アメリカン・スナイパーのレビュー・感想・評価
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切なく、考えさせられるお話し
息つく間もなく、ストーリーにのめり込んでしまいました。戦場のシーンはハラハラドキドキ、今現在も同じ地球で行われている行為、誰のために何のために戦いは続くのでしょうか。
戦地から戻っても家族となんだかギスギスしてしまい、なかなか心落ち着く間もないままラストシーンへ。
あんなに過酷な戦場で生き延びて帰ってきて、そんなに容易く終わってしまう人生って>_<
連れはイマイチとの評価でしたが、私はいろいろ考えさせられる映画でのめり込んでしまいました。
現代西部劇のようだ
愛国心という心情ではなく仲間を守るという考え方。
戦争の善悪を問えばたちまち激論になるだろう。
本も読んだ。現代西部劇のようだ。
おもしろい。
子供を戦争にというがアメリカインデアンを虐殺した歴史
黒人を奴隷にし言われもなくリンチし殺した歴史
原爆を落とした。東京大空襲で一般人を数万人を焼き殺した
アメリカが言えるのか?
まさしく伝説であり悪魔である。
そしてその葬儀に多数の人に見送られるシーンは感動した。
ハラハラドキドキ!
すごくいい作品だった!
ずっとハラハラドキドキ!クリスがカッコよくて、タヤがキレイ!クリスの戦争に行っている時の張りつめた感じと家での優しい時のギャップがよかった!とにかく最後まで目が離せない良い作品だった!
でも、同時に戦争がなくなれば傷つく人もいなくなるのになあと思った!
戦争はなくなれば1番いい!と思ったし、これからもやってはいけないことだと改めて思った。
エンタメ性と題材のズレ
マッチポンプに見えるアメリカの有り様をこのような作品にしてしまったイーストウッドのことは、あのグラン・トリノを撮った人とは思えない。常に可笑しみの漂うブラッドリーの主演も微妙すぎて主人公の苦悩を感じさせないから、事実ではないエンタメ性の高い映画的なエピソードを盛り込んだ構成と相まって冷めてしまった。
狙撃という行為に現場感が薄いのもハートロッカーやキングダムといった同型の良作との違いだろう。モデル本人が制作期間中に死去してしまったことが影響しているとも思えるが、どうにも中途半端な出来になっていると感じた。
ラストを観終わってから、あぁ、事実を元にして作られたのだと再確認し...
ラストを観終わってから、あぁ、事実を元にして作られたのだと再確認しました。
日常で人を殺せば殺人者ですが戦場で人を殺せば英雄になる。
しかしその英雄も苦悩し、時には壊れてゆく。
遠くから眺める戦争をこんな形で近くから見る事も大切だと思います。
正義感の執着…?
幼少期の主人公が父親の話に返事する場面だったかな(うなずく?…忘れました)
姿勢良くキリッ!っと眼差しを向ける態度がなんか気持ち悪かったのを覚えてます
主人公に対し冷静な視点で描写している感じがよかった
ハラハラドキドキ
クリントイーストウッド監督。ただそれだけで観に行きました。
作品については、全くの無知状態で。実話だとは知りませんでした。
戦争物とは思っていたけど…。
家族を犠牲?にしての祖国愛は女にとって理解しがたい。
ラストは残酷すぎます。
クリス・カイルの伝記映画
物語はあくまでも淡々と。
戦場での仲間との繋がり、彼等の正義感や友情を描いている。
クリスの抜群の射撃センスにはかなり興奮する。
彼の戦地に還りたいという感情はどこから湧いてくるものなのか、戦争を経験していない私には想像するのも難しいが。
恐らく、自負・責任・正義・焦燥・恐怖が綯い交ぜになったようなものだったのだろうか…
戦争によって起こる様々な悲しみも描いている。
彼が最後にああいう形で亡くなってしまう事も含めて。
エンドロールは特に印象的。
そう言えば、クリスが救おうとして殺されてしまった犯人の裁判が少し前に決着していた。
彼にとっては何が救いだったのでしょうか。
