ヴィジットのレビュー・感想・評価
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本当に怖いのは・・・?いろんな意味で身の毛がよだつ、戦慄の恐怖。
【賛否両論チェック】
賛:姉弟が巻き込まれる恐怖の顛末が、モキュメンリーならではの臨場感溢れる視点で、淡々と描かれていく。
否:「どんでん返しがある」と深読みしすぎると、案外拍子抜けしてしまうかも。急に驚かせるシーンもかなり多いので、苦手な人には絶対不向き。
最近のホラー映画やサスペンス映画でお馴染みの、モキュメンタリー形式なので、最初は元気いっぱいだったベッカとタイラーが、次第に迫りくる恐怖の影に苛まれていく様子が、淡々と描かれていきます。そのリアルな様子が、物語の不気味な雰囲気をより一層際立たせています。
ただ、真相そのものは案外単純というか、あまり深読みしすぎてしまうと、かえって拍子抜けしてしまう感が否めないのもまた事実です。あまり言うとネタバレになってしまいますので、本当のところは是非、ご自身の目でお確かめ下さい(笑)。
急に驚かせるシーンはメッチャ多いので、それだけはお気をつけて。
一周回って、シックス・センス枠に戻る謎。
私は疑り深い人間で、裏の裏の裏を読み、でんぐり返しを繰り返し、首すじを痛めてしまう人間です。いや、首筋を痛めるくらい、色々と考えを巡らせる作品が大好きなんです。
また、大勢の人が酷評している作品は、全力で擁護したい捻くれタイプです。
そんな私がずっと柱の陰から見守り続けている彼、そしてその作品達。
"シックス・センス"という姑息な作品がまんまとヒットしてしまい、「現代のヒッチコック」って言われるのを否定せずに受け止め(w)、ラストでびっくり映画を期待する観客から逃げられなくなってしまい、その後は巧みなメタファー、しっかりしたテーマのある映画を撮ろうと、「ラストがつまんない!」と、一般客だけではなく、プロの批評家さん達にまで伝わらず、不当な評価をされ続け、鬱憤がたまって、思わず「レディ・イン・ザ・ウォーター」で批評家批判をしてしまい、「大失敗!」と烙印を押され、どんどん泥沼から抜け出せなくなり、「よし、こうなったらファンタジーや!ファンタジーやったら、どんでん返しとか期待されへんやろ!」って、(私は好きですが)"エアベンダー"を撮るも、ファンタジーにまで「ラストにどんでん返しがない!」と、ファンタジーですら、ラスト、ラスト!ってうっさいくらいに言われ、「マジか!?どないせーちゅーねん」な彼。
ええ、彼とは勿論、M・ナイト・シャマラン監督です。
姉のレベッカと、弟のタイラーが祖父母の家に滞在します。
そこには不思議な、グレムリン的なルールがあります。
1)楽しい時間を過ごすこと
2)好きなものは遠慮なく食べること
3)夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと
まぁ、勿論グレムリンと同じく、約束は破られるためにあるんです。
そうすると、祖父母が妙な態度をとりはじめて……っていう、スリラーっぽい感じです。
あ、グレムリンの3っつの約束って何でしたっけ?そうそう。
1)光に当ててはならない
2)水をかけてはならない
3)深夜(0時)を過ぎたらエサを与えてはならない
って、なんでこれだけなのに守れないんですかね!?守ってしまうと、話が進まないからですね。分かります。
本作は"パラノーマル・アクティビティ""インシディアス"のプロデューサーである、ジェイソン・ブラムと一緒にやってるので、最近は少し食傷気味のハンディ・モキュメンタリー方式で撮られています。
加齢で動体視力が衰えた私には、手ぶれってきついんです。
しかも低予算で、シャマランのセルフプロデュースらしいです。
でもですね、本作かなりシックス・センス的です。お話のプロット的にということですよ。テイストは、全然違います。
どんでん返せばいいんだろう!?お前らこれが欲しかったんだろ!?ほら、欲しかったと言え!
