博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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An Uplifting Tale of Survival and Alternative Romance
Hawking was a bit of a pimp it turns out. No surprise, considering he was the modern master of the universe. Redmayne's performance of the transition into disability is admirable and deserving of its Oscar. These are interesting themes, but the film neglects sufficient layman's exploration into his mathematical work, risking his philosophical achievements as the results of soft-science revelation.
互いへの敬意が織り成す、唯一無二のラブストーリー
英国、ケンブリッジ。自然と文化に満ちたこの学術都市では数多くの天才たちが輩出されてきた。その中でもホーキング博士ほど身体の自由を失いながらしかし誰よりも伸びやかに、精神性の跳躍を繰り出した人は他にいまい。彼の半生を演じるレッドメインは期待の一枚も二枚も上をゆく極めて軽やかな存在感とチャーミングさで、この役を見事に演じ切った。そして本作のもう一つの軸となるのはフェリシティ・ジョーンズ。その「受け」の演技が揺るぎないからこそ、二人はその遠心力で映画の可能性をどこまでも遠くへ放つことができたのだろう。ミクロと宇宙を繋げ、神の存在を問いかけ、己の感情に素直であり続けた二人。そこには彼らにしか成しえない世界があり、彼らにしか下しえない決断があった。まさに二人だけのセオリー。とりわけお互いに対してずっと抱き続ける「敬意」は印象的だ。本作に触れることで、別れてもなお彼らが最良の関係性を大切に保ち続けている理由がわかった気がした。
素晴らしいストーリー!
BSで録画視聴。
観たかった作品で、気になっていたが、
BSで放送される事を知り観た。
素晴らしいストーリーだった。
ホーキンス博士役のエディ・レッドメインの演技が素晴らしかった。
難病を抱えていた博士の役を見事にこなした。
色々、考えさせられる作品でもある。
観て良かった。
色褪せない幸せな記憶
1962年、ケンブリッジ大学で物理学を学ぶスティーヴン・ホーキング( エディ・レッドメイン )は、後に妻となるジェーン・ワイルド( フェシリティ・ジョーンズ )とパーティーで出逢い恋に落ちる。その後スティーヴンはALS( 筋萎縮性側索硬化症 )を発症し、医師から余命2年との宣告を受ける。
将来を嘱望されるスティーヴンを献身的に支える妻となったジェーン、奮起するスティーヴンを温かく受け入れる大学関係者や仲間の姿が印象深い。
主演のエディ・レッドメインが繊細な表情と演技で魅せる。
教会の聖歌隊指揮者ジョナサン( チャーリー・コックス )、看護師エレイン( マキシン・ピーク )との関わりが、夫婦の関係性を変えていく様がリアルに描かれる。
若き日の二人、家族や仲間と過ごした穏やかな時間、幸せに満ちた記憶が永遠の輝きを放つ。
- 時空の特異点
- スペリングボード
NHK-BSを録画にて鑑賞 ( 字幕 )
もっといい映画にできたのでは
ホーキンスについては興味がある、どんな人物かよく知らなかったし、
演者もすごく上手くて、引き込まれてはいく。
ホーキンスに焦点当てるなら、もっと人物なり、理論なりに深みが欲しかったし、
人間関係に焦点当てるなら、もう一波乱あった方が映画としては良かったと思う。
素人意見ですが。
エレインの知的なセクシーさに惹かれるホーキンスに好感が持てた。
途中から辛くなってくる
映画の出来としては素晴らしいが、ストーリーとして意外と長生きして奥さんがしんどくなってくる辺りから、見るのが辛くなってくる。奥さんの自伝ベースではなく、ホーキング自身の声が聞きたい。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の真似をしてて空しくならんのかなとおもった。映画の役柄でも障害者の真似すんなよ。博士の彼女がなんか偉そうでむかついた。いつもおもうのが、この手の偉大な科学者とかノーベル賞受賞者を扱った映画作品を見て自分まで偉くなったような気になってる変な人が多いのはなぜなんだろう?
