博士と彼女のセオリー

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劇場公開日:2015年3月13日

博士と彼女のセオリー

解説・あらすじ

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながらも最先端の研究に励み、現代の宇宙論に多大な影響を与える車椅子の天才科学者スティーブン・ホーキング博士の半生と、博士を支え続ける妻ジェーンとの愛情を描き、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインが第87回アカデミー賞で主演男優賞に輝いたヒューマンドラマ。ジェーンが記した自伝を原作に、ドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」でアカデミー賞を受賞したジェームズ・マーシュ監督をメガホンをとった。ジェーン役は「アメイジング・スパイダーマン2」のフェリシティ・ジョーンズ。物理学の天才として将来を期待される青年スティーブン・ホーキングは、ケンブリッジ大学在学中、詩を学ぶ女性ジェーンと出会い、恋に落ちる。しかし、直後にスティーブンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。余命2年の宣告を受けてしまう。それでもジェーンはスティーブンと共に生きることを決め、2人は力を合わせて難病に立ち向かっていく。

2014年製作/124分/G/イギリス
原題または英題:The Theory of Everything
配給:東宝東和
劇場公開日:2015年3月13日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 ゴールデングローブ賞(2015年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) エディ・レッドメイン
最優秀作曲賞 ヨハン・ヨハンソン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演女優賞(ドラマ) フェリシティ・ジョーンズ
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(C)UNIVERSAL PICTURES

映画レビュー

3.5 An Uplifting Tale of Survival and Alternative Romance

2021年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Hawking was a bit of a pimp it turns out. No surprise, considering he was the modern master of the universe. Redmayne's performance of the transition into disability is admirable and deserving of its Oscar. These are interesting themes, but the film neglects sufficient layman's exploration into his mathematical work, risking his philosophical achievements as the results of soft-science revelation.

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Dan Knighton

4.0 互いへの敬意が織り成す、唯一無二のラブストーリー

2017年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

英国、ケンブリッジ。自然と文化に満ちたこの学術都市では数多くの天才たちが輩出されてきた。その中でもホーキング博士ほど身体の自由を失いながらしかし誰よりも伸びやかに、精神性の跳躍を繰り出した人は他にいまい。彼の半生を演じるレッドメインは期待の一枚も二枚も上をゆく極めて軽やかな存在感とチャーミングさで、この役を見事に演じ切った。そして本作のもう一つの軸となるのはフェリシティ・ジョーンズ。その「受け」の演技が揺るぎないからこそ、二人はその遠心力で映画の可能性をどこまでも遠くへ放つことができたのだろう。ミクロと宇宙を繋げ、神の存在を問いかけ、己の感情に素直であり続けた二人。そこには彼らにしか成しえない世界があり、彼らにしか下しえない決断があった。まさに二人だけのセオリー。とりわけお互いに対してずっと抱き続ける「敬意」は印象的だ。本作に触れることで、別れてもなお彼らが最良の関係性を大切に保ち続けている理由がわかった気がした。

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牛津厚信

4.0 営業代行と経営者の視点で読み解く人生の戦略

2025年7月24日
iPhoneアプリから投稿

映画『博士と彼女のセオリー』は、世界的な物理学者スティーヴン・ホーキングと彼の最初の妻ジェーンとの出会いと葛藤を描いたヒューマンドラマだ。一見、物理学と愛の物語のように思えるが、経営者として観たとき、この作品は「限られたリソースの中で、いかに人生や仕事に価値を創造していくか」という本質的な問いを投げかけてくる。

ホーキングはALS(筋萎縮性側索硬化症)という病と共に生きながらも、世界に通用する理論を打ち立てた。その姿は、まるで人手不足や資金難など、限られた条件で成果を出さなければならない営業代行の現場にも通じる。思うように動けない体でも、彼は「伝える手段」を模索し続け、論文や発言を通して世界を動かした。営業代行もまた、クライアントの価値を自らの手と声で社会に届ける仕事であり、制限の中で最大の結果を出す戦略と姿勢が求められる。

ジェーンの存在も、経営における「支援者」や「伴走者」の大切さを象徴している。どんなに天才的な頭脳を持っていても、一人で突破するには限界がある。営業代行においても、社内外のパートナーと信頼関係を築き、互いの力を補完することが成果に直結する。

経営者としてこの映画を観ると、目に見えるスキルや資源だけでなく、「諦めない意思」と「支え合いの仕組み」が、いかに長期的な成果を生むのかを痛感する。人生にも事業にもセオリーはあるが、それを信じて歩み続ける姿勢こそが、真の成功を導く鍵なのだろう。

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林文臣

4.0 余命2年のはずが

2025年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

大学で物理学を学ぶスティーヴンと文系のジェーンが恋に落ちるが間もなくスティーヴンはALSを発症し余命2年と宣告を受ける。
それでも結婚してスティーヴンと共に難病と戦い天才科学者を献身的に支えようとするジェーンだが3人の子育てもしながら体の動かないスティーヴンの世話は想像を絶する大変さでジェーンの笑顔が段々と無くなっていったのは納得した。途中ジョナサンが介入し不穏な空気が流れてきての三角関係はそれは仕方がないよと思える話だった。これが余命2年であれば全力で夫の支えになれたかもしれないが長生きできたのは良かったが予定よりも何十年も長く看護が続けば時間とともに気持ちも変わってしまうのは酷なようだがどうしようもない事だと思う。最後の字幕にスティーヴンは現在72歳で今も万物の理論を研究しているとあってビックリした。

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ゆうき