殿、利息でござる!のレビュー・感想・評価
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コメディではない感動的なストーリー
阿部サダヲ主演作品の時代劇なのでてっきりコメディなのかと思いきや、素敵な感動実話でいい意味でも悪い意味でも裏切られた。いい意味ではお気楽コメディだと思っていたにも関わらず、ちょっと考えさせられるような”襟を正されるような”感動話であったが、悪い意味では広告宣伝的にはコメディのルックなので正直勿体ないような気もした。
「慎む」ということを現代においても説いているような作品で良作の時代劇だったと思う。またラストに「劇」でない場面があるのだが、そこへの落とし込み方が秀逸すぎてエンディングで我に返らされる構図はなかなか憎い。
実話だからこそ見る価値あり
実話だということを前提に、終始感動し、
ハッピーエンドを心から願いながら観ました。
100年以上も昔の話で、「大変な時代だったのだな」と他人事とも取れますが、
私は「自分だったらどうだろう?」と、
とても考えさせられました。
全くもって、現実味のない話ではないと思えたからです。
若い人が出で行き、人口が減っていく地方の田舎町。
それが自分が住む町やふるさとだとしたら。
今の時代で言うと、クラウドファンディングとかあるけれど、
町を守るために、見返りを求めず、破産覚悟でお金を出すことができるだろうか。
できないなと。
自分の生活を守ることで精一杯だし、住めなくなったら出ていけばいい、そんな気軽な気持ちでいる。
この話が実話であるが故に、そんな自分に喝が入る。
実際何ができるかなんて分からないけれど、
ふるさとを守る気持ち。
ふるさとに住む仲間を大事にする気持ち。
決して無くしてはいけないなと、
そう思わせてくれる映画でした。
こんな素晴らしい実話があったこと、知れて本当に良かった。
ポスターに、騙された。
「おぬしも悪よのお~」的な銭もうけの話だと思ってたんです。
ちゃいまんがな、全然。
村人たちのために、奔走する人たち&お役人たちの、群像劇です。
私が興味深かったのは。
「お金を殿さまにお貸しするので、その分利息が欲しい」という伺い文章を。肝煎り(村役人)⇒大肝煎り⇒収入司と持って行っても、また突き返されて、再度・・・。と、今と全く変わらんなあということかな。
羽入君、殿さま役が板についてました。
課題図書のようで退屈
出だしで濱田岳のナレーションが頭に入らない、竹内結子の帳簿の字が汚くて不安になりました。本当にお金の話しかないので単調で、129分がとても長く感じました。寺脇は亀山にしか見えないので苦手です。日々不正蓄財を続ける政治家や役人、海外にばら撒き続ける首相、若者を犠牲にして肥え太る企業などが当たり前になってしまい、いくら無私の日本人!実話!と言われても現代の日本人とあまりに乖離しすぎて、まるで創作のようでしっくり来ませんでした。暮らしが酷くなってからマスコミがしきりに喧伝する「日本人ってこんなに素晴らしい」という洗脳だけでは残念ながら腹も膨れません。
ああ、当たり映画だ。
こんなお話が、時代劇なのに刀で切る切らない、武士道とは、とかではなく。
いかにして、自分たちの村を良くしようと考えて動く人たちの話。しかもこれが実話なわけで。
素晴らしいです。
こんな人たちがいたから今がある。礎として成り立っているんですな。
感動した。
お涙頂戴ではないけども、グッっとくるものがある。
あれ、監督、中村義洋さんだ、、、
感動モノ
ポスターやパッケージの雰囲気に騙されちゃいけません。
コメディではなく人情モノの時代劇です。
しかしキャストも脚本も非常に良い!
序盤で軽く笑わせられて、気が付けばぐいぐい引き込まれ
中盤以降は登場人物と一緒に一喜一憂している感じでした。
穀田屋(阿部サダヲ)の家族が抱えた秘密が明らかになっていくシーンでは、目頭が熱くなりました。
浄財とはこの事。
パッケージで最初はコメディかと思いましたが、感動しました。
しかも実話とは!このような人がいたのかと感心させられる映画。所々笑いと涙ありと飽きさせない内容でした。
今繁栄しているのも、過去の先人の苦労の上に成り立っているってことを教えられる作品。
面白かった!
ストーリーはもう少しコミカルにテンポよく進むのかなって思ってたら意外と地味だった。
けど、めちゃくちゃ良いストーリー!!\( ˙-˙ )/
少し芝居臭いけれど、時代劇だし全然あり!
そのくらいの方が面白味も出てよかった♪
そして配役が豪華〜(笑)好きどころが満載で満足(*´˘`*)♡
無言実行の格好良さ
話は地味だけど、惹きつけられる熱量があって面白かった。
百姓たちが町を潰さないよう知恵を振り絞りお金を工面して奮闘する様は面白かったけど、この時代の何に重きを置いてるかがイマイチ分からず松田龍平が一度はお金を受け付けず4.50年前からの計画だと分かって、いちゃもんは付けながらも受け取る意味の面白さが分からなかった。
あと、百姓も案外その気になればお金があるんだなと思った。
私利私欲、名声のためにお金を貸そうとする人も肝煎りの一声で誰にも知られず我らでやろう!と一致団結するのが人間らしいけど律してるところが良いなと思った。
しかし、みんな良い人ばかり。良い人の周りには良い人が集まるのだな。
阿部サダヲの家族の真実が分かって行くところはグッと来た。
実話なんだ!
瑛太の段々やる気出してく感じが上手いと思った。
時代劇は勧善懲悪が多いけど、珍しく本当に悪いやつというのがいない。
それでも盛り上がりも見せ場もある見ごたえある作品だった。
山崎さんと堀部さんは特に良い役だったなぁ。
実話をうまい人情ドラマに
金の使い方ってこう言うのがカッコいい使い方だと思う。
慎みの掟には笑ってしまうが昔の人々が真面目に考えていたんだろうなぁ。
お上に金を貸して利息をとるってスタートから、吉岡の宿を巻き込んだ大事になっていく経過は観ていて楽しい。
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