スティーブンホーキングの人生を描いた作品
ネタバレ
宇宙、ブラックホールの研究をしていたスティーブンホーキングと奥さんのお話。
ALSなのに長生きだ、とずっと思っていたが、
進行が遅くなるなんてことがあるのか。
まさか大学生の頃に病気に発症していたとは。
結婚していて子供がいて、2度結婚していたとは。
ジェーンはとても辛かったし大変な思いをしたと思う。
愛してる相手がどんどん体の自由を奪われ夫の介護の上、子供の世話もして。
ジョナサンと出会えていなかったらと思うと。
けど肺炎の時に彼女が彼を生かさなければ、
二度と声が聞けなくても生かさないと、と思わなければあの功績はなかった。
体の自由が奪われ声を発することもできなくなるのに思考は変わらずなんて気が狂う状況。
いくら目で感知する機器があろうと、きっとほとんど脳内で計算して出した答えだろう。
もし病気にならずに研究を続けられたらさらなる発見はあったのだろうか。
映画面でいうと、ご本人瓜二つ。
唇を噛んだような表情から肩が上がった姿勢まで。まるでご本人。
21.12.19 てらさ
回転
しつこい程多用される"回転"が時間の不可逆性と、それに抗いつつ、尊重し、愛おしむ心の葛藤と人間の業を効果的に表現しています。
伝記映画というよりも純粋なラブストーリー。
意思の強さと聡明さを感じさせるフェリシティ・ジョーンズの美しさがヤバい。
献身的な支え合う愛!!
セオリーとは理論、学説の意味があるそうですが物理学者だった彼も、1人の男性である半生が描かれていました。
ALSと言う病気を発症したのが、21歳
将来的に有望だったスティーブンが障がいに負けずに日々、勉強や仕事に励む姿に感銘しました。宇宙、星が瞬く夜空を見上げて
ジェーン、女性に恋をしていました。
余命2年と知りながら、それでも愛を捧げようとしたジェーンに感心しました。
車椅子生活になりながら、子どもを授かり
博士号を取得したスティーブンにも敬意を払う気持ちになりました。
余命2年と宣告されながら、70 代まで長く生きて功績を残し、活き活きとした人生だったことがしんみりと伝わった作品でした。
心が揺さぶられすぎる
基本的にハッピーエンドが好きな私には
ほろ苦過ぎたー
ホーキンスの妻ジェーンがジョナサンに向いて
行く過程が、胸が締めつけられそうになった
俳優人の細かい表情や仕草で
ジェーンとジョナサンが次第に惹かれあっていく様が
リアルで、ホーキンス博士はどんな気持ちなんだろうと
想像すると切なくりました
後半、ホーキンスと別の女性がアメリカへ行くことになり、授賞式を後で知らされるジェーンの
張り詰めた悲しみの表情と、どこか解放されたような顔が
余計辛かった
だから、最後の子供達が走り回ってるところを
二人が笑顔で見つめる様子は、なんだか救われました
邦題がほんとに秀逸。
これはホーキンス博士と彼女だけがわかっていればいい
理論なんだなと
いろんな愛の形があるけど、私がそれぞれの立場なら
途中でリタイアする自信がありすぎる。
思った以上に恋愛の要素が濃い映画で、
観終わったのが夜中の1時なのに、心揺さぶられ過ぎて、しばらく寝れなそ。
献身的な愛
エディレッドメイン扮するスティーヴンホーキング博士は物理学を専攻していたが研究テーマが決まらなかった 。何とはなく体に変調をきたしていた。
だんだんと壊れていく自分の体を考えると恐いだろうね。フェリシティジョーンズ扮するジェーンとの未来も考えられなくなってしまった。それでもジェーンはスティーヴンに愛を捧げるんだよね。献身的な愛はすごく強い。エディレッドメインの病状を現す演技も秀逸だったな。脳は衰えないが伝える術がなくなってしまう。観ていてもつらくなるよ。ちゃんと動けるうちが華だな。
ホーキング博士の最初の妻の壮絶なる人生
淡々と描かれた割には最初の妻ジェーンの物語と断定してもいいと思う。そこには壮絶なる知性と愛と人間であることのリアルが包み隠さず描かれている。しっとりと胸に沁みいる感動が味わえた。同系列の🎦イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密もこの位スッキリ描けたらよかったのに・・
スティーブンホーキンス博士
スティーブンホーキンス博士の存在は、なんとなく知っているくらいで宇宙の研究をしていた人かな?ってくらいのイメージしかありませんでした。
