トイ・ストーリー4のレビュー・感想・評価
全341件中、1~20件目を表示
このシリーズも時流に合わせて“成長”したということか
ピクサーアニメは元来個性や多様性の尊重が基本で、ヒロインが活躍する作品も多かった。それでも、ウッディが不変の主人公でバズとの友情が大きな要素を占めてきたシリーズの第4作で、女性キャラのボー・ピープをここまで冒険の実質的なリーダーとして前面に押し出してきたのには、やはりシリーズ生みの親=ジョン・ラセターがセクハラ問題でディズニーを退職した影響があったからではないか。ピクサーとして改めて、女性だからといって不当な扱いを受けることはない、自立して男性以上に活躍できるとアピールし、悪いイメージを払拭したかったはず。
子供の成長を踏まえたおもちゃと子供の関係性という観点で、第3作は完璧なエンディングだった。だがさらに続編を作るため、「おもちゃにとっての幸福」という根本的な約束事の見直しを決断。思い切った挑戦ではあるが、シリーズの精神がポリコレで理論武装した意識高い大人になったようで寂しくもある。
そこまで酷くない
色々言われてるので覚悟して観ましたがそこまで酷いとは感じませんでした。
ウッディは、というよりおもちゃ達が今まで培ったきたキャラブレブレで、挙句の果てにはもはや地球にいる新たな生命体として描かれていました。
ファンタジーではなくSFでした。
映像はとても素晴らしいし、動きがさらに磨きがかかり何も考えずに見るなら楽しめると思います。
色々言われてますがシンプルにストーリーがつまらなかったです。
納得はできるが心がついていかない
公開後すぐに劇場で鑑賞した
トイストーリーは大好きな映画だ
一作目と二作目は録画して何回もテレビで見たし、小さな頃は、自分のおもちゃもウッディたちのように私がいない間に動き回っているかもしれないと本気で信じていた。
家族みんなでクリスマスイブの日に初めて一作目を見た記憶を今でも微かに思い出せる(飾り付けたクリスマスツリーとクリスマスプレゼントを楽しみにしてるワクワク感も一緒に)。
そんな思い入れ深い作品なだけあって、トイストーリー3のラストは見るたびに泣いてしまう。
アンディは、私たち以上にウッディのことを愛していただろうから、二人の別れは本当に辛い。
ウッディは新たな人生を歩むことを決意し、物語は4作目へと続く
私がトイストーリー4を観てまず浮かんだのは「ウッディを雑に扱うな!!」という怒りです
まず、ウッディは「一番」や「特別」な存在でなくなる
ショックな出来事です
そして、ウッディが選ばなかった過去の選択肢と現実を比較してしまう。
ウッディは博物館に展示できるくらい希少なおもちゃなんやぞ!
そんなに雑に扱うならアンディに返せ!!
バズと別れるシーンあっさり過ぎんか?
このコンビ一生見れないかもしれないと思うと喪失感がハンパじゃないのよ、、
私はトイストーリー4のことを外伝か、公式の二次創作だと思って心を落ち着けています。
話の内容自体は悪くないと思うけれど、これをトイストーリーでやる必要はあるのか
トイストーリーの持ち味を活かしきれてなかったのではないかと疑問に思っています
テーマは3を超えていた
3部作のラストとも言えるトイストーリー3でボニーへとおもちゃが渡ったあとの話。あれだけ感動的な3に持ってくまでにウッディの『おもちゃは子どもたちのためにある』という主張が別の形に変わり続けた3作品3では集大成とも言えるラストだった。また、3では悪役であるロッツオ(クマさん)が罰を受けるけど4では悪役であるギャビーが報われ、子どもに遊んで貰える喜びを知る。ここまでは悪役でもおもちゃである以上…というちがう形で主張についての裏付け表現がされていたから良かった。
問題のラストシーンも3のテーマを超えた持ち主にとらわれない存在であり続けるから固定概念をなくしていて違和感はあるけど悪くわなかったしウッディとバズの『無限の彼方へさあ行くぞ』と掛け合うラストシーンがより深く意図的に感じたし印象的だった。5がまた何年後かに出たときにその4で残した違和感をどうなくしてくれるのかと思う。
賛否両論の問題作…?