戦争
良かった。観ているのが辛いシーンや、思わず身体に手に力が入ってしまうシーンも沢山あった。そして、残される家族の気持ちや、家族を残してきた気持ちが上手に描かれていて、涙するシーンもありました。
160人殺した、伝説、レジェンド、英雄。もちろん、彼はすごい人物で、アメリカにとっては英雄で…。
だけど、戦争では誰も幸せになれない。幸せにならない。兵士も、家族も、それは自国だけじゃなくて、敵対する国も同じで。そもそも戦争が全部悪い。そんなものが無ければ彼はいい夫で、いい父親で今も生きていたのに。戦争なんか終わればいい。
話はそれたけど、映画としては2時間強だけどあっという間で、無駄もなく、もっともっと観ていたかった。
この映画が1番伝えたいことは…
息をするの忘れてるんじゃないかと思ってしまうほど、余計は思考は一切なかった。
ただ、この映画についていく…、そんな状態だったと今振り返る。
見終わっても、明確な答えはない。
ただ、戦争は悲惨でしかないということだ。
戦争の中に家族や友情、愛情、様々な事柄がある。
戦争が終わっても心身に受けるダメージは計り知れない。
苦しみを想像するが、きっとそれは一部でしかない。
この映画はその一部を感じさせてくれるものだ。
ぜひ多くの人にみてもらいたいと思う。
乾いた暑さでの緊張感が伝わる
この映画は戦争反対を伝えたかったのだろうが、クリスが「伝説の人」とか言われ英雄視されていたりして、複雑な思いが過ぎりました。かつて、ヴェトナム物を多々と見てきたのですが、もっと細やかな描写とかあり、また戦闘シーンは息をする余裕もないほどの緊迫感を覚えています。東南アジアの蒸した気候と湿地帯での泥沼な戦いは凄まじい地獄の一言です。当時はジャーナリストも沢山行ってたので状況はより把握できたのかもしれないですね。そして同じく退役後にPTSDにかかる話も。でもこの中東でのイラク戦争は子供がフツウに自爆を行う事、何よりもそれが辛い。最後、あんなに強かったクリスがあっけらかんと教え子に殺されてしまったなんて!殺人者の心理を掘り下げて観させて欲しかったのですが、遺族への配慮で割愛されたようですね。
"伝説"というレッテル
「許されざる者」や「硫黄島からの手紙」など数々の名作を残したクリントイーストウッド監督の作品。ノンフィクションということもあり、主人公に感情移入するのも難しくはなかった。
国のためなら命も惜しまない主人公とその家族。
それは残酷でいつしか主人公の心にも影響していく。この主人公は狙撃手である。普通人を殺すとき、殺される側は殺す人間のことを確認する。しかし、狙撃手というのは殺される側の人間に確認されることなく人を殺してしまう。恨まれることなく… いつしか主人公は"伝説の男“と崇め奉られることとなった。それがまた彼を人間らしさから突き離していく。戦争は人も時代も変えることができる極めて残酷なものなのだと再認識した。
淡々とした映像は私好み
戦場を淡々と描いてた処は好きです。ただ、主人公が戦場経験に心を蝕まれていく様の描写がイマイチだったのて、アメリカに帰国中の映像はメッチャ退屈。正味2時間は長すぎると思います。ラストシーンは米国民に配慮してのことだろうとは想像できますが、肩透かしもイイところ。イラク戦争の地雷モノ、ありましたよね。戦場シーンの雰囲気は かなり似てましたが、コッチの方が面白さは7割引くらいかな〜。大した出来じゃあなかったよ。(u_u)
ただひとつ確かなことは、命の大切さ。
ブラッドリー・クーパーの演技がすごい。
狂気さえを感じるほどの、戦争に参加することへの執着心。退陣したあとの、「普通」ではない感覚。言葉はなくとも、姿形だけで、視聴者に伝わります。
戦場の緊迫した雰囲気、銃声の鳴り響く音。まさに、リアルな戦争を目撃した気分です。
しかし、あくまでも映画。これはリアルなようで、決して「リアル」ではありません。
果たして、クリス・カイルは本当に英雄なのか?
