残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋のレビュー・感想・評価
全202件中、1~20件目を表示
近年稀にみる怖いホラー
公開当時、鑑賞後に思わず実家が立つ前はそこがどんな場所だったのか確認してしまった。近年は、切り口で勝負した、いわば「怖くないホラー」が量産されているように感じる。それは日本はもちろん、ハリウッドでも。だが、今作は正統派とでも言おうか、問答無用で怖いホラー作品。他界した竹内結子さん、今も活躍を続ける橋本愛は、「ホラー受けする顔」が出来るということも、特筆しておくべき点である。
竹内結子の対話演技が見事
「湧いて出る」
丸メガネ竹内結子(鼻血)。平山夢明さん出てはる("^^")。
おばあさん役の女優さんよく見つけて来たよなー。顔芸。
途中で穢のバケツリレーを「ん?」て見失った気がします。
あのお坊さんやっぱりね。
ホラー苦手だけど安心して観れました。
追記。
原作読んだ。めっっっつちゃくちゃ怖い😱
日本的な恐怖感は出ているものの…。
不気味な現象が起こるマンションの謎を解くために、その土地や建物にまつわる過去の因縁を探っていくというシチュエーションはミステリー的な要素もあって興味を惹く。
ただ、その過去の因縁話も怖いと言えば怖いんだけど、ひとつひとつの因縁にはこれと言った関連性が無いので、結局、どんなに追って行ったところで現代の怪異の解決には直結していかないもどかしさが終始つきまとう。その情報の入手方法も、たまたま当時の事情をよく知る人がまだ生きていたり、当時の詳しい資料が見つかったりという偶然ばかり。因縁が「穢れ」として連鎖増幅していくのが怖いと言うのは分かるんだけど、それが登場人物の過去や家系と関連したり、新たな真実が浮上する事で謎を解明する手掛かりになったりと言った展開にならないので、どうしても見ていて、「…だから?」と言う気分になってしまう。
また、ホラーとしての完成度で見ても、リアリティを出そうと抑えた恐怖演出が地味すぎる一方で、安っぽいCGの幽霊を何度も出したりと、微妙に演出センスが感じられない。あまりこういう「お化け」や「怪奇現象」をビジュアル化し過ぎると、「精神的」な怖さよりもゾンビや猛獣に襲われるような「物理的」な恐怖感にシフトしてしまうので逆効果。その辺の匙加減にこそ、ホラー映画制作のセンスが問われると思う。
出演者の演技も、「不安そうな感じの表情をしよう」とか「怖がってる話し方をしよう」と気張り過ぎて、返って不自然になっている(これは監督の演技指導も悪いけど)。それに加えて、ぼそぼそとしゃべるセリフがやたら小声で聞き取りにくいので、ボリュームを上げると次のシーンではやたら効果音がデカくなったりと、内容と関係ないところでもイライラさせられた。なんか邦画ってこういう音声バランスが悪いものが多い気がする。
結局、ラストも特に何も解決しないまま「穢れ」も残り、「祟り」として増幅し続けるという予想通りのオチ。まあ、これ以外にはやり様が無いのかなあ…。
過去に経験のないタイプのホラー映画。
正直期待していなかったが、これがなかなか知的なストーリーで物語が構成されている。恐怖を追求すのではなく、人の心におりものの様に積み重なる負のエネルギーを丁寧に魔界からのメッセージとして描いていて好感が持てた。
謎を追う系Jホラー
全部繋がって行くんだけど、
何でだよ!!ってかまいたちみたいなツッコミが
脳裏によぎりまくりイラッとしたw
無理やりすぎて理不尽だし
何を思えばいいんだろうと
なんとも感情がよく分からなくなった…
怪談話、言い伝えを辿った先の悲劇。つもりかさなる恐怖。
こわかった。
過去へ過去へと遡り見えてくる真実。
負がさらに新たなる負を生む。
炭鉱で亡くなった人々から
そこの炭鉱の持ち主
そこから関東?に行き
4代くらいに渡り。
新たなる負からまた負が生まれて広がっていく。
この話聞き覚えがある、というのが辿れば同じ出どころってとてつもなくこわかった。
よく出来ているしリアルな怖い日本映画だった。
21.10.9 スカパー
残念(ざんねん) 観てはいけない映画
残穢、すなわちその土地で起きた不幸で死んだ者の怨念がその土地の住人に災いをもたらすという。
怪奇現象が頻発するマンションの住人がそのいわくつきの土地を遡って調べてみると芋づる式にそこで起きた不幸な出来事が明らかになる。それが怪奇現象の原因だったというお話。
過去に遡れば、戦国時代とか日本のいたるところで無残な人死にがあったわけで、だとすると日本中ほとんどの土地でこんな怪奇現象みたいなことが起きることになってしまう。これは大変だ。
内容的には小中学生向けかな。演出もテレビドラマみたいで実に残念な作品。これをもし映画館でお金払って鑑賞してたら私の怒りが生霊となってその映画館にとりつき、映画館に来る人々を恐怖に陥れたことでしょう。
金返せ~金返せ~と。
呪いの新境地。
当たり前ながら呪いにも色々あって
それぞれが別々に呪いとして同じ場所にある。
これは新しいし
ホラーというよりサスペンス
謎解き感覚で引きこまれるストーリー
自分はラストの展開で血の気ひきました。
この作品はある意味とてつもない恐怖を秘めた映画。
【人間の恨み、後悔がその後にその土地に住んだものに与える忌まわしき行ないを描く。派手な視覚、音響に頼らない中村義洋監督の力量が冴える映画。今作はホラー映画ではない。人間の所業を描いた作品である。】
