シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人

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シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人

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解説

電動車いすに乗った92歳と86歳の女性が、「経済成長」についての答えを求めて奔走する姿を追ったドキュメンタリー。シアトルの田舎町で暮らすシャーリーとヒンダは、自分たちがわからないことを知るために大学生や大学教授、経済アナリストらへ質問を繰り返し、ついには世界経済の中心であるウォール街へと飛び出して知的好奇心を満たしていく。時にはバカにされたり脅されたりしながらも情熱を絶やさない2人の姿を通し、年齢に関係なく様々なことに興味を持ち続けることの大切さも描いている。監督は、ノルウェーの実力派ドキュメンタリー作家ホバルト・ブストネス。

2013年製作/82分/G/ノルウェー・デンマーク・イタリア合作
原題:Two Raging Grannies
配給:S・D・P

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Fcation Film (C)2013

映画レビュー

4.0ブラック

ミカさん
2017年1月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

資本主義の宿命「経済成長」が必要か否かは、資本主義に生きている私達にはタブーなこと。

おっと、資本主義に生きている資本家にはタブーなことでした。

「経済成長」をエサにする資本家は、「やりがい」をエサにするブラック企業と根っこは一緒ですよね。

資本主義社会に生きる私達は、資本主義のブラックな側面を見ないと。自分達の成長が経済成長のエサにされているってことを。エサ上げてませんか?

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ミカ

4.0おばあさん達が『経済成長って何?』って質問すると『うるさい死ね』と脅される

tedさん
2016年2月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

最近アメリカ経済は持ち直して来てますが、90歳くらいになると過去に何度も恐慌と不況を経験しているはずなので、この二人に限らず、ウォール街に行って『経済成長って何?』と質問してみたいと思っている方は少なくないはずです。この二人の場合残り少ない人生なんだからとそれをやっちゃう訳ですが、なんと『うるさい。死ね』などと脅されます。これではウォール街ってチンピラ野放ししてんのかなぁ?とか、少なくともモラルも知性もそれほど高くないことが伺えてしまいます。映画自体、疑問を解決できずに終わってしまいますが、もともと経済はこんなにも非人間的なものだったのか?ということを電動車イスに乗ったおばあさん達に突きつけられることになってしまいました。

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ted

5.0『生きる』のか『生かされる』のか。

2016年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「人生を『生きる』のか『生かされる』のか」を考えさせられた一本。

この映画に正解は無い、ただ老いてなお現状に疑問を持つ、人の飽くなき好奇心がここにはあった。

日常に溢れるナアナアを良しとは出来ないご老人の活躍。

と見れば綺麗な話だが。

老いて故の自由の利かない現実。
子供達世代の現状を生きるだけで現実には精一杯な実情。

それでも現役を退いてもなお現状に疑問を持ち、積極的に社会に関わろうとする姿勢は。
人が「家畜でありたく無い」と思うなら、本当に大切な事だと思う。

そんなところも含め、いろいろな点で考えさせられた作品。

おばあちゃん、あなたも知らずと今の世の中の有り様に片棒担いでたんだよ。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.5お金じゃないのよ、人生は!

