螺旋銀河
劇場公開日:2015年9月26日
解説
2014年にドイツ・フランクフルトで開催された第14回ニッポン・コネクションで審査員賞を受賞した草野なつか監督の長編デビュー作品。シナリオ学校に通う綾の作品がラジオドラマのシナリオに選ばれた。しかし、放送の条件は共同執筆者を立てることだった。会社の別部署で働く幸子がたまたま綾と言葉を交わしたことから、幸子は綾の共同執筆者として巻き込まれることとなる。地味な自分と違い、可愛らしく華やかな雰囲気を持つ綾にあこがれる幸子。自分本位な性格から、人付き合いが苦手で孤独な綾。まったく対照的な2人の女性が作り出す奇妙な関係性が描かれる。
2014年製作/73分/日本
配給:リトルモア、ヨアケ
スタッフ・キャスト
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2015年12月11日
iPhoneアプリから投稿
2015年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
監督が長編デビュー作だけに、演出も、演技も、脚本も粗削りな感が拭えない。
それでも、映画を観終えた後に、心は爽やかだった。
良い映画を観た。その充実感で満たされた。
「もし貴方の身体に大きな穴が開いていたら、私の身体にも同じところに大きな穴を開けるでしょう」
研ぎ澄まされた感性が放つ言葉、その一つ一つが胸を打つ。
綾と幸子が椅子に座って台詞だけを言うシーン。
映画であることを放棄したようにも思える。
ラジオドラマのシナリオでが、現実の二人と絡み合う。
気づかぬうちに、私は笑みを浮かべていた。
映像に惹きつけられ、この作品を観ていることに喜びを感じていたのだ。
陶酔……と言ってもいい感覚に浸っていたのだ。
映画としての完成度は、決して高いとは言えない。
それでも、この映画には、観客を惹きつけるものがある。
映画館で観て下さいとは言わない。
でも、多くの方に映画館で観て欲しい。
そう思わせる作品です。
2015年9月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
仕方のないことではあるけれど、演技・演出に難がありすぎて、途中まで見ることに我慢を必要としてしまいました。
徐々に話に入っていくことができてようやく、ストーリーの面白さが分かってきました。
ただヒロイン役があまりにも憎まれ役的に描かれている為に、全然キレイでも何でもない存在にしか見えず、ヒロインに的さないのではと思ってしまいます。もう少し美しく見えるように演出してほしいなぁと思いました。