マイ・インターンのレビュー・感想・評価
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お仕事系ハートフル映画
NHKBSの放映を録画していたものを1年以上経ってようやく視聴。もう8年前の作品なのか。
若きキャリアウーマンのビジネスパートナー(部下)が老紳士という設定は面白いけど、ストーリーや演出に斬新なところはない。
会社経営をしていたら起こりそうな出来事が起こり、老紳士のアドバイスと機転で解決していく。そして周りの人も彼を信頼しはじめ、プライベートの相談もするようになっていく。
これだけ書くと、ありきたりな映画のように思えるが、アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロがとてもいい味を出していて楽しく、暖かく観ていられる。
いわゆる「悪人」が出てこない、全世代が安心して観られる良作。
ロバート・デ・ニーロは演技が本当に上手。あんな機知に富んだ老紳士になりたい(なれないけれど)。
今年一番のヒューマンドラマ
『プラダを着た悪魔』の、アン・ハサウェイが、忙しくて家庭も仕事も煮詰まったエクゼクティブを演じるのを聞きつけ、どうしたって期待せずには居られませんでした。
生涯でも、ベストテンに入るくらいに好きな映画の、まるで続編のようなキャラクター設定だなと思ったからです。
そして、今作では、なんと自身がアシスタントを雇うという発想の転換。その役にデ・ニーロが入るという、夢のようなキャスティング。
相変わらず、私生活では結婚した夫とうまくいかず、忙しい毎日を飛び回っている雰囲気まで、あの映画にそっくり。
それでいて、暗くならないのは、アンの、天性のキャラクターによるところが大きいと思います。
かたやデ・ニーロですが、これがまた素晴らしい演技で、おそらく彼以外の誰が演じてもこの役は出来なかったのではないかと思います。
ほんの短いセリフで、的確な指摘を与え、表情や身振りを交えて人を変えていく。するどい観察眼に加え、今、自分が出来ることにベストを尽くすという姿勢。
彼の生き方は、世の男性の見本となるものです。
あえて雰囲気で言うなら、『ドライビング・ミス・デイジー』の、モーガン・フリーマンに似た役どころですが、もっと、積極的に周囲の人間関係に関わっていきます。
もちろん映画ならではの話の飛躍と、いくつかの奇跡的な偶然はあるものの、ストーリー展開にも全く無理がなく、最後まで、本当に至福の時間を過ごせました。
願わくば、次は是非、日本語吹き替え版で、彼の名言を噛みしめながら見てみたいものです。
こんなオフィスがあったらいいな!が描かれている映画
映画の本筋とは全く違うものの、この映画に出てくるオフィスがオシャレでファッショナブルで、こんなオフィスを作りたい!と思わせてくれる映画でした。
多様性を大事にする中で、リアルに自分よりも年上のインターン生や後輩を持つことも増えてきている中で、この映画はどのように年上の方と接すればいいのか、どのように心を通わせていくのかが分かりやすく書いてあって面白かった。
主人公は誰もが羨むような女性経営者で、仕事も子育ても何もかも一生懸命。
見ていて危なっかしいものの、あまりにも一生懸命なのでつい自分ごとのように応援してしまった。
全部がうまくいって欲しいと心から願った映画だった。
心温まる映画。幸せな歳のとり方をしたい!
ベンは若者ばかりの会社に入った70歳男性のシニアインターン。最初は社内で浮いた存在でしたが、徐々にみんなからの人気者になります。
ベンのような人と仕事がしたいと思いました。仕事もできるし、誠実で人柄もいい!
人生の先輩としてパートナーになってほしいですね。あんな内面からかっこいい70歳の男性はいるのでしょうか。
私は女ですが、ベンのように歳をとることで人生経験の豊富さからくる魅力にあふれ、みんなから愛される存在って素敵だなと思いました。
さらに、ベンの人のいいところを見る態度も好きです。
超やり手女社長のジュールスも、ママ友のあいだで悪く噂されてしまいますが、ベンはさりげなくポジティブに、素晴らしい女性だと意見を言っています。
そして、ハンカチの使い方の、紳士たるかっこよさよ!
