博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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制作者の熱情が伝わる
障害を患う前の姿はあまり知られていないので興味深いです。
主演熱演は神がかり的てず。
オーソドックスな演出だと思いますが、なんと言っても製作者や監督の博士に対する敬意が画面から伝わってきます。
さすがは主演男優賞受賞演技!
今まで伝記映画であまり好きな作品はなかったが、この作品は恋愛要素も強く堅苦しくないためすごく良い!
冒頭から引き込まれ、あっという間にエンディング!
エディ・レッドメインの演技はもちろんのこと、出演者みな良い味を出していた。
前半の方のパーティー会場でのあの花火、特に主人公の背後から花火を撮ったあのシーンは、映像美好きの私的には、歴史に残る名シーンと言っても過言ではない!
ホーキング博士に追悼と渦巻
この作品の内容は天才物理学者と呼ばれたスティーブンホーキング博士の反省の物語。ただそれだけだが、役者の演技力には目を見張る。主役のエディレッドメインは迫真の演技。もともとの原作と証言の違いはあるが2時間で綺麗に円環の物語としてまとめる作りは驚き。物理学について知らなくてもギリギリ着いていける展開は見ていて苦くて良かったと思う。
うーん、、、
なんというか何をメインに描きたかったのかがわからなかった。家族愛、ホーキングの才能、三角関係、全部描いているようで全部中途半端になっている気がした。最初の妻との家族愛に感動している間に、気づいたら三角関係になってすぐ離婚したように僕は思えた。そこに育児と介護の両立といった苦悩があるのはわかったが、もうちょっとそこを詳しく描いてくれないとしっくりこないのは僕だけだろうか。それとも僕が博士と彼女のセオリー(笑)を理解しきれなかったのか。もう一度見る気にはならない。
(笑ったのは邦題をバカにしているだけで他意はありません)
行ったり来たりで前に進む
壮大な矛盾の解明と、ヒトの気持ちの揺れ動き。複雑な表情の意味がじわじわ伝わってくる。パートナーや家族との方程式の難しさ、交差しなくても尊重はできる。残した功績よりも博士や周りの方が生きた証としての人間味が伝わってきました。
心を揺さぶられました
博士とジェーンの心の変化に心を揺さぶられました。結婚を決めたことに驚き、彼女のГ普通の家族じゃない」と叫んだときの心情に胸がつまり、手術後の博士と彼女の心の変化に驚き、エンドロールへと続くテロップで別れていた事がわかり、とても驚かされました。人の心は微妙に変化していくんですよね。Г博士と彼女のセオリー」のセオリーって何なんですかね?難しいですね。(子供達のその後がとても気になりました)もう一度みたい。
いろいろな愛の形
初めはなにがあっても愛せる、やっていけると思うけどやっぱり現実は違う。
少し切ないけど、でもそれぞれの愛の形があってみんな幸せになれてよかった。
途中の2年しか生きないと思ったのに長生きしたわねって言ったセリフはなんというかぐさっときた。
time
天才物理学者の誕生と発病、そして愛の物語
ブラックホールとともに時を研究した博士の物語とあって時空を感じさせるものが所々散りばめられている。
コーヒーに注がれるミルク
螺旋階段
ビールの泡
そしてTIMEと一言かかれた背景の前の講演会では
落ちたボールペンを拾うことを想像し昔の身体に戻るものの時は戻らない事を誰よりも知っている博士は寂しく微笑む
そして、どんなに不運な人生でも努力する限り成功できるそして命ある限り希望はあるととく。
ジェーンはどんなに介護につかれようとも博士が生きることを微塵も迷わなかった。彼の才能に誰よりも惚れ込んでいたのだろう。
愛はなくなっても互いに尊敬と感謝の気持ちを心からもっていることが伝わる。
ラスト10分は何度観ても涙。
主演の2人に拍手。
時間の逆行
ホーキング博士が亡くなってから観ることになってしまった。学生時代にALSを患い、余命2年と宣告を受けても76歳まで生きたことにも驚きでした。宇宙のすべてお説明するたった一つの方程式を発見するという信念が精神的にも強くしたのだろうし、ジェーンをはじめ、周囲の人々の手厚い看護のおかげなのだろう。
邦題にも表れているように、ホーキングの功績を称えるというよりはジェーン視点の恋愛面のほうが強調されていた(原作がジェーンの自伝みたいな感じ?)。宇宙論者とクリスチャンという、神の存在を信じるか否かの似合わない恋人から始まったものの、スティーブンはそれを感謝の意味を込めてジェーンに伝えてアメリカに渡る。
聖歌隊指導者のジョナサンと恋仲になるが、自分の気持ちを押し殺して、すべてを認めたスティーブン。子どもたちとキャンプに行きなさいと告げたところが決別の意味があったのだろう。自分じゃ彼女を幸せにできない・・・
看護師エレインと幸せに暮らすのだと想像できる物語ではあるが、実際は結婚して2011年に離婚している。映画が作られた時期を考えると微妙な点でもある。
ブラックホールとホーキング放射によって彼を世界的に有名にしたのだが、本来の夢は宇宙の法則や時間の概念を解明することだったのだろう。特に“時間”においてはビッグバンまで遡る映像や、自分が健康体にまで戻る想像によって描かれていて、さらにエンディングでは映画の各シーンを逆行させるというニクい演出!彼がもっと長生きしていたらタイムマシンも夢ではなくなっていたのかもしれません。
ナイトの爵位を辞退!これはかっこいい。叙勲を辞退した大江健三郎、国民栄誉賞を辞退したイチローと同じくかっこいい!
