ルック・オブ・サイレンス

劇場公開日:

ルック・オブ・サイレンス

解説

1960年代インドネシアで100万人もの命を奪った大虐殺の実行者たちにカメラを向け、各国の映画祭や映画賞で話題となった「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマー監督が、同事件を被害者側の視点から見つめなおしたドキュメンタリー。虐殺された男性の弟として生まれた眼鏡技師の青年アディが、オッペンハイマー監督が撮影した加害者のインタビュー映像に強い衝撃を受け、監督と共に加害者のもとを訪問。現在も権力者として暮らしている加害者に無料の視力検査を行なうことで彼らの警戒をそらしつつ、核心をついた質問の数々を投げかける。やがて明らかになる衝撃の事実を通し、「責任なき悪」のメカニズムが浮かび上がってくる。

2014年製作/103分/デンマーク・フィンランド・インドネシア・ノルウェー・イギリス合作
原題:The Look of Silence
配給:トランスフォーマー

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第88回 アカデミー賞(2016年)

ノミネート

長編ドキュメンタリー賞  
詳細情報を表示

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

※GEM Partners調べ/2021年10月|Powered By U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5

(C)Final Cut for Real Aps, Anonymous, Piraya Film AS, and Making Movies Oy 2014

映画レビュー

4.0人生に一度は見るべきドキュメンタリー

mi2さん
2022年4月6日
iPhoneアプリから投稿

怖い

アクトオブキリングと一緒に観てほしい映画です。見るのが辛い映画ですが、平和慣れしている私たちに「戦争とは」「虐殺とは」を実感として与えてくれるドキュメンタリーになっています。

為政者側(虐殺をした側)の老人たちのほとんどが、過去を忘れた方が良いと言います。そして過去を掘り返せば、再び虐殺が起こると脅してくる人までいます。
しかしそれは全くの逆で平和な未来を作る方法は、過去の歴史から学び間違った行為を正していくことしかないと思っています。
映像の中の村では、(本当かどうかは分かりませんが)過去の虐殺を子ども達は知りませんでした。そして虐殺側の人々の中で虐殺はいけない事だったと口にする人は、1人もいませんでした。
映像内のインドネシアの村は50年前の出来事から現代まで当時の権力構造が残ったままです。過去に蓋をして後世に何も伝えなければ、今後50年の間に同じような虐殺が起こってもおかしくないと思います。そんな未来にならないためにも過去を見つめる勇気を持つ人が1人でも増える事を望みます。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
mi2

5.0気持ち悪い

2021年3月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
toukyoutonbi

3.5真っ直ぐな眼で

近大さん
2020年12月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

1960年代のインドネシアで起きた軍事政権による大虐殺を、加害者の視点から描いた衝撃のドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』。
本作はその姉妹編で、今回は被害者の視点から描く。
あちらは斬新だったが、こちらは真の描き方。

監督と共に同行するのは、眼鏡技師のアディ。彼の兄が殺された。
彼の両親の暮らしも貧しく、恐怖政権の成れの果て。
アディは無料の眼の検査の名目で(タイトルの由来)、今もノウノウとのさばる当事者に近付き、話を聞く。核心に迫っていく。

アディは彼らを断罪せず、赦すとさえ言うが…、
『アクト・オブ・キリング』を鑑賞し、当事者たちの話に耳を傾ける、その真っ直ぐな眼(まなこ)。
それが、彼の応え。
忘れ難い。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
近大

5.0目が悪いならこの眼鏡をかけて見てください

きりんさん
2020年9月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「赤狩り」という宗教。

人間を殺すのはしんどい。
たとえどんな上からの命令であってもしんどい。
ましてや同じ村の顔見知りが、命乞いをし、泣き叫ぶ
その場面では。

だから
必ず戦争には【宗教】が後ろ楯として伴うのだ。
道徳や人情や恐怖に打ち克つにはどうしてもそれを超える【宗教】が必須なのだ。

だから為政者は必ず兵士たちのために、どの時代にも例外なくそれを用意する

・モハメッドも敵を殺すことは禁じていない
・共産主義者は神を拝さぬ“悪魔”なのだから征伐しなければならない
・当方は聖なる神国であり敵方“鬼畜”は殺すべし
・そこにいるのは神国に反逆する“ちゃんころ”であり、“丸太”である。人間ではない
・散華した神軍は英霊として祖国の“神”となる
・殺した人間の血を飲めば狂わずに済むのだという民間信仰

こうして
人間を殺す行為のしんどさは、為政者によって政治的に計算されて与えられた【宗教と信仰】に補償されて、民草に許され正当化され、免罪されてゆく。
【宗教】によって
流血の穢れは祓われ、水ですすがれ、清められるのだ。

日本は、75年前に海の向こうにそれ=宗教行為の残骸=を置いてきたけれど、アディは同じ村に暮らす顔見知りの家を一件一件訪ねる。

眼鏡技師のアディは村を巡る。「はっきり見えますか?」「このレンズでどうですか?」と。

戦後もユダヤ人と同居し続けるドイツ国のヴァイツゼッカー大統領の、あの演説を思い出す。
「あなたははっきりと見ているか?」
と私たちも問われている。

壮絶だ。
虐殺隊長の娘と老妻だけが「許して」と言う。しかしアディの表情は変わらない。

コメントする (コメント数 2 件)
共感した! (共感した人 1 件)
きりん
すべての映画レビューを見る(全24件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「アクト・オブ・キリング」シリーズ関連作品