この映画を見て様々な意見が飛び交っています。
ただひとつ、確かなのは、やはり戦争はすべきでないということではないでしょうか。
米兵に銃を向けるだけで、たとえ兵士じゃない住人であっても、その瞬間に殺されるのが戦争。
そうやって人が殺されるのを何度も見ていると、最後には慣れます。
特に、この作品では敵と味方の構図がはっきりしているので、だんだんと敵を倒すことにゲームのような感覚を覚えました。
いけいけー!みたいな。
そんな自分の感覚が鈍ることが、少し怖く感じました。
この映画は、本当にいろいろなことを考えさせられる、ひとつのきっかけになり得る作品でしょう。
先述したように、構図がはっきりしているので、展開もわかりやすく、そのさきが気になり、見入ってしまいます。
ただ、残虐なシーンもあるので、だめな人はだめかもです。レイトショーで見ると、本当に気分がズーンと沈みます。残虐な場面がフラッシュバックします。私はそうでした。
それでも、ひとりでも多くの人に見てほしいです。それだけの価値がある映画でしょう。
心の傷
今の日本に戦争はないからニュースでみたり、こういう作品でしか戦争を知る機会はなく想像でしか知らないので本当のところは全然わかってないんだと思う。
想像してた事を実際に体験した時に、思ってた何倍も何十倍も大変だった経験があるので、本当の戦争を体験したら想像を絶するぐらい過酷で辛い日々の連続なんだと思う。
被害者としての想像はまだできるかもしれないが子供を手にかける選択を迫られる兵士の気持ちは想像すらできない。
この映画を観ながら後藤さんの事を何度か思い出してました。
後藤さんは、あのニュースで知った人なので、全くの他人なんだけど、それでも、あの映像は脳裏に焼き付いてる。
今はVFXが発達していて、ああいう映像は幾らでも作れるし観てきた。
それでもあの映像が印象に残ってるのは、実際に人が亡くなっていて見た目に差はないんだけど、偽物(作り物)ではなく本物だってわかってるから心に強烈に残ってるんだと思う。
他人ですらそう思うんだから、実際に戦争が起こって大切な人…家族、友達、そういう人が目の前で一瞬で殺されてしまったら心は壊れてしまうだろう。
こういう映画をポップコーンやコーラ片手に観られるというのは、やっぱり日本が平和だからなんだなと再認識してしまう。
この物語の主人公は実在する人物で、親の教育だったり、起きた出来事だったり、色んな運命の巡り合わせで戦争に行き、普通の人では体験しない事を体験してきたんだけど。。。
自分の人生を、もし振り返ったとしたら、何を思って何を感じたのかな…
戦争に行く意味・意義があったのか?
みんなから「伝説」と言われ、誇らしかったのか?虚しかったのか?
幸せな人生だったのか?
色々、考えさせられる映画でしたね。
観終わってハッピーになれる作品ではないが、
集団的自衛権がタイムリーなこの時期、一回は観といた方が良いと思う。
戦争賛美やアメリカを鼓舞する要素は薄く、戦地へ赴く兵士が陥る暗部を淡々と描いた作品。
主人公の「愛国心」「尊厳」「贖罪」が赴任地と祖国を行き来するなかで揺らいで行く様が絶妙に表現されていた。
今日の中東情勢にリンクする事象は、実際起きた事実と実在の人物をモデルにしてるだけに、流石に説得力と緊張感がハンパでなない。
個人的には、フルメタルジャケット、ブラックホークダウンと同じカテゴリに入るかなと。
「イラクのスナイパー」を作らないとアンフェア
反戦映画であるかのような前ぶれで見に行きましたが、正直、失望しました。アメリカンスナイパーは結局、彼が苦悩したことも含めて、アメリカンヒーローとしてしか描かれていませんでした。「硫黄島からの手紙」を日米双方の立場から描いたように、イーストウッドは、ぜひとも、「イラクのスナイパー」という映画を作るべきです。そうすれば、この映画も別の価値を持つことになるでしょう。そもそも、侵略を受けたのはイラクの方ですからね。
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