ルンタ

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ルンタ

解説

「蟻の兵隊」「延安の娘」などのドキュメンタリー作家・池谷薫が、中国政府の圧政に対し非暴力の闘いを続けるチベットの人々をとらえたドキュメンタリー。チベット仏教の指導者ダライ・ラマ14世が暮らすインド北部の町ダラムサラで彼らを支援する日本人建築家・中原一博を案内人に、焼身抗議を行なう若者たちや、刑務所での厳しい拷問を耐えぬいた元尼僧、24年もの長期間にわたって獄中生活を強いられながらも仏教の教えを守り続けた老人ら、不屈の精神で強大な権力に立ち向かうチベット人たちの生の声をすくいあげ、慈悲や利他の心に基づいた彼らの内なる思いを浮き彫りにしていく。

2015年製作/111分/日本
配給:蓮ユニバース
劇場公開日:2015年7月18日

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(C)Ren Universe 2015

映画レビュー

5.0ルンタの旗がはためくシーンは美しい。焼身の文化の持つ意味。拷問。大...

2021年7月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ルンタの旗がはためくシーンは美しい。焼身の文化の持つ意味。拷問。大草原の空が美しい。チベットのお寺、美しい。独特の文化。
中原さんの涙のシーンがいい。
池谷さんの解説聞いてとても良かった。池谷さんは、実家を売った金で撮ったという。
チベット人たちは、この映画を涙流して見たという。
命がけの撮影だった。
仏教の教えのもと、焼身という形で、抗議を示すチベット文化。

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えみり

4.0●チベットに自由を!

2016年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「ルンタ」とは、チベット語で風の馬。ルンタに乗せて、彼らの想いが神仏に届くことを切に願う。

中国政府の圧政に対して、ダライ・ラマは非暴力を説く。他に害をなさぬよう。
だからではないだろうけれど、チベット人は焼身して抗議する。その数、127人(撮影時点)。10代・20代が多くを占めるという。

彼らがどんな想いで焼身したのか。

ダラムサラで彼らを支援する建築家の中原一博氏が、彼らの想いを丁寧に伝える。その優しい語り口調は、むしろ強い信念を感じさせる。そう。ダライ・ラマのように。言い過ぎか。

政治犯として捕らえられた女性が語る。「ひどい拷問を受けたけど、彼らと互角に戦えたと思ってる。いくら拷問されても、後悔したことは一度もない。自分で決心したことだから。」

広大に広がる草原。そこには鉄線が張り巡らされている。これでは草原を遊牧できない。遊牧民が定住させられても、どう暮らしたらいいかわからないという。
丘から見える風景は、昔ながらのチベット仏教の寺院が立ち並ぶ。しかし、その反対側には中国人の手によるであろう高層ビルが。無茶気な中国人観光客。教育は中国語で行われ、僧侶は極端に減らされる。

それでもチベット仏教の教えを守って、誇り高く生きている。
チベットに自由を!まずは、知ることから始めよう。

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うり坊033

4.5チベット人の心を知る。

2015年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まずは知ること、知ったことを伝えることで、少しでもチベット人の力になれたらと思う。この映画を多くの人に観てもらいたい。
 チベット人たちはなぜ焼身抗議を続けるのか。 中国政府の弾圧に対し、非暴力で抵抗するチベット人たちを支援している中原一博さんが、ひとりひとりの死の背景を追って、なぜ彼らが死ななければならなかったのか、チベットで今、起こっているのか伝えようとされているドキュメンタリー映画。
 ひどい目に合わされても中国人に憎しみを向けていないことに驚いた。だから私が、中国人に憎しみを向けたらチベット人の心に反するんだと思う。チベットの人たちってほんとうにやさしいんだなと尊敬する気持ちになった。いいところいい文化。そしていい人たち。
 非暴力、非服従。なぜチベット人たちを助けられないのか。考えさせられた。焼身抗議がもうこれ以上続かないようにと願うばかりだ。

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いとう

5.0ルンタ

2015年9月3日
スマートフォンから投稿

怖い

焼身自殺される方を数でなく、一人の人生ととらえる姿に感動しました。
明確に中国の侵略と言う勇気にも頭下がる思いです。
65年改善出来ない事、12万もの人がどうして生活費得ているのか?インドとの軋轢ないのか?
疑問に思い、現代史等net、本勉強したのですが、従来のイメージの間違い気付く機会になりました。
「非暴力」がガンジー、アウンサンスーチー氏の非暴力とは異なり、武力抵抗、攻撃認めている点があります。
「対話」では65年何も改善しない事も驚きです。改善なく60年国体維持できたのは、現代では北朝鮮とチベット亡命政府ぐらいでしょう。
自分は65年経っても、焼身自殺する国を子供孫に残したくありません。
国連米国に義務果たすための国内法整備への賛成強くしました。

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yoshii
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