この映画を見る前からトイストーリー4を否定するような声が多いのはなんとなく知っていたので、こういうときは大体ヒドい内容の映画に仕上がってるだろうと覚悟はしていた。
結果から言うと個人的には意外にも悪くなかったというのが正直なところ。
今までのトイストーリーとは決別するということならアンディと別れた3の時点でそれは起こってるし、そもそも大人になっておもちゃ離れした後の話をわざわざ続編で描く必要あるのか?という意味でも3の存在は良くも悪くもと言った感じ。
ただもう3でああいう展開にしてしまったのだから4で当り障りのない展開を描いたとしても今さら感は拭えない。おもちゃが見てないところで大冒険しましたという内容を描くのであればそれは3でも続けるべきだったのだ。
そんな路線変更を余儀なくされた4は(作るべきだったかどうかは置いといて)今までのトイストーリーとはテーマが違う作品になって然るべきだし、それを冒険あり笑いありで描けたのは良かったのかなと思う。
もちろん不満がないわけではない。2の頃から物事の判断はしっかりしていたバズが今作ではやたら抜けているし、ジェシーを始めとした今までのメンバーがほとんど活躍していない。
ギャビー・ギャビーが可哀想という展開に持っていこうとしたのだろうけど、ウッディにした仕打ちを考えると同情が全くできない。
そして何より本当にあのラストにしなければならなかったのか?とは思う。恐らく多くの批判はあのラストだろうが、私の場合は否定的というよりは必要性をあまり感じていない程度ではある。
その点を考慮しても私はこの作品を見て満足したし、なんならとんでもなくガッカリしたディズニー作品は他にいくつかあるので、それと比べたらこの作品は上出来と言いたい。
最後のルクソーJrのとこのサプライズは遊び心があって良いね。
3が良すぎただけに
肝心な部分で意識が飛んで居眠りをかましてしまったらしく、ウッディが下す「ある決断」というのが何だったのか分からないまま終了。
と言って、もう一度見たいとは思わないのですが、退屈な映画だったわけじゃない。私のコンディションが良くなかっただけのことなのです。あんまりいいコメントが少ない感じで、見るのがためらわれたんですが、普通に楽しい映画でしたよ。確かに、前作の感動からしたら、ずいぶんハードルが高くなっていたとは思いますが。
2019.7.24
完結編かな?
ボビーにおもちゃが移り数年、ボビーが成長することで、おもちゃの好みも変わってきたが、おもちゃ側は持ち主のことを想って行動する中で色々な事件がおきます。
トイ・ストーリーの良いところって、あまり綺麗事でストーリーを進めない所だと思います。
アンディが一番お気に入りと言って渡したけど、ボビーは女の子ですし、好みが変わっていくのは当然ですよね。
おもちゃに自我があるのって不思議な話です。
でもなんかこの話を観た後は、自分がかつて失くした物って、もしかしたら自分から逃げだしてたり、突然見つかった物は、自分で帰ってきたのかな〜って、そんな気持ちになれます。
終わり方も私は好きでした。
ボー・ピープとの再会。 これまでのトイストーリーの感動ものとは、ち...
ボー・ピープとの再会。
これまでのトイストーリーの感動ものとは、ちょっと違うお話。
子供のおもちゃとしてのおもちゃの人生。だれのおもちゃにもならず自由に生きるという人生。
おもちゃにも人生があるのかと新鮮だった。
そのため子供向けだけど、内容は大人向けなんじゃないかなと思う。
映像も時たま実写なんじゃないかと思うくらい綺麗でした。
おもしろかったです。
賛否両論とあったが、正直否の理由が全く理解できなかったくらいいい作品だった
賛否両論という意見を見たので若干穿った見方をして本作を見てみたが、特段非難すべきところがなくとても楽しめた。
初っ端からのボーと羊たちだけが引き離されるという展開があったが、いわゆる闇落ち展開からの、つらい経験をした女性は強く逞しくなるという描画、現代の女性像として表現しているのが良いなと思った。きっと20年前では逞しい女性が頭でっかちの男たちに潰されるということがあっただろうが今の時代だからこそ表現できた事なのではないかと感じる。
井の中の蛙の勝気のお姫様が不可抗力で自分の力で生きていかなければならず何年も経過して自分のスタイルを見つけて勇ましく生きている姿、自分はまずここで惹きつけられた。
ウッディも正直可哀そうな立場だと思う、アンディから大切にしてと託されたけれど、ボニーからすると貰った一つのおもちゃでしかなく、好みじゃないから遊ばれなかっただけ、ボニーが作ったフォーキーというおもちゃには思い入れがあるのでボニーはフォーキーを気に入っているが陰でフォーキーを成長させたのは間違いなくウッディだった。
