ヴィジットのレビュー・感想・評価
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1つだけ腑に落ちない
誰か教えてくれませんか?
結局、精神病院から脱走したんだよね?ならすぐに捜索されるよね?
そこの辻褄合わせはあったかな?
だから今のところ星は4つ。
しかし、本当に怖かった。
この映画=姉弟の映像が編集されているのは分かっているから、殺されないのは分かっている。
だからあの怖さは、狂人の怖さもあるけど、子供の目線からの老人というものの不気味さなんだろうな。
でも、差はあるけど、年を取れば誰しもあんな風になるんだよな。
お得意のアレ。
鑑賞前に読んだレビューがやたら「原点回帰」となっていて、
なにが原点回帰?と思いながら観てみたら、あーなるほど、
結局シャマランお得意のアレだったわけね。あーハイハイ。
という感じに落ち着いた。今作が完全復活!?といわれる
背景はまったく分からないが、確かに彼らしいのは本当だ。
ただ、今さらPOVを使っての(低予算だからもあるけど)
撮り方も、色々散りばめた伏線も、あのバカっぽい母さんも、
その母さんに似た感のある不快な振舞のなぜか潔癖症な弟も、
とにかく謎!そこまで回収はできていない。笑って終わりだ。
結局そのくらい力を抜いて作った作品であることは明らかで、
やっていることは「シックス・センス」と大して変わってない。
監督が仕掛けたかったのはそこで、観ている客が「えーっ」と
なる後半まで、引っ張って引っ張って、どうだ!?なのよね。
しかし思い込みというのはホントに怖い。そこは確かだな。
老人の痴呆や障害、徘徊する様などを随所に見せ、子供達が
初めて出会う祖父母が実はボケていた!?それとも…という、
子供ながらの疑念&解決法を自力模索しているうちに恐怖が…
というスリラー。ある意味本当に怖い経験なのは確かなので、
昨今のオレオレ詐欺じゃないけど親子が疎遠になってはダメ。
常に声を聞き、顔を見て、生活行動を把握する。そうすれば、
こりゃおかしいぞ!?と気づけるわけだ。え、そういう映画?^^;
(半ケツ丸出しとか全裸とか、笑いようのない恐ろしさが満載)
シャマランらしいと言えば
単純に、面白かったです。
ドキドキするシーンが私にはヒットです。
シャマランの魅せ方。
「来る…来るよね…?来るよね!?」
と分かっていながらもビビってしまう。
やはり恐ろしいのは人間だな。
と再確認。笑
笑いあり、家族愛あり、ホラーあり。
時間つぶしにはちょうど良かったです。
シャマラン次回作も期待です。
面白かった
池袋の映画館で昼間で、ほぼ満員で驚いた。公開して1か月以上経っているのに、一日中上映していて、みんなどんな理由でこの映画を選んでいるのだろう。特に映画好きでもなさそうな、普通の老若男女が集まっていた。終わった後ロビーで女の子が「久しぶりに面白いホラー映画見た。でもこれホラー?幽霊とか出てないけど」と話していたのが微笑ましかった。
POVの技法が集中力を削ぐところではあったのだが、とても面白かった。精神病者を悪者として描くことにためらいのないところも思い切りがよかった。
うんちのついたオムツを顔になすりつけられる場面が一番怖かった。
シャマラン完全復活
半ケツ、ゲロ、おもらしパンツ、奇声に奇行…。老人って怖い。そう思っていた自分もいました。
最初こそ彼らは老人の負う宿命である老いとボケを背負ってしまった悲しい存在なのだと思っていました。高齢化社会の今、こんな老人の介護問題を悪化させる映画をやっちゃって大丈夫かなとか思ったりもしたけどとんだ杞憂でしたわ。
えっ何この人たち怖い→あーそういうこと!なにこれギャグかよww→おいいい!ヤバイよ!怖すぎるよ!!