ー ホラー映画というと、視覚的な仕掛けが重要視されているが、本作はそれを含みつつ、重厚な話にしている点が、稀代のストーリーテラーである、中村義洋監督の力量が伺える作品である。-
■小説家の「私」(竹内結子)は、読者の「久保さん」(橋本愛)からの手紙をきっかけに、奇妙な音がするマンションを調査する。
すると、かつての住人たちが引っ越し先で自殺や心中、殺人などの事件を起こしたことが判明して行く。
「私」は「久保さん」や同業者の協力を得て真相に迫ろうとするが…。
◆感想
ー 本作をホラーとして捉える人が多いとは思うが、今作はあくまでどこにでもある土着性ある人間の呪いが、後世に与えた影響を与えた状況を描いた映画である。-
・故に、今作のホラーテイストは、観る側を驚かせる構成にはなっていないが、逆にそれが怖さに繋がっている。
ー 自分が住む部屋、土地は大丈夫だろうか・・。-
<だが、日本では特に京都を代表として、過去に因縁がある土地は数多ある。
私達に問われるのは、それを前提として、忌まわしき過去を経た精霊たちと、如何に折り合いを付けつつ、過ごすことなのである。
今作の無理やり、ホラーテイストに流されない作りが、逆に怖いのである。
流石、中村義洋監督であると思った作品である。>
眠たいし見る価値もない
ちょっと何が面白いのかよく分からないですね。
ストーリーで怖がらせるのかと思ったがたいして怖くもないし、かといって定番の驚かすようなありきたりなホラー要素も含んでいるのでどっちつかずで中途半端な映画です。
感情移入もできない。
怖い方に持っていってしまっているから感情移入ができないんです。
ベッドの下みるとき、普通は電気つけますよね。
正直、眠たいですし見る価値もない。
0点です。
深みにハマっていく
だんだん怖くっなっていくかんじです
考察に重点が置かれており、
ビビリな私でも最後まで鑑賞できましたが
本当のホラー好きには物足りないかも
点と点が線でつながっていくところが
観ていて引き込まれました。
もう少し緊迫感があれば・・・
部屋の一室から不思議な音を聞く・・・と言う話を聞いたオカルト作家が、その謎を追い求める物語。
「ホラー」としては怖くはないですね。分類としては、「オカルトサスペンス」にあたる作品だと思います。部屋の住民だった女子大生と主人公の作家が、怨念の糸を丹念に・・・そして丁寧に掘り下げていきます。その淡々とした演出は極めて私好みで、興味深く面白く感じました。
しかし、その様子はゆったりとし過ぎていて、緊迫感は感じません。本人達が危険にさらされていませんし、何かしらの理由で時間的な制約も受けていないことが原因なのでしょうね。また、学生の「もう止めませんか?」に止めてしまう調査ですから、どうしても緊迫感に欠けざるを得なかったのだと思います。
途中で設定を一つ位付け足して、緊迫感を醸し出せば、サスペンスとしての面白さも盛り上がったかもしれませんね。
エピローグは、完全に蛇足でした。蛇に足どころか、角も背びれも付けた感じ。淡々とした作風だったので、インパクトを付けたかったのでしょうが、折角の作風を完全に壊してしまいました。
私的評価はそのエピローグで少し下げて、3にしました。
まさしく日本のホラーって感じ
暗い、静か、恐怖の音。
まさに日本のホラー映画らしい音と映像でした。
あんな変な現象が起きる部屋なら、私ならLED電球あちこち付けまくって家中眩しいくらいに明るくして、テレビや音楽も掛けっぱなしにしたくなるけど、それをしないのが日本のホラー映画の登場人物なのかなと。
最恐物件と言われるお屋敷を見に行くのも、わざわざ夜。
なんでお昼に行かないの?
でもそれも日本のホラー映画らしいのかなと。
そして原因が分かったとしても、避けられない恐怖現象。
一度穢れ?に触れたら最後。
どこへ行こうとそいつはついてくる。
橋本愛たちのように自ら首を突っ込んだわけじゃなくただマンションに引っ越してきただけな上に、危険を感じてそこから逃げたのに、その先で自殺や一家心中する人たち。
最後の描写で描かれてはいないけれど、話を聞いただけの編集部員や成田凌ですらあの最後なら、がっつり首を突っ込んだ4人はこの後どうなるか分かるよね?という最後でした。
何も解決しないラストですしあれこれ深く考えると疑問は多くなりますが、日本のホラー映画ってそういうもんだと割り切って見た方が楽しめると思いました。
怖さはあまりない
兎に角、可愛いと美人で目に優しい。
最近の日本のホラー映画にしてはかなりビックリ要素の少ないものでした。
淡々と話が進んでいって、正直広告等で見た思っていた印象ではありませんでした。
ホラー映画を見てると言うより、小説を読んでいるような映像も淡々としていて起承転結が少ない感じ。
しかし、日本人の怖がる要素が詰め込まれていました。
音や伏線でジワジワとくる怖さがなんともいえない。
概要はというと、竹内結子の役である作家は橋本愛から家の中で変な音がすると相談を受ける。その変な音の正体を二人で明かしていく。
ミステリー要素も強く、頭で考えることもあります。
二人の雰囲気が比較的ほのぼのとしていて、怖いのを構えて見るようなカメラワークのシーンがなく落ち着いて見られました。
確かに少し拍子抜けするところもあり、
ラストシーンにかなり物議をかもしています。
全202件中、1~20件目を表示