だけど、この映画でスティーブンホーキンス博士めっちゃかっこいいなと思いました。
大学時代に知り合った女性と仲良くなり、そして結婚します。
だけど、自分の体がALSに侵されてどんどんと自由が無くなっていきます。
それを妻になった女性が支えるのですが、やはり簡単のことではなく、とても大きな負担と不満をもたらすことに。
妻には、ほかに好きな男性が出来て、そこにいる自分が幸せだと感じていた。
それに気づいた博士は、自分の妻が幸せだと思える男性とわざと近づけるような事をしたりします。
自分が一番苦しいと感じる時に妻の為に幸せを願うとは、自分に出来るのかと思う気持ちとただ尊敬するなと感じました。
あたたかな愛情
最後の公演の「命あれば」というところでジェーンへの深い感謝も感じた。
ボルドーに行った際に延命措置を行わないこともできた。それでも彼を生かした妻。はじめは意思疎通が取れないことに絶望していたけれど、初めに病気がわかったときも、延命した後も、常に前向きに導いてくれた妻ジェーンは、本当に夫の才能を信じて尊敬して愛していたんだなと感じた。
またジェーンへのホーキング氏の愛も深く、彼女や家族の幸せを願った人生だったと描かれていて、切ない気持ちになった。名前忘れてしまったけど、何より聖歌隊の男性が彼の良き友であり、ジェーンの支えになってくれたことも、三角関係というものではなく、それぞれの関係に深い愛情を感じた。妻目線の日記を題材にしているから、闘病していたご本人の気持ちが少し綺麗にまとめられているところもあるだろうし、フィクションもあるんだろうけど、なんていうか上品で、イギリス的だなと思った。
奇妙な三角関係を内包する家庭の描写が、とてもチャレンジングで新鮮
ジェームズ・マーシュ監督(喜望峰の風に乗せて等)による2014年製作の英国映画。
原題はThe Theory of Everything、配給は東宝東和。
原崎はホーキングの最初の妻ジェーン作。ということもあり、純愛を貫く甲斐甲斐しく献身的な妻をイメージしていたのだが、ホーキングと3人の子供をもうけた(足は動かないのに意外)ものの、うつに苦しみ、他の男性と相思相愛になり、その彼がピアノ教師として家庭に入り込む、奇妙な三角関係を内包する家庭を描いていて、ビックリ。
反面、夫婦の関係性について綺麗事・嘘が無い様にも見え、長い期間のロマンスを描いた映画として、とても新鮮でもあった。また極明から真っ暗まで、時と共に揺れ動き、その時々で変わる気持ちを演じ分けたフェリシティ・ジョーンズの演技は素敵に思えた。
主演エディ・レッドメインは、ホーキングの仕草と実にソックリで、関心させられた。しかしながら、ただの奇人という感じの設定で、彼の天才性や学問上での凄さが、脚本・演出で十分に表現されていなかったのはとても残念であった。まあ、最後の方の、スピーチでのジョークは良かったのだが。
あとそう、ホーキング博士の育った家庭の知的雰囲気は凄く上手く表現されていて、関心させられた。ホーキング父役サイモン・マクバーニーは、ジェーンの状況を見かねて、家政婦利用を息子に申し渡す台詞も含めて、とても好演であった。
製作ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース、アンソニー・マッカーテン、製作総指揮アメリア・グレンジャー、ライザ・チェイシン、デビッド・コッシ。
原作ジェーン・ホーキング『無限の宇宙 ホーキング博士とわたしの旅』、脚本アンソニー・マッカーテン(ボヘミアン・ラプソディ)、撮影ブノワ・ドゥローム、
美術ジョン・ポール・ケリー、衣装スティーブン・ノーブル、編集ジンクス・ゴッドフリー、音楽ヨハン・ヨハンソン。
エディ・レッドメイン(スティーブン・ホーキング、ジュピター等)、フェリシティ・ジョーンズ(ジェーン・ホーキング、インフェルノ等)、チャーリー・コックス(ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ)、エミリー・ワトソン(ベリル・ワイルド)、サイモン・マクバーニー(フランク・ホーキング)、
デビッド・シューリス(デニス・シアマ)、ハリー・ロイド(ブライアンハリー・ロイド)、クリスチャン・マッケイ(ロジャー・ペンローズ)、マキシン・ピーク(エレイン・メイソン)。
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