
ポスターも宣伝も見かけませんが、珍しいインド映画ということで家族で見に行きました。映画タイトルもピンとこないものだったので、過剰な期待をせずに鑑賞したちころ、結果家族の前で号泣する羽目になりました。正直冒頭から危なかったのですが、後半になると畳み掛けられるので涙腺が崩壊してしまいます。もう一回観に行くときはタオル持っていこうと思いました。欲を言えば、目が悪い人向けや子供向けの吹き替え版があると良いと思います。私の中では、これまで観たお勧め映画の殿堂入りですね。
愛と平和と笑いと。本当に素敵な映画。
真面目で信心深い青年(バシュランギおじさん)と、言葉を発することができないけれど屈託のない素直な少女。家族とはぐれてしまった少女を、文字通り命がけで親の元に届けようとする青年。2人を中心に描かれる愛と感動のお話。
そしてただそれだけでなく、インドとパキスタン、ヒンドゥーとムスリム間の敵意や偏見などを描きつつ、お互いいいところあるじゃないか、いがみ合わずに相手を知ろうとしようよ仲良くしようじゃないか、みたいなそんな素敵なメッセージもさりげなく感じさせてくる。
そして、ちょこちょこ笑いもあり、ザ・インド映画なミュージカルな場面もあり。さらに、カシミールの雄大な景色の美しさもあり。
最高の映画。本当に観て良かった!
楽しかった‼️
予測可能回避不可能
大切な人ともう一度観たい
愛がすべて
宗教・国差という複雑な問題を丁寧に描く
どうして日本では話題にならないんだろうと思うくらい面白かった。
パキスタンに住んでいた女の子(ムスリム教)は口がきけない。
彼女はインドで迷子になってしまい、それをバジュランギ(バラモン教)が保護をして母親を探すために奮闘する、というお話。
あらすじを読んで大体話の想像がつく人もいるかもしれない。
お察しのとおりお話の筋は王道だ。目新しいものではない。
それでも見に行ってほしい。
王道のストーリーを、この映画は実に丁寧に魅力的に描ききっている。
この映画にはムスリム⇔バラモン教と、パキスタン⇔インドという宗教差と国差が登場する。
とは言え歴史を知らなくても大丈夫。現に私はぜんぜん知らなかった。
宗教によって崇める神も、崇め方も、過ごし方も違う。
そして国が違うことは、歴史で起きた殺戮に対する憎しみを生む。
2人はあまりにも違う。
女の子の母を捜す中で、この映画ではそういう偏見や差別を実にストレートに描いている。
だからこそ、バジュランギと女の子が宗教も国も超えて心を通わせていくシーンに説得力が生まれている。
これ以上はネタバレになるため書けないが、そういった説得力がこの映画の感動を生んでいる。
そして主演の女の子がとても可愛い。
声を出せないからこそ、表情や仕草で感情を伝えているがすごい演技力だ。
主演のバジュランギももちろん素晴らしいが、女の子の名演技がこの作品の質を高めていると思う。
私はこの作品を涙なしでは見られなかった。
バジュランギおじさんと小さな迷子の子、2人のストーリーをぜひ見て欲しい。まだ間に合う。
これは約束された涙なのでは
涙あり笑いあり、最初から最後まで胸の熱くなる優しさと愛に溢れた映画...
国境を越えて…
重い主題だが美しい
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