こんな感じで見事に感情を映画にコントロールされる。緊張と緩和が非常に上手い!前半で謎の恐怖に包まれた後にその謎が分かり今までのことが全部面白くなったと思ったら終盤で新事実が分かると今までの事が倍増しで怖くなる。こんなホラー映画見たことない。シャマランは新しいヒューマンホラーの形を確率した。
そして緩和の部分で大活躍した我らがTダイヤモンド。1番笑わしてくれたし1番辛い目にあった彼に圧倒的感謝。
エンディングも笑いを届けてくれるとともにしっかり伏線も回収していて細部まで見応えのある非常に面白い映画でした。
新しい恐怖に歓喜!
シャマラン作品ということ以外、全く予備知識を入れずに観たせいか、めちゃめちゃ面白かった!
自分とはかけ離れた世代に違和感や多少の不信感を覚えた経験は、誰しもあるはずで、そこが恐怖に変わっていくのが、凄く新鮮だった。
撮影手法は流行り過ぎてちょっと飽きた感のあるPOVだったが、ストーリーやキャラクターの置かれた状況とマッチしていたし、2台をスイッチすることでより恐怖を倍増させる演出になっていて上手いな〜と思った。
登場人物は少ないが、どのキャラクターも良かった。特に弟役とおばあさん役の役者がサイコー!(子役の巧さには感心した)
笑いと恐怖のバランスが絶妙だし、終わり方もキレイで、姉弟同士のさりげない優しさが感じられるのも良かった。
正直、若干舐めてたが、シャマラン監督、見直した。
シックスセンスの呪縛
シックスセンス、アンブレイカブル以降は、ことごとくガッカリなのは、シックスセンスの呪縛に陥ってるから。わかっているんだけど、何故か何かを期待してしまう。もう一生無理なのかなぁ。
この作品は意外に評判が良いので、気持ちを切り替えて臨んだけど、やっぱり引っ掛かりは拭えない。これだけ期待され続けている監督も珍しいね。
ストーリーのターニングポイントでの驚きはあったけど、まあ普通の映画でした。
劇場満員
日曜日の夕方というのもありますが、埼玉は現在一つの劇場でしかやってないので満席でした。
久しぶりの満席鑑賞でした笑
それもシャマラン作品というのが嬉しい!
シックスセンスからハプニングまで全部大好きでして、そしてヴィジットも仲間入りです。
エアベンダーで豪快にすっ転んでもうシャマラン作品を劇場で観ることもないと思ってたので、本作の存在は嬉しいですね。
エンドロールになった瞬間劇場はざわめきに包まれて、「これこれ!このざわざわ感がシャマラン作品だよ」となりました。
満足満足!
と思ってたら後ろのカップルが「で結局あの夫婦はなんだったの?」って。
振り返れば振り返るほど、つじつまがガンガン合わなくなる笑
笑って、ビビって、ホッコリして、って確かにシャマラン映画だが、ちょっと待て待て待て
ネタバレ全開でいくよ。
レビュータイトルにある通り、笑って、ビビって、最後にややホッコリする、ていうのは、シャマラン映画の定石で、今回の「ヴィジット」はそれにうまい具合にのってはいる。
「シャマラン、復活」
これは確かに間違いないと思う。
だが、これは「笑って、ビビって、ホッコリして、『シャマラン、復活したじゃん!』と満足していると、ふとそのことに罪悪感を感じ、恐怖する『恐怖映画』」
映画ファンなら、シャマラン映画は、どうしても身構える。多分に漏れず、オレもそうだ。
本作の宣伝文句の3つの約束は、明らかにガキらを「太らせて」「ストレスなく」「おいしい肉にして食う」
だが、鉄板すぎるので、NGとし、オレが妄想してたのは何らかの陰謀において、
1)実はお母さんもグル
2)実は弟が宇宙人
3)実は姉が首謀者
いや、本気でそこまで思った。
事実シャマランは、それらを妄想させるようにも作ってはいる。スカイプの母の「Hate」の「Love」返答、子供心以上に、むやみに暴こうとする弟、背伸びした大人のふるまい以上に、老人たちを擁護する姉。そしてそれぞれのインタビューで吐露する苦悩。
だが、実際は一番セコい落としどころに落とした。
キ〇〇イ、精神病院患者の老人男女。
もうね、この設定で、笑ったり恐怖したことに申し訳ないと感じるオレがいるのよ。