生きていれば
さすがはオスカー像を手にしたエディ・レッドメイン。今作のこの人の演技は見る価値がありますね。
生きていれば希望は必ずある、絶対に無くならない、とスティーブン・ホーキング博士は教えてくれた。「ショーシャンクの空に」を思いだしました。
とても面白い、素敵な映画だった。
愛して恋人になり夫婦になり家族になり
それを超えた愛。
綺麗な愛でした
人としてかけがえのない存在になるのはこういうことなのかなと思いました。
アメリカへ行くと告げた時の
「私はあなたを愛したわ」という過去形の言い方には痺れました。素敵すぎる。
こんなふうに誰かを自信を持って愛しましたといいたい。
理想の形で愛情だなと思いました。
病気と生きること。
彼女が博士の病気を知った上で結婚し出産したことに、大きな愛と、強さを感じた。博士もまた、彼女を他の男性に任せたことに、相手を思いやる深い愛を感じた。
これは、愛が描かれた映画だと思う。
もっともそれだけではなく、病と生きる人生を描いた映画でもある。
余命宣告を受けた絶望と孤独、愛を通じ合えた喜びと幸せ、成功と名声の高揚、病が徐々に進行する不安や悲しみ、それらを受け入れた穏やかな想い。
誰しも訪れる病に対する、一人の生き方を見たのだと思う。
55点
映画評価:55点
ホーキング博士の研究自体は少し勉強してきましたが、その研究成果ではなく
恋愛部分がメインの映画になるとは…。
ホーキング博士の病気が発症するも
それを支える決断をした奥さん
しかし現実と理想は全く違かった
愛さえあれば何でも乗り越えていけると信じたはずの決意だったのに
博士の病状の悪化と、育児や研究の中で
すり減っていく
2年で死んでくれるはずだったのに、
もう20年以上も生きている
若かりし頃の自分の決断を後悔した事だろう
だからなのか、1人の男性と出会い恋に落ちてしまう。
しかもホーキング博士はそれを知り、
自分では奥さんを満たす事が出来ないと悟り
それを受諾した。
普通じゃ考えられないが、
ホーキング博士が認めるくらい
奥さんは耐えてきたのが伝わる
そして、離婚となる。
ホーキング博士もやり手で
自分の担当看護師と再婚する。
ちゃんと恋愛映画だった
しかも、ドロドロの。
宇宙研究ではなく、博士の恋愛面に着目した
作者は目の付け所が凄いですね
本当に凄い人生だ。
本当に凄い!
博士役の演技力も凄かったです
【2020.8.3観賞】
偉業の裏に
車椅子の物理学者、スティーヴンホーキング。ALSに苦しみながらも宇宙論に大きく貢献した彼と、それを支えたジェーンの話。
エディレッドメインの足がもつれたり、少しずつ体の自由が利かなくなる演技は圧巻だった。
エディの演技が凄かったからか、フェリシティ・ジョーンズの演技が少し霞んで見えた。
ジェーンは本当に大変だったんだろうなと思った。ホーキングが偉業を成し遂げる中、自分のしたいことができず。そんな中あらわれる第三の人物、ジョナサン。良い人すぎて惚れてまう笑。
個人的にはジョナサンにホーキングの理論をジェーンが分かりやすく?説明するシーンが好きだった。ホーキングのことが好きで彼のしていることへの尊敬が伝わってきたからだ。
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