バケモノの子のレビュー・感想・評価
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千と千尋の進研ゼミ@渋谷
渋谷をここまで再現したアニメを見たのは初めて。知っている場所を見るとテンションが上がります。ただ、全体的に既視感を感じる映画です。以下、気になったところ ●映像は「千と千尋~」で見たようなシーンが多い ●ストーリーは前半「ベストキッド」で、後半「進研ゼミ」か「ビリギャル」 ●キャラ(バケモノ)は宮崎アニメの「ホームズ」 ●キャラ(人間)設定が、韓国ドラマか、80~90年代の日本ドラマを思わせる。貧困片親の主人公とお嬢様ヒロイン ●「賢者の話を聞いた。賢さが2上がった!」みたいなドラクエ的な成長過程 ●人間の心の穴は「親」が埋めてやるのか?議論の余地がある ●セリフが説明過剰傾向 例「私はカエデ。親はお金持ちだけど、あまり関係は上手くいってなくて、彼らの満足のために真面目な生徒やってるだけ。今は我慢して名門校に通っているけど、大学入ったら自分のやりたいようにやって、将来ちゃんと自立するのが夢なの」 ●ラスト…。 今や誰でも大学に入れる時代。大学に行かずともネットで世界の一流教授の講義が無料で見れる時代。大学に拘る理由はなんでしょう?大学進学率が低い時代だったら、また違う印象だったかも
ひとりで育ったわけじゃない
ダメな父親役とそれを支える仲間たち。 この構図、何処かでありましたよね? ドラマ化もされた某小説です。冒頭の下りでまさかと思いましたが、最後の最後までそうでした。作品として期待していただけに残念でした。 内容もサマーウォーズの様なバトル、時駆けの様な青春、おおかみこどもの様な家族愛。どれをとっても焼き直し感がたっぷりの作品でした。まぁ、おおかみこどもよりは面白かったですが… 作品としては、秀逸ではありますが、良作止まりで、☆3です。 今作は家族愛がテーマですので、ご覧の際には、ぜひご家族でご覧になっては如何でしょうか。
バケモノの『子』?
出会いから成長するまでの過程は面白くワクワク見れたのに、中盤を過ぎたあたりから急にえ?って思うシーンが多々
熊徹のキャラは良かったけど、ドラマにもなった某小説の登場人物と設定がややカブっている(父親的な熊徹とお坊さんとか)
行方不明で捜索までされていたのにそこには触れず、住民票とかお役所関連が厳しい
ヒロインなる楓があまり共感が持てない(ラストの登場もいらない)
離婚して音信不通だった父親が、あまりにいい人過ぎて、なんでこの夫婦離婚したの?って疑問が残った
この監督は、登場人物の誰かしらに別れをさせる。
サマーウォーズはものすごく面白くてファンになったけど、この作品とオオカミ~はなんだかラストに寂しさが残る
そしてタイトルのバケモノの子って、ここは弟子で良いのではないでしょうか?
熊徹は立派に、父親でしたが、本物の父親が出てそちらの世界で生きて行くって決めた時点でタイトルが合わなくなった
母親が死ぬのではなく、父親が死んで後に母親が登場したら、熊徹が父親代わりでって方がラストも、母親を守る為、自分のやりたい道に進む為って流れがキレイな気がしますが…
渋天街での展開はグッとくる作品。
特筆すべきは熊徹と九太の絆の描き方。 片側が一方的に与える関係性では無く。 両側が互いに作用して共に成長する。 絆が深まった後の理解と信頼に基づいた粗暴な遣り取りも含めて。 熊徹と九太の絆の表現方法が“ぽく”て、グッときました。 中盤までの展開のテンポも良かった。 個人的には熊徹と九太の関係を描くテンポは好きでした。 互いの理解が乏しい序盤は丁寧に。 理解が進み関係が構築されると共に加速度的に早くなる。 修行場で季節が巡る演出、年月を早回しする演出も良かったです。 また街並み/風景の淡く、美しい色彩も良かった。 「絵が綺麗=良い作品」という単純なモノでは無いですが。 絵が綺麗であることが作品を楽しむ上で大切な一要素である事は確か。 冒頭の印象的な火の粉から始まり終始、色彩の美しさにグッときました。 話の展開的にアレな感じの終盤の渋谷も絵の美しさの点では楽しめました。 また九太の幼少期の足元を駆け回る演出も好きでした。 惜しむらくは中盤以降の軸の定まらなさ。 