でも、これは、シャマランは俺みたいなやつを想定したうえで、それを分かったうえで、この落としどころにしているね。純粋に映像でびっくりさせるホラー映画として楽しむ観客をあざ笑い、
「お前ら、何見て笑ってんだよ、何見て恐怖してんだよ、人間くさってんな」
とシャマランからの猛烈な観客への攻撃。これに気付いた時、観客は本当の恐怖に落とされる。
そこまでの作り込みをスゴイととるか、キモイととるかは人それぞれ。
ハンケツで縁の下を這いずり回る老人を笑うこと、子供が人を殺すこと、ウ〇チを顔に塗られること。そしてこの事件を成長の糧にすること(姉は鏡の前で色気づき、弟のラップはキレを増す(笑))、母との絆の再確認という美談にすること。
オレははっきり嫌悪する。
だが、映像としての恐怖演出は日本のホラーに影響ありな、見事な演出。その点は評価する。だが、前半のダラダラははっきり言って、頭の中で色々考え、どんでん返しを巡らせる観客の未だの、「シャマランしるし」洗脳効果に甘えている。
追記
インタビューで、母との思い出を聞き出そうとすると、(当然知らないのだから)パニックになるなど、きれいな伏線もあるんだから、やっぱり、キ〇〇イ、精神病院患者という設定は外してほしかったかな。
しかし、それ以外の奇行を全く回収していないのだから、キ〇〇イ、ということで逃げた、あるいはそれを逆手にとって開き直ったともいえる。
めんどくせえな、シャマラン。(苦笑)
シャマラン作品にしては...
米国劇場公開第一日の興行だけで制作費を回収したとの情報、また日本人鑑賞者の絶賛を受けて期待大で鑑賞させていただきました。
『シックス・センス』・『サイン』・『ヴィレッジ』・『ハプニング』などで21世紀最大のホラー映画監督となった巨匠シャマラン監督の作品では、どれも鑑賞すると度肝を抜かれ、「この人頭おかしいんじゃないか(褒め言葉)」との感想をもつのですが、残念ながら今作ではそれを感じることができませんでした。
観客を驚かせるシーンでは、一緒に見に行った友人は規定通りの驚き方をしていましたが、ホラー作品を比較的多数見てきた自称ホラー好きの私は驚かせ方を予想できるほどでありました(シャマランは今作のコメンタリーで「日本のホラー映画に無意識的に影響を受けている」と語っている)。
映画後半部で明かされるオチについては、確かに衝撃的なものではありますが「だからなんだ」や「それをオチにする必要ある!?」といった感想です。
クライマックスもあまり時間を取らずあっけない感じです(POV、フェイクドキュメンタリー作品故のものなのかもしれない)。
劇場に足を運ぶ前に読んでいた絶賛のレビューはおそらく「私、普段あんまりホラー見ないんだけど、これはおもしろかった」といったものだったのでしょう。ホラー作品マニアのレビューを目にしていなかったのだと思います。おそらく、シャマランも初のPOV、フェイクドキュメンタリー作品としてあえてベタなものにし、一般受けを狙った(「頭おかしい」と思われない 笑)のだと思います。
といっても、興行が示すとおりよく出来たホラー映画であることは間違いないです。ただ、シャマラン作品としては...といったところです。
シャマランが毎回作品に放り込むギャグシーン(今作だと弟くんの女性歌手を叫ぶ)は今作でも健在で、シリアスな場面でも笑いを添えてくれました。
もし私が「21世紀のホラー映画ランキング」や「シャマラン作品ランキング」を作った時には、残念ながら上位にくい込む作品ではありません。個人的にはシャマランの次回作に期待したいと思います。是非思う存分シャマラン節を炸裂されることを期待しております。
ただホラー映画としては独創的なストーリー、衝撃的なオチを含めて充分楽しめたので☆は3つとさせていただきます。
長文・駄文失礼いたします。
visit
ここ最近見たホラー映画の中では逸材な一作。
二人の子供らが向かった先は祖父母の家。
そこで祖母が夜に引き起こす異常行動。
ビビらせ兼コメディ映画とも取れ、とても御都合よく物語が進んでいく。