私事だが、ある店舗でバイトをしていた時に、当時の店長などからは良くしてもらっていたが、経営者が変わるからと経営層がごろっと変わった際に、新しい経営層が私のことが気に入らないようで邪険な扱いをされ、新しい経営層が雇った新人たちは良くされていた。私としては前の店長などに恩があったので数か月働いたが結局新しい経営層とどうも上手くいかず「お前は前の店長たちから託されたから使ってやっているが正直俺はお前を使いたくない」と言われてあっさりとバイトを辞めた経験がある。
その経験とウッディの立場が重なって共感しかなかった。
今までのトイストーリーシリーズから人格が変わったとかいう感想を残している人は多分人生経験が浅いんだろうなと正直思う。環境が変われば人格なんてものは変わる。
今までアンディというウッディにとっての良き持ち主の元で良くしてもらっていたからここにいたいと思っていただろうけど、自分の事を無視する新しい持ち主だから自分は必要ないのではないかと考えるのは自然の事だと思う。
ウッディにとっての幸せは自分の事を無視する新しい持ち主の元にいることではなく、紆余曲折あったがボーという長年の仲間と新しい道を進むということだったのだろうと思う。
仲間たちとの別れがあっさりしているとかいうコメントあったが、ウッディ以外は新しい持ち主に選ばれていて、選ばれなかったウッディが今の状況を辞めたいと思ったときに、「もっと頑張れよ」とか「これから巻き返せるよ」とか言える奴は昭和精神が抜けてないんだろうなと思う。自分の幸せは自分で掴めよというのが今どきの考えだろうと思う。
バズが自分の信念がなくなったという意見もあったが、相棒のウッディから「自分の声を聴けよ」と言われて、俺もやってみようというウッディに対する信頼感があったのではないのかと思う。
バズに関してはランダム(?)な自動音声だったのでウッディとは違うかもしれないがそこも相変わらずおちゃめなバズだったと思う。
シリーズ通してキャラたちの個性を考慮したり、時代を考えると本作の何が悪かったのかが理解できなかった。時代に取り残された精神的老害たちや変化を嫌う昭和精神の人たちが声を上げただけなんじゃないかと思う。
思い入れのあるトイストーリー2の次に本作が面白かった。
感動がないからと本作を低評価にしている愚か者がいたが、私は3の方が安直なお涙頂戴な気がして好きではなかった。
涙を流せるからいい作品という訳ではない。自分が涙を流したから自分にとってはいい作品だと思いたいと思い込んでるだけ。
本作はいろいろな所に考えさせる要素のあるいい作品だと思った。(初期不良というなのハンディキャップや様々な人種のキャラを登場させたり等々)
本作は当時トイストーリーやトイストーリー2を見ていた子供たちが大人になって考えさせられる作品なんだろうと思う。本作だけを見ただけで云々言っていいものではないと思う。
選択の時
3のラストで大号泣だったので続編はあまり気が進まなかったのですが、観て良かったです。
おもちゃ達の友情・チームワーク・切ない性(さが)に今回も泣きました。
アンディとの思い出に囚われ空回りするウッディ。彼がフォーキーと自分を重ねていたように、ウッディと自分を重ねて観ていた人も多いかもしれません。
クローゼットの隙間から様子を伺って待っているだけでは何も変わらないのは薄々気付いている。自分の時代が終わりつつあることも...それでもああやって持ち主であるボニーの為に奔走するウッディが切なくて愛おしい。
なぜ、そこまで?
自分の中の“内なる声”を聞いているから。“内なる声”に耳を傾けていれば、“その時”がやって来た時にきっと感じ取るのだ。
待つだけの日常に戻るのか?新たなステージへ踏み出すのか?
今が選択の時なのだと。
前作と比べてしまいますね
どうしても前作と比べてしまいますね。
悪くはないのですが、前作を知っているだけに物足りなさが残ります。
ラストの展開は意外でしたが、次作以降が作成されるならどういう展開になるかは少し楽しみでもあります。
ボーに恋して
9年間もボー・ピープと離れていたウッディ。その別れのシーンを冒頭に持ってきて、ストーリーとしてはまずまずの構成となっていた。新しいフォーキーというキャラが現実逃避をしているとかいじめられているような雰囲気で、とにかく自分をゴミだと思っている子。擬人化されてるオモチャだと考えたら、とにかく悲しさをも感じる。
独裁国家から逃げ出す大活劇で興奮させてくれた前作に比べると、物足りなさもあるのだけど、ウッディのボーに対するかつての恋心が再燃すると思わせる葛藤がいい。子どもの頃からのトイストーリーファンならば、鑑賞者自身も大人にならねばならないという含みも感じられるのです。
子どもはオモチャのことなんてすぐ忘れる。そりゃあれだけいっぱいのオモチャがあれば、一体くらいいなくたって・・・
惹かれないのは何故だろう
子どもが作ったゴミおもちゃの為に頑張る話
子どもが気に入っているからとはいえ、お節介すぎる気もする
ゴミおもちゃ救出がストーリーの大部分だが、もう少し展開やテンポが欲しい
ラストにこうなるまでに、伏線や今作のテーマとなる軸が欲しい
シリーズ作というより、外伝のよう
全341件中、1~20件目を表示