みんなの学校

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みんなの学校

解説

不登校ゼロを目指す大阪市立南住吉大空小学校の取り組みを紹介し、第68回文化庁芸術祭大賞など数々の賞を受賞したテレビドキュメンタリーを劇場版として再編集した作品。大阪市立南住吉大空小学校。ここでは、発達障害を抱えた子、自分の気持ちをうまくコントロールできない子など、いわゆる特別支援の対象となる児童も同じ教室で学ぶ。大空小学校が目指すのは不登校ゼロ。教職員、保護者、地域の大人たちだけでなく、子ども同士も一緒になり「みんながつくる、みんなの学校」のスローガンに取り組む姿を長期にわたり取材。そこには、ごく普通の公立小学校が実践する濃密な教育の姿があった。

2014年製作/106分/日本
配給:東風
劇場公開日:2015年2月21日

スタッフ・キャスト

監督
企画
迫川緑
プロデューサー
中尾雅彦
加藤康治
兼井孝之
撮影
大窪秋弘
撮影助手
堀貴人
編集
北山晃
編集協力
秦岳志
整音
中嶋秦成
音響効果
萩原隆之
題字
谷篤史
ナレーション
豊田康雄
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(C)関西テレビ放送

映画レビュー

4.5極めて難しいテーマ。共感できずとも見るべき

2024年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

笑える

悲しい

 本当に面白かった。  巷に溢れる臭い演技や演者に飽き飽きして、偶にこういうドキュメンタリーを見るとズガンッと胸を撃ち抜かれるような気持ちになる。小学校時代のことを色々思い出しながら見ていた。  本作は大空小学校というインクルーシブル教育を取り入れた学校のドキュメント。障害のある子も問題のある子も同じ教室で学ぶ。これは見方によっては本来もっと勉強出来るはずの子が他の子の影響が足かせとなる可能性もある。分かれて学ぶ、一緒に学ぶ、どちらが良いかは人の価値観に委ねられるが、国は現在インクルーシブ教育を推進している。この教育を受ける機会をどう捉えるかは極めて難しいテーマであり、本作では皆が平等に受けられる教育を目指す。根幹にあるこの方針に共感出来ずとも見たほうが良い。  舞台は大阪の大空小学校、大阪弁なので他地域の方はちょっと引いてしまうかもしれないが、自分は大阪で生まれ育ったので違和感はなかった。  大筋では前述した方針で学校運営をする木村校長に寄り添った形で進行していく。小学生達は汎ゆる問題を抱えている、障害がある子はいる、騒ぐ子はいる、家庭の事情で登校できない子、そしてそれらを面倒見る子。保護者。そして先生の失敗や反省、歓喜。全ては日常に溶け込んで進むが一つ一つの意味はとても重い。  作中、失敗を精算し、感情的に大人になろうとする子と剥き出しの感情を押し付ける子の場面があり強く印象に残った。自分はブルリと身震えてしまい、少し泣いてしまった(ネタバレはしないので見てほしい。自分が小学生時代を思い出したのはこういう細かい既視感があったから)。  思想や言葉遣い、結論の付け方など、なにかにつけ人を選ぶ作品ではある。が、上映会等機会があれば見てほしい。自分は市役所の上映会でみた。

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ぽりお

4.0本物の一瞬の積み重ね

2019年9月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

難しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
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森のエテコウ

4.5みんなが安心できる空間。

2019年1月14日
iPhoneアプリから投稿

学校の様子を記録した作品。一年間、よく記録してくれたなあと思います。 過剰な演出もなく、素材そのものですので、心地よい作品です。 何でもない生活よりもイレギュラーに注目するのは仕方ないですが、何でもない日常、いつも通りの子どもや授業のシーンの割合が少なく感じたので4.5です。

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ra1k1ch1

3.5等身大の作品

2017年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

鑑賞してから1年以上経過しているので細かいところまでは覚えていない。 だが、あちこちの学校でクラスに馴染めなかった子、知的障害をもつ子、それを通常学級で受け入れ、それぞれを尊重しそれぞれに輝かせる方法を学校全体で模索していく姿は、すべての人に救われるという仏教思想につながる。 再度見たい。

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キッスィ