残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋のレビュー・感想・評価
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ホラー耐性無しには十分
怖かった( ̄◇ ̄;)オカルトだけでなく事件や事故の恐ろしさもあり…いや普通におばけ怖かったヨ(._.)
手堅くまとまっててよかった。一緒に観た友人は眠くなったらしいけど、私は飽きることなく観れました。
突っ込みどころやよくわからんところはあれど(単によく聞いてなかった点有り)許容範囲。現実味を帯びた良作ホラーだと思う。
ただ、ラストは急に霊が自己主張してきてちょっと笑えた。
得た教訓…安い物件はやめるべし-_-b
薄味です
今年2016年に入って初めて見た映画がこれかよって感じ。
1カ月以上前の記憶をたどりながら書くが、たいした作品ではない。
出かけた北関東某所のシネコンは、土曜の昼間だが、入りは2-3割。中高生から20代がほとんどだった。
前に住んでいた東京・城東地区の映画見巧者が集まる映画館とは空気が違うんだよな。楽天地は高齢者も結構来るから、株主優待とかで。
それはともかく、作品について。
穢れが連鎖するっていうテーマは、面白いような気もするが極めてありがち。
そこから始まると、どうしてもテーマ、ストーリーもこじんまりとまとまってしまい、映画の脚本、演技も悪くはないのだが、そのテーマを超えた先の展開に乏しいのだ。
つまり、味が薄い、物足りない。
ハッとさせられるような点はない。
Jホラーなどと騒がれたのはずいぶん前だが、当時の作品をリアルタイムで見ていない向きには、新鮮に映るのかもしれない。
「リング」「呪怨」の足元にも及びません。
決して、やすっぽいデキではないんだが、その2作と比べるとねえ…。
あのころ(2000年前後)を知っている人間にはもっと別の新鮮味と独自な味を期待しただけに、それはなかった。
金払ってみる必要はない。ただ、竹内結子は及第点の芝居だし、橋本愛も彼女らしい魅力を出していたので、その点は悪くない、とだけは言っておく。
結局、さほど魅力のない原作(立ち読みしただけだが)、脚本だと映画もこの程度に収まってしまうということだ。
薄らコワい
ホラーというよりミステリーの要素が強い映画で、怪奇現象の謎を少しずつ解き明かしていく過程が、推理小説的な感じで楽しめた。
演出は全体的にひかえめで、めちゃくちゃ怖い場面はなかったが、「何かいるかも…」といった実生活でもあるあるの薄らコワい感じが上手く演出されている。
特に音が効果的で、何かを引きずるような音が後ろの方から微かに聞こえる等の演出は、音響設備が整った環境でしか堪能できないと思うので、映画館で観た甲斐があった。
終盤で明らかになる怪奇現象の原因にあまり意外性がなく、納得感も薄かったのと、特撮が微妙な出来だったのがちょっと残念だが、事故物件やゴミ屋敷等の近頃何かと話題になる題材が上手く取り入れられていて、トータル的には面白いと思える映画だった。
久々に”怖い”Jホラーに出会えた
ここ最近の音と映像で脅かすだけのドッキリ映画と違い、語られる内容でジワジワと恐怖を煽る映画。これをミステリーと見る考え方もあるが、やはりホラーの本質は「びっくりドッキリ」ではなく「底冷えする様な恐怖」「垣間見える恐怖」「にじり寄る恐怖」であろう。
巷でありがちな心霊現象の投稿から物語は始まる。その内容を調べていくうちに、様々な怪現象や事件が絡みついてきて、気づかぬうちに調査している本人たちにもその恐怖がにじり寄って来る。
映画「リング」が名作なのは、事件を紐解いていく課程は上質なミステリーであるが、そこに「人間以外の何か」が垣間見えてくる点である。ここが、所謂本格ミステリーと異なる。
本作も同じような意味で良いバランスが見られる。
調査の過程ではミステリー要素、しかし明らかに恐ろしい何かが絡みついてくる。見ている観客も主人公の視点で同じように引き込まれる。
脚本や露出しすぎな霊の描写など、総じて傑作とまではいかないが、「呪怨」のような脅かし系ホラーとは全く異なる恐怖を提示した意味でも、本作の功績は大きい。
いままでのJホラーが嫌いな人でも見る価値有り。
邦画ホラーの最高傑作!映画館でこそ!
ひとつの部屋の心霊現象から始まって、原因を追求するうちに、その土地の持つ汚れとの関連性が浮かび上がる。
掘れば掘るほど出てくる不可思議な事件との関連性。見ていてワクワクしながらも、ちゃんと怖がれる作りという素晴らしい出来。
ミステリーとホラーは親和性が恐ろしいほどにあると改めて思う。リングなんかもミステリーの要素があったけど、それをも超える、邦画史上最高のホラーだと自分は考える。
自分はホラーが大好きだけど、ここ数年のホラーはどれも似たようなもので、はっきり言って駄作ばかりだったんだと思う。チャチというか。
でもこれは、緊張感が比べ物にならないくらいすごい。静かな何も聞こえないところで、登場人物が声を発するだけでびっくりするような緊張感。これはすごい。
怖さの積み上げがすごいので、最初と最後で同じものを見てるはずなんだけど、ビビり方が明らかに違う。これは、この映画の持つパワーがすごいからに他ならない。
一生忘れられない映画になること請け合い。映画の音響の効果で、怖さも倍増なので映画館で見るべき。
最後で台無しなんていう人がいますが、全くそんなことはない。多分話についていけなくて、映画に入り込めない人が言ってるだけだと思います。
どこに住めばいいんだよ!
