残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋のレビュー・感想・評価
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もう少し緊迫感があれば・・・
部屋の一室から不思議な音を聞く・・・と言う話を聞いたオカルト作家が、その謎を追い求める物語。
「ホラー」としては怖くはないですね。分類としては、「オカルトサスペンス」にあたる作品だと思います。部屋の住民だった女子大生と主人公の作家が、怨念の糸を丹念に・・・そして丁寧に掘り下げていきます。その淡々とした演出は極めて私好みで、興味深く面白く感じました。
しかし、その様子はゆったりとし過ぎていて、緊迫感は感じません。本人達が危険にさらされていませんし、何かしらの理由で時間的な制約も受けていないことが原因なのでしょうね。また、学生の「もう止めませんか?」に止めてしまう調査ですから、どうしても緊迫感に欠けざるを得なかったのだと思います。
途中で設定を一つ位付け足して、緊迫感を醸し出せば、サスペンスとしての面白さも盛り上がったかもしれませんね。
エピローグは、完全に蛇足でした。蛇に足どころか、角も背びれも付けた感じ。淡々とした作風だったので、インパクトを付けたかったのでしょうが、折角の作風を完全に壊してしまいました。
私的評価はそのエピローグで少し下げて、3にしました。
まさしく日本のホラーって感じ
暗い、静か、恐怖の音。
まさに日本のホラー映画らしい音と映像でした。
あんな変な現象が起きる部屋なら、私ならLED電球あちこち付けまくって家中眩しいくらいに明るくして、テレビや音楽も掛けっぱなしにしたくなるけど、それをしないのが日本のホラー映画の登場人物なのかなと。
最恐物件と言われるお屋敷を見に行くのも、わざわざ夜。
なんでお昼に行かないの?
でもそれも日本のホラー映画らしいのかなと。
そして原因が分かったとしても、避けられない恐怖現象。
一度穢れ?に触れたら最後。
どこへ行こうとそいつはついてくる。
橋本愛たちのように自ら首を突っ込んだわけじゃなくただマンションに引っ越してきただけな上に、危険を感じてそこから逃げたのに、その先で自殺や一家心中する人たち。
最後の描写で描かれてはいないけれど、話を聞いただけの編集部員や成田凌ですらあの最後なら、がっつり首を突っ込んだ4人はこの後どうなるか分かるよね?という最後でした。
何も解決しないラストですしあれこれ深く考えると疑問は多くなりますが、日本のホラー映画ってそういうもんだと割り切って見た方が楽しめると思いました。
怖さはあまりない
兎に角、可愛いと美人で目に優しい。
最近の日本のホラー映画にしてはかなりビックリ要素の少ないものでした。
淡々と話が進んでいって、正直広告等で見た思っていた印象ではありませんでした。
ホラー映画を見てると言うより、小説を読んでいるような映像も淡々としていて起承転結が少ない感じ。
しかし、日本人の怖がる要素が詰め込まれていました。
音や伏線でジワジワとくる怖さがなんともいえない。
概要はというと、竹内結子の役である作家は橋本愛から家の中で変な音がすると相談を受ける。その変な音の正体を二人で明かしていく。
ミステリー要素も強く、頭で考えることもあります。
二人の雰囲気が比較的ほのぼのとしていて、怖いのを構えて見るようなカメラワークのシーンがなく落ち着いて見られました。
確かに少し拍子抜けするところもあり、
ラストシーンにかなり物議をかもしています。
思うほど悪くなかった
評価が可もなく不可もなく、の方が多かったので、気にはなってたけどこれまで見てなかった。
今日いきなり見たくなったので鑑賞。
確かに可もなく不可もなく、、、
キャストが豪華すぎるくらい豪華だけど、ストーリーに華やかさと起承転結がなく、ラストもヌルッとした終わり方。この終わり方、1番良くないやつ。世にも奇妙な、くらいしか見たことないよ、映画なのに。
淡々としすぎて途中眠くなる。主人公も感情が見えないから共感も持てないし。