「人間だけが持つ心の闇」設定を呑み込んだとしても。 突如増える人間界側の登場人物達に全く感情移入出来ない。 まず楓。 登場時から微かな違和感を覚えていましたが。 話の展開と共に鬱陶しさが加速度的に跳ね上がる。 「君、邪魔」と言いたくなる場面が多々有り。 判で押したような優等生の鬱屈した悩みを述べる姿は「オンリーワン」気取りか、と毒づきたくなりました。 また九太の父も謎人物。 何の根拠か、突如現れた青年を無条件に息子と認定。 これまでの経緯も聞かず同居を申し込む。 何だか良い人のように描かれているけど、この人、離婚して家庭を捨ててるよね。 旧家の出の母親側の妨害等が原因……ぽいがDV夫の可能性も否めない。 行間を精一杯読み取ったとしても人間界側の人物がペラッペラ。 人間社会への復帰のための“記号”でしかなく全く魅力的ではありませんでした。 渋天街での展開はグッとくる本作。 皆様大好物の芸能人声優。 個人的には宮崎あおいと広瀬すずがイマイチでしたが。 全否定という感じではありませんでした。こんなモンかな程度。 細田守監督の全ての作品で感じる女性登場人物への違和感。 この違和感さえ気にならなければ十分楽しめると思います。 オススメです。
盛り合わせ
色んな要素を詰め込んで、逆にくどかったような…
化物と人間の奇妙な親子関係っていうドラマに終始すれば、しっかりまとまったと思う
人間の闇とか別にいらんわ
主人公が9才から17才に成長するシーンをダイジェストにしたのは残念だった
上の歯と下の歯がチャーミング
西遊記、鯨、教訓めいてはいてもなんだかんだで成長もの。 バケモノだ人間だと壮大なスケール感にもかかわらず、終始ミニマルな世界観が不思議と好印象。 夏の暑い映画館で大人も子どもも入り混じる中で鑑賞。適正年齢は何歳?幼子には分からなかったかも。少し背伸びして小学生や中学生が見るにはいい映画体験かと思う。そんなことを考えながら夏休みを感じるいい映画。
原作を読んでからの映画鑑賞
みなさんおっしゃっていますが、前半は話の流れが速く悪くなかったです。しかし、九太が渋谷に何度も行けるようになるところから話の流れが遅くなっていました。また、一番最初の説明の部分が速くて、原作を読んでない人には少し難しいのではないかと思いました。 渋谷と渋天街とのつながりの道に花があるのですが、なぜあるのかという理由も原作を読んでいないとわからないです。(これが九太がよく渋谷に行き来できるようになる理由です。) 他にもいろいろありますが、原作を読んでから行くと面白いと思います。
思春期の瑞々しさ、悩み、成長をここまで 描き切った映画を観たことが...
思春期の瑞々しさ、悩み、成長をここまで 描き切った映画を観たことがない。 Blu-rayが出たら買うだろう。 悩んだときに見返すだろう、何度でも。 文句無しに 今年観た映画の中で ナンバーワンだ!
安定した面白さ★
全体的に満足いく面白い映画やった! 悪いところは一個もなくて、最後まで特に期待以上なモノもなったのは少し残念(´・_・`) 昨日のプロフェッショナルを見たおかげで後から少し楽しめました。
絵がとても綺麗
絵がとても綺麗でした。アクション映画が好きな私にとっては、戦いのシーンなどはとても見応えがあって、楽しく見れました。 バケモノたちの感情豊かなところなど、きゅーたが成長していく姿は見ていてとても面白かったです。 しかし、後半は正直面白くなかったです。 なんというか、前半がエンタメな雰囲気が強かった分、心情の変化など心に焦点を置いた後半はあまり楽しめませんでした。 たぶん、好みの問題もあると思います。 エンタメ要素が好きなら、サマーウォーズが面白いと思いますし、 成長物語的なものが好きなら、おおかみこどものほうがよく書かれていると思いました。 バケモノの子は、どちらも混ぜてしまった感がありました。 個人的におおかみこどもは見ていて、楽しめなかったので、今回のバケモノの子もそういう点があまり好きではなかったんだと思います。 しかし、本当に戦いのシーンは見ててカッコよかったです。 次はサマーウォーズのようなドキドキワクワクな話を観れるように期待してます!!
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