戦慄怪奇ファイル　超コワすぎ！ FILE-01 恐怖降臨！コックリさん

怖くて面白い

手堅い展開と行きたい処ではあったが、如何せん舞台が狭く小さいこっくりさん・・。設定も何となく捻り過ぎで、特殊効果もお笑いに近い・・いよいよ本シリーズの終焉か？それにしてもよくここまで頑張ったと言える。

　高校受験合格をかなえてくれたコックリさんにお礼をするため、指示された3年後に女子高生3人が廃校となった母校に集まることになったが、一人来られなくなった。コックリさんが告げたのは「3」「しね」・・・

　3人目の新菜のもとを訪ねた一行。祥子と純が大変な目に遭ってるというのに、彼氏とのんびりカラオケタイム。そこで相変わらずの工藤が暴力によって新菜を学校へと連れ出すという展開だ。そして新菜が「3年前のコックリさんでは自分が指を動かした」と告白。キツネ憑きの怖さはあったが、それも工藤が暴力で解決しようとする。さらに動物憑き家系である新菜が飼っている狐を使っていたのだと白杖する・・・

　学校は「トイレの花子さん」と同じ学校か？前回までの記憶は一度リセットされているのだから記憶がないのも無理ない話。冒頭で「超」がつく前のシリーズタイトルにしても全て微妙に違うところからして、時系列が狂ってしまっているんだ・・・たぶん。工藤本人はパワーアップしたとかセンスがあるとか言ってるけど、作品自体はひねりがなくなって面白味に欠ける。

前作からスケールダウンを感じてしまった