残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋のレビュー・感想・評価
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怪談好きの方に是非おすすめです
原作がとても良かったので、映画化すると知ってから楽しみにしていました。しかし原作は、派手な怪異はないのに、地味な調査を続けるうちにどんどん怖くなってくるところが良かったので、映画には向かないのでは、テイストが変わってしまうのではと心配ではありました。でも実際は、原作の雰囲気そのままで、グロテスク表現やびっくり演出無しに深い恐怖を感じました。また昭和や大正時代の再現映像は文章では表現できない映画独自の怖さがありました。私はホラー映画、怪談好きですが、普段ホラー映画を観ても怖いのは劇場の中だけです。しかし昨夜は帰ってから自宅の暗闇が物音が怖く感じました(40のおじさんですが)。それは非現実的なクリーチャーや怪異では無く、現実にあり得そうな地続きの恐怖を描いているからだと思います。映画オリジナル要素も賛否有ると思いますが、私はこれはこれで有りだと思います。実話系怪談好きなら是非。
結果、それほどでもなかった
橋本愛と竹内結子だけを見ていれば、それで満足だった。特別好きな役者ではないのだけれども、なんかこの映画の二人はいい。
展開も通常のホラーと一風変わっていて、中盤までは食い入るように見ていたけど、坂口健太郎が出てきたあたりからなんだか長いなッて思ってしまいました。何でだろう?多分、坂口健太郎が好きじゃないからかな。
歴史を追って古地図を引き出して、繋げて繋げて掘り下げていくところが非常に面白かったなぁ。その過程が面白くて、最終的な目的地にたどり着いた時には悲しいかなもう面白くないんだよねー。ある意味オチを捨てているような映画だったのでは?オチは重要視してないに、無理に落とそうとしているから面白くなかったのかなぁ。もっとぶちっと終わってくれた方がむしろ良かったような気がする、個人的に。
ホラーが苦手でも…
ホラーって難しいね
充分怖い!
じわじわと迫って…
ホラー入門編にしよう
ミステリー要素にワクワクして観に行ったのですが、とっても盛り上がりが欠ける残念な仕上がりでした。
後味悪く終わらせたかったと思うんですが、ホラー描写も中途半端・ミステリー要素も中途半端で結局「不思議ちゃんな映画だったね」という感じ。眠くなってしまう。
ある事がキッカケで怨念が生まれそれに殺されまた怨念が生まれ…そして拡がっていく、終わりがないんだよっていうのは伝わった。
映画でまとめちゃうには難しいお話だったかも。
連ドラとかだったら、一つ一つの家にもう少しスポットを当てていけたのかもしれないけど。
しかしホラーが苦手な方にはオススメ!出てくる時はビックリするかもしれないけど、幽霊自体のクオリティはとても低い。
ホラーの練習をしたい人向け。
ホラー映画というより怪談映画
映画館で予告を見たときにこいつは絶対に面白いって思った。
実際に見て思ったのは、リングや呪怨みたいなホラー映画というよりも、
ネットにあるまとめ怪談と同じ雰囲気のする作品だった。
「くねくね」や「rinfone」みたいなテイスト。
ちなみにこの二つは怪談・ホラー好きなら読んだ方がいいと思う
話の進行はまさに怪談の王道。
ちょっとした出来事から、芋蔓式にわかる事実。
そしてその恐怖が伝染していく。
話は常に一定のスピードで進んでいくのは
日常生活の中にある出来事を描こうと狙ってのことだろう。
にしても、個人的にはクライマックスとよべるシーンが欲しかったな、と。
まとめると、リングのような映像びっくり系が苦手な方でも楽しめる映画です。
原作の方が怖いとの事なので、明日あたり本屋で買って読みたいと思います。
{(-_-)}やばい話は根が同じ
『呪怨』ファイナルを観て、もうくだらないジャパニーズホラーは観ない!と思っていましたが、怖いもの見たさは治らず!
視聴してみましたが、、、、、。この映画ホントにジワジワきますよね。一つのホラーが幾つものホラーと連動し
怖さが鼠算式に増えていくというか、、、、。
自分が借りたアパートの前に住んでた人は一体どんな人か?わかりませんよね、そんなの。
もしかしたら、非業の死を遂げていたりとかしてたりして。
今までに5回ほど転勤に伴いアパートをかえていますが、全て新築か築年数が2〜3年の物件にしてます。
やっぱり気持ち悪いですよね。
じわっと、怖!怖!でした。
いやぁ、怖いですね!十分怖かったです。
想像力を刺激される恐怖のホラーです
相手が、生者でも、死者であっても
繋がることは、良いことも、悪い事も
おこりうる話なので、リアルに心配です。
『リング』の貞子や、『呪怨』のかや子が
出るような、やたらわかりさすい、恐怖の
根元が直接襲ってくるのとは根本的に演出
が違うのでそこが良かったです!
舞台挨拶の回を観れたので、そこも良かった。
中村監督の作品はよくみているので
今後の作品にも期待です。
しかし、なぜ 穢れの影響を受ける人と
受けない人との差がでるのでしょうか。
霊感が、あるとか無いとかなんでしょうか?
