ブラック・シー

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ブラック・シー

解説

ジュード・ロウ主演、「ラストキング・オブ・スコットランド」のケビン・マクドナルド監督による潜水艦を舞台にしたサスペンスアクション。海洋サルベージの専門家として、潜水艦で長年働いてきたロビンソンは、突然会社から解雇されてしまう。路頭に迷っていたロビンソンは、かつての仕事仲間からある情報を得る。それは第2次大戦時に莫大な金塊を積載したドイツ軍のUボートがグルジア沖の深海にいまだ眠っているというものだった。ロビンソンはその話に乗り、老朽化したロシア製のディーゼル潜水艦を入手し、ロシア人とイギリス人の荒くれ男12人という急ごしらえのメンバーで金塊探しへと向かう。しかし、潜水艦という密室で、男たちの金塊をめぐる醜い争いが勃発する。

2014年製作/115分/G/イギリス・ロシア合作
原題または英題:Black Sea
配給:プレシディオ
劇場公開日:2015年8月15日

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映画レビュー

4.0心理サスペンス

2023年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

黒海に沈んだヒトラーの財宝を狙った潜水艦。その内部で巻き起こるメンバーの軋轢を描く物語。

「潜水艦物に外れなし」の言葉通りの秀作でした。
「財宝を狙う」の1点で集められた傭兵部隊。お互いの信頼感が欠如し、国籍も二つに分かれ、疑心暗鬼になる様子が緊迫感たっぷりに映し出されます。
その疑心暗鬼が、閉鎖された潜水艦内部で行われるのですから、緊迫感は3倍増しの印象です。
ラスト前のどんでん返しも見事で、秀逸。
良く出来た作品に思えました。

難点を幾つか挙げれば、疑心暗鬼を産むトラブルメーカーの描写がやや極端で、しかもその一人に頼ってしまったところ。
また、加わった若者に説得力がないのも残念。
もう少し自然な流れで疑心暗鬼が高まっていけば、より「人間」の怖さが映せたように思います。

私的評価は4にしました。

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よし

1.5なぜか退屈でした

2023年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジュード・ロウ主演で寄せ集め集団が潜水艦で金塊を探すストーリー、絶対私好みのはずなのに、なぜかずっと乗り切れず退屈に感じてしまいました
すんなりと金塊が見つかるはずもなく、いろんなトラブル連発、そんな中でリーダーシップをとるジュード・ロウは相変わらずイケメンで良かったのに
私の集中力がなかっただけかもです

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小町

1.0ストーリーは良いのに退屈

2023年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

ストーリーは良いんだがなんか退屈な映画だった。ジュード・ロウ以外の船員が全員魅力皆無なので尚更。ブラッド・ピット的な俳優が1人でも船員にいれば退屈さは緩和されただろう。別にブラピ好きな訳じゃないが魅力はあるので。本作はドキュメンタリー風の超真面目な作りになってるが、内容はしょせん一攫千金ものなんだから、多少なりともどこかにユーモア少しでもあればまだマシだった。退屈すぎて途中ぼやっと観てたし途中で停止したりして分割で観たので、機会あれば通しで再視聴はしてみたい、気力があれば。ストーリーは悪くない為。

2023/02 VOD

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Λibo.uryyy0

3.5潜水艦サルベージ・サスペンス

2022年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

潜水艦ムービーと言えば、古くは『Uボート』から、最近では『ハンター・キラー』等、数多くの作品が製作されてきている。しかし、これまでの潜水艦作品は、戦争や国家間の対立をモチーフにしているのに対して、本作は、潜水艦による、お宝探しのサルベージ・サスペンスに仕上げているところが、斬新なシチュエーション。

こうした作品の面白みは、外界から閉ざされた潜水艦の中で起きる、事故や危機をどう乗り越えていくのかという点。本作も、潜水艦の機械の故障、乗組員同志の確執、隠された陰謀等、様々なハラハラ、ドキドキの要素を次から次へと盛り込んで、最後まで緊迫感のある展開が続く。潜水艦に水が浸入し、船内に閉じ込められるシーンは、観ているこちらまで息苦しくなってきた。

ストーリーは、サルベージ会社を突然解雇された主人公ロビンソンが、第2次世界大戦当時、金塊が積まれたドイツ軍のUボートがグルジアの深海に沈んでいることを知る所から始まる。そこで、一攫千金を狙い、急造のロシアとイギリスの荒くれ者12名を乗組員に選び、配船寸前の潜水艦を手に入れて金塊探しに向かう。

当然そこには、老朽化した潜水艦による不具合や事故が起きる。また、元々が無法者である乗組員による、醜い仲間割れや、殺人までもが起こり、密閉空間でのサスペンスとしての緊張感も高まっていく。そして最後には、船長にも知らされていなかった、このサルベージ企画における陰謀が、明らかになり、僅かな希望までも絶たれていく。

主役の船長ロビンソン役を演じたのが、ジュード・ロウ。元々、こうした役には適役な彼。本作でも、前半は、荒くれな乗組員を威厳を持って統一していく船長だったのが、金塊を手にてからは、冷静さを失い、鬼気迫る狂気な表情で命令をくだしていく、両面の演技を魅せている。しかし、ラストシーンでは、諦めと共に、人としての誇りを取り戻すのだが…。

作品は、2014年の作品であるが、ロシアとイギリス、東西の乗組員による金塊探しというのが、今見ると、現代の世界情勢を皮肉っているとも思えてくる。

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bunmei21