月曜から金曜までの朝昼のターンと夜のターン。緩急をつけ交互に展開されていくのだが、祖父母ともに昼にも異常行動を何度も繰りなす始末。これでは「夜9時半以降は部屋に出ないこと」3つ目の約束が薄くなってしまう。婆さんは夜中にゲロ吐いたり、全裸で包丁研いだり、爺さんは失禁したり、オムツの山積みだったりと一体これは何を見せられているんだという気にもなります。さらにはキチガイサイコ老夫婦のクレイジー過ぎる異常行動には失笑をやむをえません。
それでもちゃんと怖がらせます。ビビらせます。強引ではありますが、クレイジー老夫婦だからこそ、それは許されるのです。
霊に取り憑かれているのだとかなんなのだとか頭を張り巡らせて、潜入感に浸っていただけに裏切られた感はありましたが、十分楽しめました。
「visit 訪問」というより危険なロケ撮影です。
帰ってきたシャマラン監督
なかなか怖かったです。シャマラン監督と言えば「シックス・センス」が代表的ですが、近年は「エアベンダー」「アフター・アース」などのSFアドベンチャー作ばかりを輩出していました。
…そんな中現れた本作、久々に「シャマラン節」を体験出来る作品に仕上がっていました。
やはりどんでん返しの展開になりますが、過去の作品に比べるとやや薄めのどんでん返しだったと思います。
本作はそれが発覚したあとに最強の恐怖が待っていますが、それに至るまでもじわじわ怖いです。結構日常のシーンが多いので、「怖い」と思うシーンは少なく、「不気味」が強いという印象ですが、POV視点のため、何が起こるか分からない恐怖にさらされました。日常の様子が多く、徐々に不気味さや違和感、不思議さが増してくる描写は結構リアルで入り込めます。また、幽霊であるとか誰が目にしても「怖い」と思う分かりやすい恐怖は与えず、昼間は異常は見られず、夜になると異常になる祖母や、(後半は昼から狂ってましたが)納屋の前では孫をシカトする祖父など(祖母ほどクレイジー感は無くとも、やはり後半は…)平気な様で実際は怖いというのが恐怖感を増しています。
かなり緊張して観ていましたが、一番飛び上がって驚いたシーンは、姉が突然ドアを開け弟を驚かすシーンでした笑
お祖母ちゃんの固定カメラに「ジャジャーン!」は少し笑えます。
ちょっと本作はソフトを購入して演者達のメイキングなどを観賞したいですね。
おかしなおかしな訪問者
2008年の『ハプニング』以来ドンデン返し演出を封印したものの、
未だにシャマラン監督=ドンデン返しのイメージは根強い訳でして、
おまけに今回は衝撃展開を(無駄に)匂わせまくる宣伝だった事もありまして、
なのでこっちとしても色々と衝撃展開を予想してた訳でして、
何が言いたいかと言うと、本作のドンデン返しは予想のひとつとして
頭に浮かんでいたので、そこまで驚かなかったと言いたい訳でして。
初っぱなから盛り下がる事をわざわざ書いたのは、この作品が気に入らなかったからではない。
「それを踏まえても十二分に面白かった」と続ける為だ。
とりあえず本作は、かなり怖い。
少なくともシャマラン作品の中では最も恐怖度が高いと思う。
モキュメンタリーもしくはファウンドフッテージもののスタイルを取った事で
いきなり何が飛び出してくるか分からない緊張感には息苦しくなるし、
コケオドシに頼らず全体を通してじわじわ恐怖のボルテージを上げていく演出も巧い。
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何が怖いか? そりゃもちろん、あの不気味な祖父母だ。
特にあのマックスにマッドなお祖母ちゃんの方は心底恐ろしい!
最初こそ優しくステキなお祖母ちゃんに見えるが、
突然高慢な女優のようになったり、自分を殴り出したり、夜中はリンダ・ブレアになったり、
何を考えてるのか、いつ危害を加えてくるのかがさっぱり読めない恐ろしさ。
床下のシーンなんて「え?え?え?何何何何!?」って感じ(笑)。まだ序盤だったので完全に油断してました。
密室でのクライマックスなんて、マトモに目を開けられないほど怖ぇ!
