残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋のレビュー・感想・評価
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少し甘めな評価だけど…
浸透する何か
ジワジワ怖かった。
静かに、劇中で語られる事実だけが淡々と紡がれていく。
いや、逆か。
紐解かれていく。
特に、驚くような演出もない。
だが、絡め取られていく恐怖感を感じていた。まるで、隣の空席にでもソレはいるような感じである。
リングの時も思ったが、「音」による作品への色付けってホントに効果的だ。
身近な分だけ、臨場感が豊かだし、もっと言うと、今の映画館の音響システムを駆使したら、観客に後ろを振り向かせる事だって出来るんじゃないかと思う…。
案の定、1人の部屋に帰りたくなくなった。
俺んちでも音がする。
いや、してた。昔からずっと聞こえてるから、さして気にも止めなかったんだけど、ぶっちゃけ音の原因はわからない。
突き止めようと思った事もない。
昔から鳴ってたから。そういうものだと思ってた。
ずっと聞こえる訳じゃない。
時折「ギシッ」とか「カタン」とか「コトン」とか。
…劇中で語られるような事、なのかもしれない。
物語的には、凄くよく出来ていた。
小さな事から広がり、巻き込まれて波及し、連鎖していく恐怖。
裏付け、事情、決して過剰な演出をするわけでもなく、あるがままに囚われていく登場人物たち。
リアクションを細かく拾い、繋げていく編集とアングルが秀逸だった。
何より、それを提示した監督が素晴らしい。
1人でお住まいの方は、夜を覚悟して観に行くと良いと思う。
なんというか、対処のしようがないのだ。
傍観するしかない。
祈るしかない。
祈るにしたって何にだろうか?
どちらも得体がしれないって上では同義のような気もする。
有効かつ確実な手立てがないのだ。だから、怖いのかと思う。
対処のしようが分かれば、怖さも半減するのだろう。得体の知れなさは変わらないのだけども。
ああ、それともう一つ。
この作品の予告編は失敗作だ。
バラし過ぎだろう…予告編により構築した進行が本編にもそのまま当てはまり、なんだかネタバラし感満載だった。
そして、案の定、本編を見ながら、その予告編を回顧しなかった事はなかった。
いちいちスクリーン以外の事に思考が削がれ邪魔なのである。
ああいう、サスペンス要素の強い作品には不向きな作りの予告編だった。
初・映画館でホラー
怪談好きの方に是非おすすめです
原作がとても良かったので、映画化すると知ってから楽しみにしていました。しかし原作は、派手な怪異はないのに、地味な調査を続けるうちにどんどん怖くなってくるところが良かったので、映画には向かないのでは、テイストが変わってしまうのではと心配ではありました。でも実際は、原作の雰囲気そのままで、グロテスク表現やびっくり演出無しに深い恐怖を感じました。また昭和や大正時代の再現映像は文章では表現できない映画独自の怖さがありました。私はホラー映画、怪談好きですが、普段ホラー映画を観ても怖いのは劇場の中だけです。しかし昨夜は帰ってから自宅の暗闇が物音が怖く感じました(40のおじさんですが)。それは非現実的なクリーチャーや怪異では無く、現実にあり得そうな地続きの恐怖を描いているからだと思います。映画オリジナル要素も賛否有ると思いますが、私はこれはこれで有りだと思います。実話系怪談好きなら是非。
結果、それほどでもなかった
橋本愛と竹内結子だけを見ていれば、それで満足だった。特別好きな役者ではないのだけれども、なんかこの映画の二人はいい。
展開も通常のホラーと一風変わっていて、中盤までは食い入るように見ていたけど、坂口健太郎が出てきたあたりからなんだか長いなッて思ってしまいました。何でだろう?多分、坂口健太郎が好きじゃないからかな。
歴史を追って古地図を引き出して、繋げて繋げて掘り下げていくところが非常に面白かったなぁ。その過程が面白くて、最終的な目的地にたどり着いた時には悲しいかなもう面白くないんだよねー。ある意味オチを捨てているような映画だったのでは?オチは重要視してないに、無理に落とそうとしているから面白くなかったのかなぁ。もっとぶちっと終わってくれた方がむしろ良かったような気がする、個人的に。
ホラーが苦手でも…
ホラーって難しいね
充分怖い!
