アクトレス 女たちの舞台

劇場公開日:

アクトレス 女たちの舞台

解説・あらすじ

華やかな芸能界で生きる大女優の孤独と葛藤を、ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツら豪華女優陣の競演で描いたドラマ。有能なマネージャーのバレンティーヌと二人三脚で日々の仕事をこなすベテラン女優マリアは、自分が女優として成功するきっかけとなった作品のリメイクへの出演依頼を受ける。しかし、マリアに与えられたのはかつて自分が演じた若き美女シグリッド役ではなく、彼女の中年の上司ヘレナ役だった。やがてマリアは、ハリウッドで活躍する若手女優ジョアンがシグリッド役に配役されていることを知る。「夏時間の庭」のフランス人監督オリビエ・アサイヤスが監督・脚本を手がけ、女優たちの光と影を美しい映像と壮大なクラシック音楽にのせて映し出す。スチュワートがアメリカ人女優として初めてセザール賞助演女優賞を受賞して話題を集めた。シャネルの特別協力による洗練されたファッションにも注目。

2014年製作/124分/PG12/フランス・スイス・ドイツ合作
原題または英題:Sils Maria
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2015年10月24日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第67回 カンヌ国際映画祭(2014年)

出品

コンペティション部門
出品作品 オリビエ・アサイヤス
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(C)2014 CG CINEMA - PALLAS FILM - CAB PRODUCTIONS - VORTEX SUTRA - ARTE France Cinema - ZDF/ARTE - ORANGE STUDIO - RTS RADIO TELEVISION SUISSE - SRG SSR

映画レビュー

5.0 ビノシュの中でサイコーではないかと思う。女優としての人生のすべて...

2022年1月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

 ビノシュの中でサイコーではないかと思う。女優としての人生のすべて、格、レベルの高さがある。
 ヘビの雲の風景も美しかった。
 最初の秘書とのやり取りがいきなり切断され、その点は謎。
 一度見たような気がしていたのだけど。
 笑うシーン、張り詰めた感情、激しさ。女優の仕事の一端を見た。

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えみり

3.5クリステン・スチュワートが良い。

2021年7月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

寝られる

大女優の主人公がかつて自分が演じた若い女性と熟年女性の恋の物語を今度は熟年女性役で演じることになる話。
.
3部構成の中の2部は主人公の秘書役のクリステン・スチュワートとの劇の練習がほとんどで、劇中劇と2人の関係が被るような構造。
.
秘書の意見を優しげだけど全部否定してる主人公は、自分の殻に閉じこもって若さと戦っているように見えた。老いを気にすれば気にするほど惨めになるのになかなかできないのよね。
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良い意味でフランス映画的なので、苦手な人は苦手かも。というかフランス映画って絶対映画館で見ないと集中できん。。
.

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せつこん

3.0クロエが出演してるから視聴

2021年1月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

幸せ

ベテラン女優マリアと初めて会ったシーンにジョアン役クロエが来ていたジャガード織の衣装が素敵。その後のレストランで着用していた黒のジャケットにアクセもゴージャス感を出しながらミニスカートとのコーデも良かった。様々なシーンでのインテリアや家具も素敵。スタイリストが凄い。

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ホンマサ

2.5女優

2020年10月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

寝られる

例えば、往年の名作がリメイクされる。主演は新進の女優。オリジナル主演の今や名女優も出演。
映画ファンならワクワクだろう。
が、当事者はどうだろう。
いつまでもトップと若さとその役であり続けたい女優なら。

名女優のマリア。
ある日、出世作のリメイク出演をオファーされるも、無論主演ではなく、出演を頑なに拒否。
リメイク主演の新進女優の度重なるマスコミお騒がせに幻滅。
昨今のスーパーヒーロー映画をチクリ。
映画業界の舞台裏も。

劇中の名女優に、カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、オスカー、セザール受賞の本物の名女優、ジュリエット・ビノシュ。さすがの名演。
クロエ・グレース・モレッツが新進女優のワガママぶりを見せ、これが素だったら…?
会心の好演を見せたのは、ジュリエット演じるマリアのマネージャー役のクリステン・スチュワート。若いながら仕事が出来、仕事の面でもプライベートでも良き理解者、相談相手。時には苦言も呈す。見てると、単なるパートナー以上の関係も感じられ…。クリステンにとってはキャリアベスト級といっていいのでは?

ストーリーは平坦。
風景は絶景。

映画業界の舞台裏と言うより、女のドラマ。
若い女優なんかに負けたくない。
リメイクなんかされて、私の役を取られてなるもんですか。
一人の女優にとっても映画ファンにとっても譲れない役もある。
『風と共に去りぬ』のスカーレットはヴィヴィアン・リー。『ローマの休日』のアンはオードリー・ヘプバーン。『サウンド・オブ・ミュージック』のマリアはジュリー・アンドリュース…。

悲しいかな、老いは確実にやってくる。
幕は自分で下ろす。
新しい幕が上がる。
女優から女優へ。

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近大