ちなみに、私は霊感は無いのですが
霊感が強い人と付き合っていた時は、やはり
何度か、怖い思いもしました。
個人的に、願うのは
亡くなった方の霊が忌み嫌われるばかりの存在
になってしまうのは悲しすぎるので、救いがある
作品にも、出会いたいものです。
じわじわくる怖さ
見ざる聞かざる障(さわ)らざる
『予告犯』『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督最新作。
彼は『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズの
演出とナレーションも多く手掛けているのだけれど
(「と、でも言うのだろうか……」っていうアレね)、
実は映画としてのホラーって最近ほとんど撮ってない。
果たしてどんなホラーになるのか、楽しみにしていた。
結論としては……
ぎょっとさせるようなシーンは少ないし、『リング』
『呪怨』のような強烈なビジュアルの恐怖は無い。
だが、それでもこの映画は怖い。すんげえ怖い。
瞬間風速の強い台風ではなく、じっとりべっとりした
梅雨のような厭(いや)な感じ、とでも言うか。
「あー怖かった~」で終わる映画なら幾らでもあるが、
“その類いの話”を信じる人なら、この映画は観賞後も
しばらくその厭な後味を引き摺ると思う。
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実録ホラーものを手掛ける作家の“わたし”のもとに
届いた、女子大生“久保さん”からの手紙。
そこに書かれていた怪奇現象は、「無人の寝室から、
畳を掃くような音がする」というもの。
調査が進んで怪異の正体がハッキリしていくかと思いきや――
時代を遡れば遡るほど「湧いて出る」、忌まわしい逸話の数々。
自殺に他殺に事故死に変死、おぞけを覚えるほどの死屍累々。
怪異の因縁はまるで感染症のように拡がり続け、
どこまで行っても終わりが見えない。
この映画は、話が進めば進むほどに不気味さが増していく。
言うなればいろんな色の絵の具を重ね塗るかのように、
進めば進むほどにどろどろと澱んでいくような感じなのだ。
終盤にもなると、「……待てよ……この映画観てる
自分は大丈夫だよな……」という不安すら覚える始末。
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それに本作、疑似ドキュメンタリーとかそういう
スタイルを取ってる訳では無いし、おまけに
名のある役者さん達もがっつり出演してるのに、
醸し出される“実話感”がハンパない。
人の怨み辛みが残りそうな事件事故というのは
僕らもしょっちゅうニュース等で耳にするけど、
本作に登場する逸話の数々もやけに身近な話ばかり。
「親戚の○○さんとこの娘さんが……」
「実は近所のあのお婆ちゃんは昔ね……」
「ずっと前に新聞にも載ったけどあそこの家は……」
みたいな。
また、大抵のホラー映画は主人公らが味わう恐怖の
シーンと真相究明シーンを交互に描く流れがまるで
フォーマットのように用いられるが、本作はそこも独特。
恐怖シーンは基本的に、投稿された手紙や主人公らが
行うインタビューからのイメージとして描かれるので、
“現在起こっている”恐怖シーンがほとんど登場しない。
いわば観客には主人公たちと同様、「気味が悪いけど
自分はあくまで聞き手だし」という安心感がある。
だが、話が進むに連れてその壁が少しずつ崩れていく。
そのじわりじわと侵食されていくような感覚が、怖い。
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惜しむらくは、クライマックスの恐怖の畳み掛けを
もっとしつこくやってほしかったり、「最後あんたで
締めるんかいッ」というキャラでエンドロールを
迎えてしまう所で消化不良を覚える点。
まあ……実録ものの雰囲気を狙うならやりすぎは禁物
なので、あの辺が落とし所だったのかも知れないが……。
エンドロールでは劇中であいまいになっていた
あるアイテムが登場して“厭な後味”に貢献してくれるので
そこはよしとするか。
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土着的、と書くとかえって身近な感じが薄れてしまう
気がするが、斬新ながらも実に日本的なホラー。
僕はホラー映画にかなーり点が甘い方だと思うので
判定4.5は付け過ぎと思う方もおられるだろうが……
個人的にはかなりの秀作だと思います。
にしても、あんな恐ろしい現場取材にまで
付き合わされた“久保さん”かわいそう(笑)。
<2016.01.30鑑賞>
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余談:
僕は一昨年に今のマンションに引っ越した。で、
細かい所はもううろ覚えなのだが、その部屋探しの際、
築約40年2階建て一軒家の情報を見掛けたのを覚えている。
5人家族くらいが住めそうなそこそこ大きな間取り。
家賃はたしか……月35,000円……。
……やめといて正解だった……と、でも言うのだろうか。
(↑書きたかっただけ)
良作です
ホラーテイストのミステリーかな?恐がる気満々で劇場に足を運ぶと肩透かしを食うかも。とは言え自分は充分に楽しめました
土地を介して穢れが拡がる様は呪怨、怪奇現象の根本を探って行く過程を魅せるのはリング。日本が誇る2大ホラーのエッセンスを想起させる良作です
久々にもう一度観たい!と思わせるホラー映画に出会えました。ただサブタイトルはセンスないですよね(笑)
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