どうにもならないよね(笑)
貞子的なキャラクターが出るわけでもなく、日本の古典怪談ように淡々と物語が進んでく。
一家殺人事件とか、現実で起きてる事件も、残穢が原因じゃないかと思っちゃう。
でも、最後のCGが安ぽかったかな。
あれは出さない(=見えない)方がもっと怖かったかも。
なかなか
ホラーをほとんど見ないので相対的な評価としてはよく分からないが、なかなか面白くはあった。
しかしどうなんでしょう?分かりやすくしないといけない話なのは確かですが、説明的な部分が恐怖感を削いでいたのも確か。
大きな音で脅かすだけ、ってのがあんまりなかったのは好ましいですが。
ラストで評価が分かれるのかな〜…
なるほどのミステリーホラー
ホラーというより心霊映画が終わって、実話系怪談に繋がる要素を加えたホラー。
いろんなものが回って昔の白石晃士的なストーリーというか構築の仕方の話だった。
貞子とか伽倻子とかあんななってしまった今、なるほどの最前線な感じなのたけど、いつもの中村義洋監督同様、これに絵的な要素がうまくのっかってくればもっと面白いのになあ、と。
映像と音のカタルシスがいつもない。
怖かった 映像がリアル。。 ハッキリと幽霊が出てくるわけじゃないし...
怖かった
映像がリアル。。
ハッキリと幽霊が出てくるわけじゃないし、グロくもないけどなんなのかわからない怖さ
あそこまで過去に遡られたら住む家ないじゃん
最近のホラー映画の中では
演技も上手く、引き込まれる話で見ててじわじわ来る作品だったと思います。
竹内結子さんの演技の安定感が大きいのかな…トラウマ級では無いけど、怖過ぎず程よく不気味で良いホラー映画だったと思います。迫力は特に無いのでDVDでも良かったかもです。コタツでゆっくり鑑賞も良いかな〜
謎解きスリラー、最後の最後にホラーに急変
面白かったです。完全に裏切られました。
謎解きとしてはこれからなのにで終わるので続編も作れそうですが、ホラーとしてはこの先関係した登場人物がどうなるのか推測できるので完結はしている。想像させて後を引く恐怖でした。
この映画(原作)の面白さは、精神障害等で片付けられた事件事故の類を元を辿って行くと実は何かしらで繋がっているのはないかと思わせるところであり、決して「語ってはいけない」「見てはいけない」モノがエンドロールの最後で明かされるストーリー展開に集約される。
平岡氏、福岡の怪談オタク、千葉の寺の住職に語り継がれていたであろう隠した真実が持って行き場の無い恐怖を演出しています。
今までに無い新しさを感じるホラーで原作の素晴らしさを感じました。この作品の意図は、観終わってからあれこれと想像させることであり、色々と想像した時点で見事に術中に嵌っている自分に気付いた。
普段、劇場では洋画しか観ないのですがちゃんと邦画も観ないといけないなと通感しました。音響とか演出を体験するには劇場に勝るものはない。傑作です。
ただ、霊現象の場面を音響と映像上は現象(なぜか手が炭だらけとか・・)だけとした方がいいし、映像で表現するなら逆にもっと派手に鮮明に犠牲者を出した方が良かったのはないだろうか。霊現象の場面は必要ないと言えるほどストーリーがしっかりしているので中途半端で勿体無い。低予算だから仕方ない?
止まらない恐怖。ミステリーとしても楽しめるホラー。
【賛否両論チェック】
賛:1つ1つの謎めいた恐怖体験が、やがて見事につながっていく様子が圧巻。急に驚かせるシーンはそれほどないので、ホラーが苦手でもなんとか観られそう。
否:終わり方が結構唐突なので、ホラーとしてもミステリーとしても中途半端感が否めない。
何気ない日常の恐怖体験がきっかけとなり、次第に恐るべき“穢れ”の全貌が明らかになっていく様子が、まるでミステリー小説を読んでいるようで、思わずハラハラさせられます。1つ1つの心霊現象が、思いもよらぬところ同士でつながり合い、やがて1つの線になっていくのが圧巻です。
反面、ホラーとしての「怖さ」としてはそれほどでもないので、純粋にホラー映画を楽しみたい人にとっては、やや物足りないかもしれません。お話としても、少し急に終わってしまった印象で、消化不良感もありそうです。
どちらかと言えば、普段はホラー映画を観ないような方に、オススメ出来そうな作品です。
ここ最近の和製ホラーではかなりの力作
現在の怪奇現象を調査していくうちに明らかになっていく過去から繋がる恐怖の連鎖を描いたホラー作品。
一つ一つの出来事を丁寧に調べる体裁のため観る側も置いてかれることはない。怖さも地味ながらも効いてくる感じで、個人的には好印象だった。
最近の邦画ホラーは「幽霊ドーン!」「音ドーン!」「ダブルでドーン!」といった内容はスカスカでも「無理やり怖さ、足しました」感が半端なかったため余計褒めたくなる。
ただ、それだけにラストの陳腐な描写などは至極残念だった。
個人的には
①橋本愛演ずる学生が新たな引っ越し先でも音に悩まされ出したので調査はやめてほしいと訴える
②調査は終了、竹内結子の作家の怪我は何でもなかった
③どこかにニュースとして学生の隣に越してきてすぐ出ていった3人家族が死んだ報せを流す
④また何でもない時に作家の新居の明かりがパッと点く
で良かったかなと。
日本ホラー映画の終盤の描き方は依然課題として残っていくんだろうな。
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