博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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An Uplifting Tale of Survival and Alternative Romance
Hawking was a bit of a pimp it turns out. No surprise, considering he was the modern master of the universe. Redmayne's performance of the transition into disability is admirable and deserving of its Oscar. These are interesting themes, but the film neglects sufficient layman's exploration into his mathematical work, risking his philosophical achievements as the results of soft-science revelation.
互いへの敬意が織り成す、唯一無二のラブストーリー
英国、ケンブリッジ。自然と文化に満ちたこの学術都市では数多くの天才たちが輩出されてきた。その中でもホーキング博士ほど身体の自由を失いながらしかし誰よりも伸びやかに、精神性の跳躍を繰り出した人は他にいまい。彼の半生を演じるレッドメインは期待の一枚も二枚も上をゆく極めて軽やかな存在感とチャーミングさで、この役を見事に演じ切った。そして本作のもう一つの軸となるのはフェリシティ・ジョーンズ。その「受け」の演技が揺るぎないからこそ、二人はその遠心力で映画の可能性をどこまでも遠くへ放つことができたのだろう。ミクロと宇宙を繋げ、神の存在を問いかけ、己の感情に素直であり続けた二人。そこには彼らにしか成しえない世界があり、彼らにしか下しえない決断があった。まさに二人だけのセオリー。とりわけお互いに対してずっと抱き続ける「敬意」は印象的だ。本作に触れることで、別れてもなお彼らが最良の関係性を大切に保ち続けている理由がわかった気がした。
愛情のバランス
結婚生活には、愛(だんだん薄れていくもの)と、情(だんだん増していくもの)のバランスが大事だと聞いたことがあります。
このバランスが崩れると、別れに至ると言うことですか、まさにこの映画の二人の事だと思いました。
不倫と言う訳ではなく、他に好きな人が出来るのが、自然な形で描かれているのも良かったと思います。
ジェーンの献身こそが
ALSの彼と生きることを選んだ事や、想像を絶する日々の支えも
子育てと家事の両立も
全てが、そうそう簡単にできることではないのだけれど
医者からの生命維持装置を外す提案に「議論の余地はない」と
即座にNOをつきつけたこの女性がいなければ・・・
アメリカ公演での
「人間の努力にも 境界はありません
いかに不運な人生でも
何かやれることはあり、成功できるのです
命ある限り 希望があります」
との慈愛溢れるメッセージは
医者から余命2年と宣告されさじを投げられながらも
努力で勝ち取ってきた事実を思うと胸に響き染み入る
優生思想から抜け出せず世界の人口を減らすことだけを
使命とさえ捉えている大金持ちの輩に
この崇高な生き方を見よ!
この哲学に学べ! と叫びたい
それにしても、エディレッドメインは凄すぎる
今までにも全く違う数々の役を完璧にこなす彼
この作品では 大英帝国勲章!!!
彼の全作品をもう1度見たいと思う程だ
もちろんジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズも上手いのだけれど
上質な映画を観た後の考察は、人生をより深くする
幸せのひとときだ
素晴らしいストーリー!
BSで録画視聴。
観たかった作品で、気になっていたが、
BSで放送される事を知り観た。
素晴らしいストーリーだった。
ホーキンス博士役のエディ・レッドメインの演技が素晴らしかった。
難病を抱えていた博士の役を見事にこなした。
色々、考えさせられる作品でもある。
観て良かった。
色褪せない幸せな記憶
1962年、ケンブリッジ大学で物理学を学ぶスティーヴン・ホーキング( エディ・レッドメイン )は、後に妻となるジェーン・ワイルド( フェシリティ・ジョーンズ )とパーティーで出逢い恋に落ちる。その後スティーヴンはALS( 筋萎縮性側索硬化症 )を発症し、医師から余命2年との宣告を受ける。
将来を嘱望されるスティーヴンを献身的に支える妻となったジェーン、奮起するスティーヴンを温かく受け入れる大学関係者や仲間の姿が印象深い。
主演のエディ・レッドメインが繊細な表情と演技で魅せる。
教会の聖歌隊指揮者ジョナサン( チャーリー・コックス )、看護師エレイン( マキシン・ピーク )との関わりが、夫婦の関係性を変えていく様がリアルに描かれる。
若き日の二人、家族や仲間と過ごした穏やかな時間、幸せに満ちた記憶が永遠の輝きを放つ。
- 時空の特異点
- スペリングボード
NHK-BSを録画にて鑑賞 ( 字幕 )
もっといい映画にできたのでは
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
スティーブンホーキングの人生を描いた作品
ネタバレ
宇宙、ブラックホールの研究をしていたスティーブンホーキングと奥さんのお話。
ALSなのに長生きだ、とずっと思っていたが、
進行が遅くなるなんてことがあるのか。
まさか大学生の頃に病気に発症していたとは。
結婚していて子供がいて、2度結婚していたとは。
ジェーンはとても辛かったし大変な思いをしたと思う。
愛してる相手がどんどん体の自由を奪われ夫の介護の上、子供の世話もして。
ジョナサンと出会えていなかったらと思うと。
けど肺炎の時に彼女が彼を生かさなければ、
二度と声が聞けなくても生かさないと、と思わなければあの功績はなかった。
体の自由が奪われ声を発することもできなくなるのに思考は変わらずなんて気が狂う状況。
いくら目で感知する機器があろうと、きっとほとんど脳内で計算して出した答えだろう。
もし病気にならずに研究を続けられたらさらなる発見はあったのだろうか。
映画面でいうと、ご本人瓜二つ。
唇を噛んだような表情から肩が上がった姿勢まで。まるでご本人。
21.12.19 てらさ
回転
献身的な支え合う愛!!
心が揺さぶられすぎる
基本的にハッピーエンドが好きな私には
ほろ苦過ぎたー
ホーキンスの妻ジェーンがジョナサンに向いて
行く過程が、胸が締めつけられそうになった
俳優人の細かい表情や仕草で
ジェーンとジョナサンが次第に惹かれあっていく様が
リアルで、ホーキンス博士はどんな気持ちなんだろうと
想像すると切なくりました
後半、ホーキンスと別の女性がアメリカへ行くことになり、授賞式を後で知らされるジェーンの
張り詰めた悲しみの表情と、どこか解放されたような顔が
余計辛かった
だから、最後の子供達が走り回ってるところを
二人が笑顔で見つめる様子は、なんだか救われました
邦題がほんとに秀逸。
これはホーキンス博士と彼女だけがわかっていればいい
理論なんだなと
いろんな愛の形があるけど、私がそれぞれの立場なら
途中でリタイアする自信がありすぎる。
思った以上に恋愛の要素が濃い映画で、
観終わったのが夜中の1時なのに、心揺さぶられ過ぎて、しばらく寝れなそ。
献身的な愛
ホーキング博士の最初の妻の壮絶なる人生
淡々と描かれた割には最初の妻ジェーンの物語と断定してもいいと思う。そこには壮絶なる知性と愛と人間であることのリアルが包み隠さず描かれている。しっとりと胸に沁みいる感動が味わえた。同系列の🎦イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密もこの位スッキリ描けたらよかったのに・・
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