ただ話の内容としては、本当にありそうな事だとは思った。華やかさがない分、実際にあってもおかしくない程リアル。土地の穢れっていうのは本当にあるんだろうなぁ。
最近まとめで見たレビューが気になって。
ホラー映画が苦手な人でも観たくなる『残穢』の的確なレビュー→視聴済み勢のおすすめポイント「本が家にあるのが怖くて」(Togetterで検索して見て下さいね。)
…を読んで。
映画を見る前に原作の「鬼談百景」→「残穢」(→「営繕かるかや怪異譚」)の順で読んでから観るべきと云うコメントがあったので。
「あ、うちに(原作)残穢買ったの積んでたな…(鬼談百景は読了済)」
と、9年程積んでた原作を読みましたw
からの、満を持しての映画「残穢」です。
私は元から「怪談」とかは好きなタイプな割には信じていないらしく余り「怖い」とは感じ難いのですが、流石小野不由美(主上)の作品と云う事で「怖くて不可解な現象」に起因するミステリーと云うか。史実を辿って行くと、アレともコレとも根っこが繋がっていた…と云う伏線回収が素晴らしい作品。
ビックリさせて怖がらせる物とは違う、情緒のあるホラー作品です。
キャスト陣もちゃんとしているので演技も態とらしくないのもいい。
やはり、惜しむらくはラストの5分の如何にもな
「ホラー映画ですよ!!」みたいなあの演出でしょうか。まぁ、落ちはつけなきゃね!って事なのかな。
恐怖要素を求めると・・・
その場所に、何故怪奇現象が生じるのか?
その過程を楽しむ作品であるのかな。
ホラー映画鑑賞しているよりも、謎解き映画でも鑑賞しているような内容でした。
恐怖要素はラストにあるが、基本謎解き映画と思えます。
恐怖要素を求めると、当てが外れるかも。
呪いが拡散していく今までとは一味違ったホラー映画
引っ越し先で、誰もいないのに部屋から着物をする物音がするところが物語が始まる。
不動産に聞いても、事故物件ではないとの説明を受け、マンションが建つ前の土地にどんな人が住んでいたのかを調べていくうちに、真相が分かっていくという推理系ホラー映画。
貞子や呪怨とは違った形のホラー映画で、呪いが不条理に拡散していく怖さが上手く表現されていたので、違う意味での怖さを感じた。
ラストは、呪いが拡散していくような終わり方で正直微妙な終わり方だったので、自分の中で消化不良を起こして終わってしまった作品。
残念。アレは悪手では・・・
小説が面白かっただけに、ぞわぞわくるアノ正体の見えない恐怖感が味わえると期待したが・・・、一言で言って、残念でした・・・原作が「あること」と「ないこと」の絶妙なバランスで魅力を構成していただけに、呪いをCGで正体見せ見せにするのは悪手では・・・?(しかも安っぽい)あのCGとお化け屋敷のような音声は、一気にギャグ感を醸し出して、こわくない・・・というより、笑ってもらうための演出か?と気になって、楽しめませんでした。
「残穢」は個人的に、穢れが大丈夫な人とそうでない人の違いが気になるのですが、映画ではことごとく伝播している様子でしたね。パンデミック的な怖さをめざしたのでしょうか。
「映画は小説と別物」と思うのですが、映画ならではの強みがほしかったかな・・・
翻案するなら、滝藤さんの「夫」をもっと使ってもいいと思ったのだけど、ここは小説に忠実にしようとしてか、あまりにも役割がなかったのも残念。いい役者さんが揃っていただけに・・・
残念
原作未読
初鑑賞
『チームバチスタの栄光』『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』など話題作のメガホンをとり最近では『決算!忠臣蔵』の中村義洋監督作品だが
どちらかといえばこれはつまらない方の部類だ
いわゆる事故物件
取材形式で淡々と話が進んでいく
『理由』を思い出す
こういうタイプの小説は映画には向いていないかもしれない
豪華な俳優陣
成田凌はベランダから顔を出す程度の仕事かと思ったがラストにも登場
映画comでは紹介されていないが篠原ゆき子や小野花梨も出ている
怖くない
殺された赤ん坊の幽霊
焼け死んだ炭鉱労働者たちの幽霊
鈍感だから十分にホラーを楽しめないのかもしれない
橋本愛が驚いた声にちょっとびっくりはしたが
エンドロールは上田耕一演じる住職
