僕が君の耳になる
劇場公開日:2021年6月25日
解説
ボーカル&手話パフォーマンスグループ「HAND SIGN」の同名楽曲を映画化し、実話をもとに描いた青春ラブストーリー。路上で弾き語りをしている大学生・純平は、耳が聞こえないろう者の美咲と知り合う。美咲との交流を通して初めて障がい者の世界を知った純平は、同じ時間を過ごすうちに彼女に惹かれていくが……。演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」の織部典成が純平、ろう者のダンサーとして活躍する新人女優・梶本瑞希が美咲を演じる。ニューヨークで映像やアートの制作に携わってきた榎本次郎が長編初メガホンをとった。
2021年製作/86分/G/日本
配給:テンダープロ
スタッフ・キャスト
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2022年9月20日
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鑑賞方法:映画館
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聴こえる、聴こえない関係なしに
聴者の主人公が耳栓して大学に通学する時、後ろから来た自転車にぶつかって自転車の女は謝りもせず「気をつけて」と言ったり、ろう者の美咲を庇ってトラックにぶつかった主人公をトラック運転手が「俺は悪くない」と言ったのには腹が立ちました。
2021年8月13日
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鑑賞方法:映画館
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姪っ子と観てきました。
感想聞いたら
『観てよかった。いろんな気づきがあった。』
『手話覚えたいと思った』
うん うん (*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪
途中寝てしもてゴメン(>_<)💦
2021年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ろう者の世界に触れ、受験勉強以上に手話の勉強を成し遂げた純平。ギター片手に路上で歌う姿に通行人は誰も足を止めない。いや、けっこう上手いよ。せめて数人でも聴いてあげてよって思いになる序盤。誰も聞き入れてくれなかったパフォーマンスに反応したのがろう者の美咲だった。
両手をキラキラさせるのが拍手の意味。この意味がわからず同じ大学の学生だったと知り、話しかけたことがきっかけとなった。美咲はダンスサークルで踊っていて、仲間からも励まされながら皆と踊り続ける。
音が聴こえない世界。健聴人は理解しようと努力しても、手話によってコミュニケーションはとれるものの心の世界まではわからない。町を歩けば、恐怖の世界となってしまうのだろう。
二人の恋愛は成就するのか?しかも相手はミュージシャン。歌詞は伝わってくるけど、メロディや上手いか下手かまではわからない。もし二人が結ばれた上に、純平がミュージシャンとして成功を収めたなら、辛い未来も待っている。
けっこう泣いた・・・でも、二人の恋愛よりも、家族や周囲の人たちが徐々に理解を示すところにグッときてしまった。個人的に親戚にもろうあの子がいるし、仕事上ご乗車いただいたことも数回ある。やっぱり、単にコミュニケーションを取るだけ。彼らの世界までを考えていなかったことが恥ずかしくなった。HANDSIGNには頑張ってもらいたい♪
自分は障害がある人と関わる仕事をしており、聾唖者とも話したことが何度もあるのですが、「手話サークルで手話歌をよくしているけれど、自分にとってはメロディーが分からず詩を言われているだけと変わらないので正直そこまで楽しさをを感じない」、という事を話されていたのがずっと残っています。
その経験もあって、この映画のそもそもの原作である手話パフォーマンスが素直に受け入れられないという所はありましたが、それ以外の描写は納得できるものでした。
主役ありきなので仕方ありませんが、ダンスの他の部員がルックス重視で役を当てられていたので、肝心の主演がかすんでみえるのはなんか申し訳ない気になりました。