じわじわと迫って…
ホラー入門編にしよう
ミステリー要素にワクワクして観に行ったのですが、とっても盛り上がりが欠ける残念な仕上がりでした。
後味悪く終わらせたかったと思うんですが、ホラー描写も中途半端・ミステリー要素も中途半端で結局「不思議ちゃんな映画だったね」という感じ。眠くなってしまう。
ある事がキッカケで怨念が生まれそれに殺されまた怨念が生まれ…そして拡がっていく、終わりがないんだよっていうのは伝わった。
映画でまとめちゃうには難しいお話だったかも。
連ドラとかだったら、一つ一つの家にもう少しスポットを当てていけたのかもしれないけど。
しかしホラーが苦手な方にはオススメ!出てくる時はビックリするかもしれないけど、幽霊自体のクオリティはとても低い。
ホラーの練習をしたい人向け。
ホラー映画というより怪談映画
映画館で予告を見たときにこいつは絶対に面白いって思った。
実際に見て思ったのは、リングや呪怨みたいなホラー映画というよりも、
ネットにあるまとめ怪談と同じ雰囲気のする作品だった。
「くねくね」や「rinfone」みたいなテイスト。
ちなみにこの二つは怪談・ホラー好きなら読んだ方がいいと思う
話の進行はまさに怪談の王道。
ちょっとした出来事から、芋蔓式にわかる事実。
そしてその恐怖が伝染していく。
話は常に一定のスピードで進んでいくのは
日常生活の中にある出来事を描こうと狙ってのことだろう。
にしても、個人的にはクライマックスとよべるシーンが欲しかったな、と。
まとめると、リングのような映像びっくり系が苦手な方でも楽しめる映画です。
原作の方が怖いとの事なので、明日あたり本屋で買って読みたいと思います。
{(-_-)}やばい話は根が同じ
『呪怨』ファイナルを観て、もうくだらないジャパニーズホラーは観ない!と思っていましたが、怖いもの見たさは治らず!
視聴してみましたが、、、、、。この映画ホントにジワジワきますよね。一つのホラーが幾つものホラーと連動し
怖さが鼠算式に増えていくというか、、、、。
自分が借りたアパートの前に住んでた人は一体どんな人か?わかりませんよね、そんなの。
もしかしたら、非業の死を遂げていたりとかしてたりして。
今までに5回ほど転勤に伴いアパートをかえていますが、全て新築か築年数が2〜3年の物件にしてます。
やっぱり気持ち悪いですよね。
じわっと、怖!怖!でした。
いやぁ、怖いですね!十分怖かったです。
想像力を刺激される恐怖のホラーです
相手が、生者でも、死者であっても
繋がることは、良いことも、悪い事も
おこりうる話なので、リアルに心配です。
『リング』の貞子や、『呪怨』のかや子が
出るような、やたらわかりさすい、恐怖の
根元が直接襲ってくるのとは根本的に演出
が違うのでそこが良かったです!
舞台挨拶の回を観れたので、そこも良かった。
中村監督の作品はよくみているので
今後の作品にも期待です。
しかし、なぜ 穢れの影響を受ける人と
受けない人との差がでるのでしょうか。
霊感が、あるとか無いとかなんでしょうか?
ちなみに、私は霊感は無いのですが
霊感が強い人と付き合っていた時は、やはり
何度か、怖い思いもしました。
個人的に、願うのは
亡くなった方の霊が忌み嫌われるばかりの存在
になってしまうのは悲しすぎるので、救いがある
作品にも、出会いたいものです。
じわじわくる怖さ
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