って、観客をM女、もしくはM男扱いしています(妄想です)。シャマラン監督の、開き直りさえ感じます。
マノジ、きっと諸々と吹っ切ったんだね。
でも、なんか寂しいような気がします。
だって、私がなんでシャマラン監督が好きかというと、自分が好きなキテレツな映画を一生懸命に撮ってるんだろーなーって感じるからです。
今回もセルフ・プロデュースだから、好きな映画なんでしょうけど……。一度作られたシックス・センス枠に、一周回ってまたはまりに行くの?って思ってしまう。
"オブ・ザ・ベースボール" を書いた円城塔せんせのように、もっと舐めきった不条理な世界を描き続けて欲しかった!分かんない観客には、歩み寄らんでも良かったのに!とか言ったら、怒られるかなぁ。
※今までのシャマラン作品は、ほぼプロモーションのミスリードで評価を下げています(観客はテーマを掴めないのもそのせいです)。毎回毎回、どんでん返しスリラー撮ってません(笑)本作も、いつもの東宝東和クオリティが酷い。予告の煽りも要らない。
期待しすぎた
あおり文句が酷すぎたんだな!w
こえ、オチというか謎?の部分見ても、あ、そうですかーとしか思えなかった。
むしろ最後にもうひとひねりくらいあるかなー、とか映画館明るくなるまでじっとスクリーン見つめてましたw
話は…どうなんでしょうか。
僕はもうビクビクしまくりで、いやでしたw
まぁそうい映画だと思うので、良くできた作品なのかな、多分。
Mナイトシャラマンらしいけど…
期待の念も込めたけど、やはりMナイトシャラマンらしいダラダラしたストーリー展開と変な脅かしと、途中でのネタバレと、肩透かしのオチは健在です。アメリカではウケるのか…ホント分かんない。
なかなかいい
なかなかいいです。おじいちゃんも不気味だが、おばあちゃんが怖い。少年はちょっとうざい。まあ、この姉弟は肝が据わっている。私なら隠しカメラの映像を見た後近所の家に助けを求めて逃げている。いくら祖父母でも包丁片手に扉の前に立たれていたら耐えられない。
さて話は、祖父母の家に遊びに行った姉弟の体験談となっている。祖父母は奇行を繰り返すがなんとか納得しようとし静かな恐怖を覚える。だが、母親に祖父母がおかしいことを訴え姿をカメラで見せることで急展開となる。たまに見かける展開たが、残りの時間の祖父母と思っていたものとの対決もなかなかだった。 ここで銃や刃物が出てこなかったことも好感が持てた。
最後これ皆壊れてしまう展開なんじゃないかと思ったが姉弟は元気で弟はやっぱりうざいままでほっとした。
ライトホラーかな。
タイトルなし(ネタバレ)
「あなたはもう騙されている」とか散々煽って来るから、どんなトリックだろ?と身構えながら鑑賞。
結果は、それだけ⁉︎って感想でした。
先入観無しで、純粋にホラー映画として観てたら楽しめたかも?
うーん。
最初から判っていて見ると、また見え方が変わりそうな映画ですね。1回目と2回目ではだいぶ印象も違いそうな感じ。かと言ってもう一回見に行くかと言うと…多分DVDとかgoogle play storeで出始めたら見る位だと思う。今年はこういう見てると騙されるというか勘違いさせるようなものは「イニシエーション・ラブ」でも見ましたが、こっちはそれに気付いた瞬間恐怖というか戦慄が走りました。そして「じゃあこの後どうなってしまうのか?」と思いました。が!そこまででもなかったかな…と思ってしまうのはやはり「シックスセンス」と比べてしまうからか?ま、悪くはないのではないかと。「別の恐怖」が味わえる作品。
叙述映画
映画でも小説でも使える叙述ミステリね
ありそうで、最近あまり見ない手法はさすが、、
あえてネタのあとでの活劇も見応えあった
田舎の祖父母たくに行きたがらない孫増えそう。
予想より上映館は少ないのは、マニア受け狙いの割に、二度見ることはないせいかな、、
叙述形式は普通は二度見たくなるものだが、このネタはあまりに単純明快すぎるのが、興行的にも余韻にも悪く響いてる。
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