エンドロールの途中で退席させない内容になっている
ポスターは主な出演者5人を全面に出している
確かにちょっとダサい
だが宣伝目的としては悪くない
作品内容にほぼあっている
このてのモノは本来アートじゃないし
ポスターの芸術性で観るとかどうか決めるのは圧倒的少数派だろう
強いて苦言を呈するならそこは滝藤じゃなくて山下容莉枝だと思うが格ってもんかな
DVDはメニュー画面をしばらく放置すると・・・やっぱり怖くない
こえええ
実はこれ、リアルタイムで映画館で見に行ってたんですよね。
当時は呪怨がかなり好きだった為、見終わった後もなんだ、安っぽいCGの黒焦げだなあって感想。
やはり住んではいけない部屋ってサブタイトルから呪怨ちっくなのを期待してたので面白くない印象でした。
最近たまたま返却欄にあった残穢、見返してみようと思って再視聴したらこれは怖いのなんの。
じわじわとくる恐怖やオープニングのカッパの話や、色々な事が全て伏線となっていて鑑賞後ぞ〜っとさせられました。
竹内結子さんのナレーションが淡々としていて、ドキュメンタリー感もだしつつリアルな感じもあり、より不気味。
さらに後味ひく恐怖があるね。
気になる点はやはり黒焦げのCG、あれはないほうがより恐怖を感じるのだが、、
あと夜に廃屋探索する意味はあるのか笑
竹内結子さんのご冥福をお祈りします
僕はあまり楽しくなかった
ポスターとか題名とかって大事なんだな
ちゃんと作られたホラー
人の気持ちをひどく傷つけそこに申し訳ないと
きちんとした謝罪がないとえらいことになる
生きてても死んでてもそれは同じということか
あそこまで何代も何層にも怨みや恐怖が塊になると
誰も敵わない・・・
近寄るべからずと、フィクションでも思わされる
それぐらい丁寧に作られた日本的ホラー
一つ難を言えば物語がややこしい
登場人物が多すぎてあっちの住人も
この住人の前の住人もあちらこちらで
問題が起こりすぎて頭整理して
ついていくことに頑張らないといけない上に
そっから登場するのかと物語後半での佐々木蔵之介と
坂口健太郎でみんなで謎をとく展開
話のメリハリはこの二人でつけたんだろうけど
急に物語のテイストと違う明るい二人に
ついてけない部分も多少あったかな
終わり方、住んでも聞いても話しても・・・
というのはわかるけど、なんで急にオフィスにまで現れて
机の下に引っ張り込まれるのか、
最後が主人公の「私」の公衆電話の方が
自分は物語が締まって良かったと思った
あと、ポスターが、イメージと違うんだよな
登場人物を多く載せるより炭鉱の闇、煤、
着物の帯のユレ
それに、竹内さんの作家感がある写真のほうが
やっぱね想像力を刺激するものでないと見たい気持ちにさせないのでは
この人もこの人も出てるんだよーみんな見てねは
違うだろって思うわ
題名も原作通りなんだけど
『住んではいけない〜残穢〜』
部屋を取って逆にするとか
なんかもったいないんだよね
いつも竹内さんの丁寧に演じる姿勢には
画面に惹きつけられる強さを感じてた
ほんともったいない
語ってはいけない、聞いてもいけない・・・って最恐!
竹内結子さんの訃報を聞いて最近の主演作って事で本作を観てみました。まだお若い女優さんの訃報って本当に悲しいです。ご冥福をお祈りします。
で、本作の感想なんですがジャパニーズ・ホラーっぽく不気味で良かったです。ほら、あのハッキリ見せないけど何かいるって感じ。一人暮らしなのに違う部屋に何かいる雰囲気があるのって想像するとホントに恐怖です。竹内結子さんの抑えたナレーションも不気味さを盛り上げます。って、橋本愛ちゃんそんな部屋早く引っ越してー!引っ越ししてもついて来ちゃうみたいでしたけど。
ラストあたりで最初の家に乗り込んで行くじゃないですか。何故わざわざ夜に行くよ?そんな怖い場所だったら明るい間に行くでしょ、普通。まぁ、ビビりな私は昼間でも行きませんけどね!
どんどん謎解きしていって最後には理由もわかるんですが、わかっても何も解決しないというお話でした。こりゃ下手に引っ越しってできないなっと思いました。
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