2015年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

予告編を見たときから、このドキュメンタリー映画は、とっても楽しみにしていた。
電動車椅子に乗るおばあちゃん二人が「経済成長って必要なの?」と大学教授や、ウォール街のセレブたちに果敢に挑む、という内容である。
このおばあちゃん二人は、シャーリーが92歳、ヒンダが86歳。
いわゆる「アラナイ」アラウンド90歳という高齢だ。
アメリカ、シアトルの田舎町に住んでいる。
普段は歩くのも支障があるので、外出は電動車椅子。トコトコと踏切を渡り、スーパーマーケットに向かう。
その途中に、ホームレスの人たちが多くいる。
ニュースや新聞では、年金だけでは家賃も払えなくて、家を追い出された、とか、今は不景気だ、という。それを解決するのが「経済成長だ」と偉い人たちが言っている。
スーパで買い物をしながら、二人は
「もっと無駄使いしろってことなの? いらないモノをたくさん買って、それで世の中良くなるのかしら?」
と素朴な疑問を持つ。
売り場では、陳列された洋服ハンガーにぶつかったり、物を落っことしたりと、何事も若い人たちのようにスムースに動けない。
そんな二人が「アラナイ」にして、ついに経済問題に目覚めるのである。
なお、本作では明らかに演出が入っていることは確かである。
それを「ヤラセ」と見るかどうかは、観る人それぞれの主観に任せていいと僕は思う。
以前観た「世界の果ての通学路」というドキュメンタリー映画。
世界各国の僻地の子供達が、学校に行くために、どのような困難を強いられているか、を描いた作品である。
この作品でもやはり、あきらかな「演出」があった。
しかし、それは観客に対して、意図的に事実の歪曲を狙ったものではなかったと僕は解釈している。
さて、シャーリーとヒンダは、「とりあえず、やってみることよ」と、大学に経済学の授業を聴講したい、と申し込んだ。
幸いにも聴講は許される。
教室の中。電動車椅子に乗った二人のおばあちゃん。若い学生たち。なんとも場違いで、ちょっと気まずい雰囲気の中、授業が始まる。
訊きたいことを質問するため手を挙げる、二人の年老いた聴講生。
しかし教授の対応は冷たかった。
「授業中の質問は、一切受け付けない、いやなら退室しなさい」とのこと。
電動車椅子でゆっくり教室を出て行く二人。
でも、いやな先生ばかりではない。
二人はツテを頼って、年老いた物理の教授から話を聞くことができた。
その老大家は言う。
「世の中の人たちは”指数関数”について、何も分かっちゃいませんね」
老大家は、アメーバのたとえ話を二人に披露した。
瓶の中にアメーバを飼う。
アメーバは1分で二つに増えてゆく、とする。
さて、11時に瓶の中にアメーバをたった一つだけ入れてみる。
しかし12時、アメーバはみるみる増殖し、瓶の中から溢れて出してしまった……と仮定する。
ここで教授から質問。
「さて、瓶の中が半分になったのは何時何分でしょうか?」
シャーリーとヒンダは、ふぅ~むと考え込む。
やがて、
「そうねぇ、たぶん11時59分でしょ」
ご名答!!
素晴らしい!!ファンタスティック!!
先生はにっこり。
「だって1分で倍になるんですもの。12時の1分前は、瓶の中は半分だったってことよ!」
続いて質問。
「じゃあ、アメーバが、このままだと瓶から溢れる!!と気がつくのは、何時何分でしょうね?」
 老教授はニヤリとする。
そう、瓶に半分の時でも、まだ、誰もが気づかないのだ。残された時間は、あと、たった1分しかないのに……
これがまさに今、地球と人類が抱える問題なのだ。
先生は優しく解説してくれる。
「経済を5% ”成長させ続ける”ということは、このアメーバの理屈と全く同じです。全世界の人達が、アメリカの一般市民と同じ暮らしを『維持する』には、地球があと4個か5個、必要なのですよ」
そして首をすくめる。
「もっとも最近宇宙では、地球のような”いい物件”はまだ出回ってませんがね」
環境経済学の先生の話も興味深い。
先生は優しくシャーリーとヒンダに説明する。
「資源を使ったら、その資源が自然によって再生されるまでは、次の資源を使わないことです」
このシーンは数分である。その中で観客である僕が理解するには、ちょっと解説が複雑だった。要するにこれを一言で言い表すのが「サスティナブル」という用語なのだろう。
ー持続可能ー
右肩上がりの成長が全てを解決するのだ、という偉い人たちがいる。勝ち組の論理は、富める者たちが、現状の富をさらに増やし続けるための、都合のいい論理だ。
この人たちはきっと、自分たちが地球をショートケーキのように切り分けて食べ続けていることを自覚していない。
こういう一握りの「特権階級」を自認している人たちが集まる、ディナーパーティーが開かれる。
このパーティーにシャーリーとヒンダ、二人のおばあちゃんが挑む。
「質問したいの!」
「成長は必要なの?」
「私たちに、分かるように教えて欲しいの!」
あまりにも素朴すぎる質問。会場に居合わせたセレブ達は失笑する。しかし、二人は真剣だ。
やがて屈強なボディーガードが現れ、二人はパーティー会場からつまみだされてしまう。
しかも脅迫めいた言葉と共にだ。
こうして二人はウォール街を「出禁」になってしまう……
というのは、実は日本語版スタッフが作ったキャッチコピーである。
さて、二人にはよく分かっている。
もうじきお迎えがやってくる。
今の自分たちが欲しいのは、「お金」や「モノ」でもなく、憐みでもない。
彼女たちが最も欲しいのは、時間なのだ。
彼女たちは「経済成長は人を幸せにするのか?」という巨大なテーマに出会ってしまった。
それに気がついたのは残念ながら、シャーリーが92歳、ヒンダが86歳になってからのことだったのだ。
この大きな命題を解く鍵が欲しい。それにはもちろん勉強したり、人を訪ねて行ったり、何かと時間がかかる。
彼女たちはある意味、幸せな老人たちなのかもしれない。
自分達の残された時間で、取り組むべき課題を見つけている人だからだ。
その命題が解けるまで、とてもじゃないが「死んでたまるもんですか!」
と二人は奮闘する。
この二人の「怖いもの知らず」の行動に、観客は爽やかさを感じる。
なぜだろう。
おそらくそれは、彼女達が「無私」であるからだ。
彼女達は自分たちの残り時間が少ないことを知っている。
こういう人たちが、何か人のために、と覚悟を決めた時、もう、この世に怖いものなど存在しないのだ。
自分がこの世を去った時、子どもや孫達が、よりよい世界で暮らしてほしい。
よりよい世界を残したい。
そんな「無私の心」が僕たち観客の胸を打つのだ。
ちなみに本作の上映時間は90分にも満たない。82分だ。
しかし、このチャーミングな、おばあちゃん達のエネルギーと、生き続ける勇気に、十分すぎるほどの満足感をもらえる82分なのである。

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ユキト@アマミヤ
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