マジック・イン・ムーンライトのレビュー・感想・評価
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群を抜いた鑑賞後のシヤワセ感!
なんたるシヤワセ感!に震えた一本。
近頃角が取れまくり、マイルドになり切った感のある意地悪爺さんの快心作。
言ったら造りは素晴らしいけれど、オールドファッションなラブストーリーだし…
御大お得意の野郎視点の喋くり劇だし…
なのにやっぱり魅力的に魅せてくれるのは、監督の「古いのにどこか新しい」錆び無い感覚なのではないだろうか。
そして芸達者達の仕事がとにかく見事なのがまた…
どもりの英国王はもとより。
エマ・ストーンの核爆弾級の魅力が炸裂!涙
コメディ発故か、未だにキチンと正当な評価をされているとは決して言え無いけれど。
やはり彼女の器用さを超えたプラスワンは、稀有なものだと改めて感じた。
いや、それ以上に…
まだ咲かぬ魅力も見逃さ無い…
爺さん、ホントにオンナ好きなんだなぁ〜!笑
ともあれ。
じっくりと楽しみたい、夢見る大人のための作品。
好きってこと
出来の良い、懐かしのブリキ玩具のような作品。
1920年代、南仏リゾート地。
自称 超能力者と天才手品師の駆け引きを描いた本作。
ウッディ・アレン監督の底意地の悪さは陰を潜め。
現代人が昔懐かしいと錯覚するような世界観の中。
柔らかく全体的に整った話運び。
安心して観れる一方、刺激自体は少ない印象の作品でした。
また主演のコリン・ファースとエマ・ストーンは共に安定的。
予測出来ない波乱の展開……は無い分、凪の状態を成立させる安心感がありました。
特に天才手品師スタンリーを演じるコリン・ファース。
不遜で皮肉屋な彼が或る時点を境に、途端にデレ始める展開は。
エマ・ストーン以上に可愛げを振り撒いていました。
そういう意味では天才手品師スタンリーを演じるコリン・ファースのデレ具合を楽しむ作品とも言えます。
出来の良い、懐かしのブリキ玩具のような本作。
ウッディ・アレン監督作品の「ブルージャスミン」程、刺激的では無く。
「ジゴロ・イン・ニューヨーク」程、安っぽくは無く。
安定感や出来の良さは感じるものの……新たな要素は無く何処か懐かしさも感じる。
“ザ・普通に良い映画”という感想を抱きました。
手堅く映画を楽しみたい方。
オススメです。
偏屈な人間達の化学反応。大人向けのヒューマンコメディ。
古き良きラブストーリー
気の利いた脚本
面白かった!さすが、ウディアレンの脚本、声だして笑ってしまう台詞もいっぱい。
ただ、ところどころ寝てしまったからなのか、ストーリーは追えてたのですが、コリンファースのよさがわからず、よって、ラストも、いまいち「???」というかんじで、ご都合主義の、いや、無理のある作り話に、ちょっと首をかしげてしまった。
あのおっさん、そんなに魅力的かなぁー、婚約者までいて、あと、おっさんですよね…
私が寝てる間に、コリンファースが魅力爆発させるシーンがあって、私がそれを見逃しただけなのかもしれないけど。まぁ、お金持ちのウクレレ野郎(笑) よりは、退屈じゃないのかな…
それはおいといたとして、女性たちのファッション、インテリア、南仏の景色は素敵でした。まぁ、恋は、マジック、という洒落の効いた話ってことで、あまり深く考えずに観たらいい作品ってことだよね。そのへんは、さすがウディアレンの気の利いた脚本という感じ。楽しく観ました!
ウディアレンらしい素晴らしい作品!
コリンの中国人。
まさに軽妙洒脱。なぜ歳をとる毎にこんな作品が撮れるのかと
思うくらい、老年アレンのロマンティックは続いている。
どうってことないおとぎ話(ってかウソ三昧)のコメディだけど
最後までサラリと疲れることなく観終えることができる。
あら、どうなるのかしら?この二人~なんて程良く心配させて
しっかり〆るところも昔懐かしい恋愛マジック。
このヒトは原作やら漫画やらに苦しめられることもないわね^^;
しかしクソ真面目な顔したコリンがまぁ喋る喋る!このヒトの
喋りが一番多い映画なんじゃないかと思うほど煩くて超愉快。
お相手(若すぎる)エマに苦言を呈し皮肉る皮肉る!このオヤジ。
そもそもなんで中国人マジシャンなの?^^;骨格で分かったけど
不思議感が満載。現実的合理主義者のマジシャンっていうのが
確かに彼っぽいといえば彼っぽいけど。美人霊能者にコロッと
騙されるところなんか顔面そのものが常時仏頂面なので笑える。
恋に落ちるのもある意味マジックなんだよなぁ…とは思うけど、
音楽といい、ファッションといい、定番でビシッとキメながらも
全く気負いない遊び具合が作風に顕れているところが才能の証。
(どうかお願いします。誰か月光の下で私のことを騙して下さい)
オシャレ
ラストすげえと思った
けっこう解りやすい話なんだよ。
最初は女の人のトリックをどう暴くんだろうって見てるんだけど、それは「あー」と解ってきて、そこから感性と理性の話になってくの。恋愛って理屈でするもんじゃないのにー!みたいな。
これだけ解りやすい話にすると、ちょっと低俗というかになるんだけど、これはお洒落でなんとなく高尚な感じを保ってて、そこが凄いと思った。
細かなネタで伏線張ってきて、それ回収すんだけど、そのやり方がお洒落。
ラストのワンカットが良くて、そこすごく感動した。ずーっと笑いながら観てたんだけど、そのワンカットだけ泣いた。うまいんだよ。
いままで《ミッドナイト・イン・パリ》《ブルー・ジャスミン》とウディ・アレンみたけど、それより面白かったわ。
惜しい…
王道のラブコメ
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