お祖父ちゃんも色々と不気味なのだが、彼は怖いと同時にどことなくユーモラス。
どちらかと言えばお祖母ちゃんが妙な疑いを持たれないよう気を配る役回りなのでまだマシだ。
……まあ道行く人に殴りかかったりシンモフィラリア星人侵略に怯えたりする様子をマシと呼べればだけど。
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で、ヒネリが利いているのは、
彼らの異常行動が、危険人物だからか単にモーロクしてるからかがギリギリまで読み切れない点。
「歳を取ると色々と昔通りにはいかんのじゃよ……」「駄目な祖父母でガッカリさせてしまったのう……」みたいなことを
自分の祖父母から言われたら、やっぱ自分の考え過ぎかな、と納得するよう努めてしまうと思う。
で、いくら何でもおかし過ぎる!と気付く頃には時すでに遅しという、この絶妙な恐怖勾配。
また、先述通り『祖父母と思っていたのが別人でしかも異常者』という展開も予想の範疇ではあったが、
祖父母との接触を母がなるべく避ける様子をユーモア交じりに描いていたり、
母が駆落ち同然で生家を出たので両親の写真は無かったのだろうと解釈できたり、
訪問してくる知り合いで信用度を上げたり(あの異常者2人はどちらも立ち会っていない訳だが)、
話題の避け方はかなり自然に描かれてる。
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もうひとつ。
僕の意見だが、モキュメンタリースタイルのホラー映画は、
主人公がカメラを回し続ける理由が薄弱でリアリティに欠ける作品が割と多い。
だが本作では、ここにもシャマランらしいひとヒネリが光る。
映像を撮っているのは長女ベッカ。
『優れた映像作品を作りたい』と語ってはいるが、彼女がドキュメンタリーを作る最大の目的は他にある。
祖父母と喧嘩別れして以来、苦労し通しの母親に、
本当は会いたいと願っているはずの祖父母の近況を伝える。
さらには両親からの“赦し”という『万能薬』をも届ける。
娘の作った映像作品なら、母も意固地にならず観てくれるはずだ。
そして最後には、母が抱える悲しみを多少なりとも和らげられるはずだ。
彼女はきっとそう考えていたに違いない。だが、
観賞後の方ならご承知の通り、その目論見は失敗に終わった。
母の両親は、異常者によってとっくに殺された後だったのだ。
だが、ベッカの母は悟る。
そして、自分に向けてカメラを回す娘に語る。
「赦しはずっと目の前にあったの」
二度と叶わなくなった父母との再会。それに対する彼女の悲しみは如何ほどのものだったか。そして、
彼女の悲しみを理解し、癒したいと願う子どもらがいてくれる事が、彼女にとってどれほどの救いだったか。
彼女にとって、自分を愛してくれる子ども達がいることそれ自体が、
過去の自分を赦すに足るだけの十分な理由だったのだ。
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僕がこの映画を好きな一番の理由は、この優しさだ。
シャマラン監督の映画においてはいつも、恐怖が人の心の結び付きを浮き彫りにする。
過去にがんじがらめにされていたあの家族は、恐怖を乗り越える事でようやく前へ進むことが出来たのだろう。
……とまあ、僕はシャマラン監督作品と相性が良いのでちょいと点は甘いかもだが、大満足の4.0判定!
恐怖演出もストーリーテリングも好みだし、書ききれなかったがユーモアもたっぷり。
恐ろしい物語のあらすじを、弟くんのラップでチャラくまとめてしまったエンドロールも見事でした(笑)。
<2015.10.17鑑賞>
写真で顔を確認してから会いましょう!
どんな結末かが知りたいが最大の興味ではありましたが、結末は「なるほど」でした。ストーリーに矛盾は感じませんでしたが、結末のシーンには違和感がありました(詳しく書くと結末がわかってしまうので)。
殆どのシーンが子供目線での撮影で、時々手振れが起きることにより不安感を煽っていましたが、見ている最中は早く結末がどうなるのかを知りたい気持ちでした。
最後に、タイトルはこの映画から学ぶべきことです。
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