でも最初は一筋縄にいかなかったのが、コメディ要素も加わって、映画として面白いところ。ジュールスは会ったときあからさまにベンに対する嫌悪感をあらわにしてしまったり、一緒に仕事がやりにくいからとすぐ自分のもとから離れる異動を命じたりしました。
ジュールスは最初のほうの描き方としては、仕事はできるけど、不愉快な嫌な女でした。けど、だんだん違ってきました。正直に心からベンに詫びたところから好感がもて始めます。そして、実は家族思いだし、社員のことも考え、仕事への情熱、お客様への思い、どれもめいっぱい注いでいるのです。ジュールスにも女性としての生き方として憧れました。
この作品は安心して観られます。
そして、見終わった後、満足感、多幸感があふれてきます。2015年の作品ですが、何度でも見たいし人にいい映画だとすすめたい作品す。
心が温かくなる映画
ロバートデニーロ最高
社会人になる人、すでになっている人、是非見てほしい映画。
アンハサウェイが頑張りすぎて、仕事と家庭内の悩みに苦しむけれど、そこを上手くフォローするデニーロさんが素敵だった。。
そんなデニーロさんに癒される。こんな人物が周りに一人でもいたらな…と思うと同時に学ぶ所も多い。
社会人に一度は見て欲しい映画。
安心して観られる
おじいちゃんデニーロが頑張る映画
おっさん官僚や政治家はみんな観ろ!
ここ数年ロバート・デ・ニーロが
良い感じの爺さんを丁寧に演じてると思ったら、
こんな最高の爺さんにたどり着いたとは〜〜
兎に角、出だしからデ・ニーロにやられっぱなし!
身だしなみも素敵なら、若者相手に自慢話をする事も無く、
本当に困った時に的確なアドバイスをくれる。
慣れないPCやネットの世界にも積極的に馴染もうと努力する
ひたすら前向きな高齢者、こんな老人いないわねえ〜〜
その上、働く女性を暖かい目で見守ってくれる姿勢は
「理想の老人」そのもの。
「一億総活躍社会」なんて、
全く中身の無い宣伝文句だけを作ってるどこぞの国の
頭の古いおっさん官僚や政治家にはぜひ観て欲しいわ!!
女性が家庭と子供を持って責任ある立場で働くのって
こんなに大変なんだぞ!!
この映画はファンタジーだからまだマイルドに描写されてるけど
それでも、ママ友には嫉妬されるし、
旦那は思わぬ事をしでかすし、
挙げ句の果てには
彼女が頑張って立ち上げた会社にも関わらず、
やっぱ女のCEOは頼りないと言われてしまう。
女性蔑視の視線はアメリカでさえなかなかに手厳しいわ。
派手な大作映画ではないけど
楽しく笑って、ちょっとホロッとして、元気が出れば
映画を観た意味が十分有る。
映画館で観るだけでなく、
おそらくは働く女性が何度も観たくなる
心の友になってくれそうな暖かい映画です。
ダンディに年齢制限なし。
己の人生に重ね観。女社長の夫の謝罪シーンにウルウルも…
全く知らない作品だったし、
キネマ旬報第39位ということもあり
鑑賞を躊躇したが、
主人公の境遇の相似から、
自分の人生に重ね合わせて観てみた。
デニーロ扮するシニアインターンの
一言一言が示唆に富み、
周囲の人の生き様に修正を加える展開。
ただ、女社長は、終盤での
シニアインターンとの会話で分かるように、
CEO雇用の件では
会社経営と家庭の在り方の間で迷うものの、
彼女は人生への理解が深い良く出来た女性。
彼の助力が限定される人間像に
感じたことと、
シニアインターンのような発言や人柄が、
現代の組織の中では
その存在感にウエイトを与える
ほど甘くはなく、現実論としては
説得力に欠けていないだろうかと。
そして、映画そのものの作風としても、
途中のコミカル感溢れる展開が
必要だったのか、むしろ、
少し描くべき内容にバラバラ感を
与えていないだろうか、とも。
女社長の夫が、
彼の浮気を機に離縁を表明したらと
ハラハラしながら観ていたが、
よりを戻すべくの謝罪には
涙腺が緩んだものの、
全体的にまったりとした印象で
メリハリに欠ける演出が残念に思えた。
定年以降にこんな風に働いて見たい!
みんなの前向きな姿に元気がもらえた
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