博士と彼女のセオリー

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劇場公開日:

博士と彼女のセオリー

解説・あらすじ

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながらも最先端の研究に励み、現代の宇宙論に多大な影響を与える車椅子の天才科学者スティーブン・ホーキング博士の半生と、博士を支え続ける妻ジェーンとの愛情を描き、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインが第87回アカデミー賞で主演男優賞に輝いたヒューマンドラマ。ジェーンが記した自伝を原作に、ドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」でアカデミー賞を受賞したジェームズ・マーシュ監督をメガホンをとった。ジェーン役は「アメイジング・スパイダーマン2」のフェリシティ・ジョーンズ。物理学の天才として将来を期待される青年スティーブン・ホーキングは、ケンブリッジ大学在学中、詩を学ぶ女性ジェーンと出会い、恋に落ちる。しかし、直後にスティーブンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。余命2年の宣告を受けてしまう。それでもジェーンはスティーブンと共に生きることを決め、2人は力を合わせて難病に立ち向かっていく。

2014年製作/124分/G/イギリス
原題または英題:The Theory of Everything
配給:東宝東和
劇場公開日:2015年3月13日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 ゴールデングローブ賞(2015年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) エディ・レッドメイン
最優秀作曲賞 ヨハン・ヨハンソン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演女優賞(ドラマ) フェリシティ・ジョーンズ
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(C)UNIVERSAL PICTURES

映画レビュー

3.5An Uplifting Tale of Survival and Alternative Romance

2021年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Hawking was a bit of a pimp it turns out. No surprise, considering he was the modern master of the universe. Redmayne's performance of the transition into disability is admirable and deserving of its Oscar. These are interesting themes, but the film neglects sufficient layman's exploration into his mathematical work, risking his philosophical achievements as the results of soft-science revelation.

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Dan Knighton

4.0互いへの敬意が織り成す、唯一無二のラブストーリー

2017年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

英国、ケンブリッジ。自然と文化に満ちたこの学術都市では数多くの天才たちが輩出されてきた。その中でもホーキング博士ほど身体の自由を失いながらしかし誰よりも伸びやかに、精神性の跳躍を繰り出した人は他にいまい。彼の半生を演じるレッドメインは期待の一枚も二枚も上をゆく極めて軽やかな存在感とチャーミングさで、この役を見事に演じ切った。そして本作のもう一つの軸となるのはフェリシティ・ジョーンズ。その「受け」の演技が揺るぎないからこそ、二人はその遠心力で映画の可能性をどこまでも遠くへ放つことができたのだろう。ミクロと宇宙を繋げ、神の存在を問いかけ、己の感情に素直であり続けた二人。そこには彼らにしか成しえない世界があり、彼らにしか下しえない決断があった。まさに二人だけのセオリー。とりわけお互いに対してずっと抱き続ける「敬意」は印象的だ。本作に触れることで、別れてもなお彼らが最良の関係性を大切に保ち続けている理由がわかった気がした。

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牛津厚信

4.0余命2年のはずが

2025年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

大学で物理学を学ぶスティーヴンと文系のジェーンが恋に落ちるが間もなくスティーヴンはALSを発症し余命2年と宣告を受ける。
それでも結婚してスティーヴンと共に難病と戦い天才科学者を献身的に支えようとするジェーンだが3人の子育てもしながら体の動かないスティーヴンの世話は想像を絶する大変さでジェーンの笑顔が段々と無くなっていったのは納得した。途中ジョナサンが介入し不穏な空気が流れてきての三角関係はそれは仕方がないよと思える話だった。これが余命2年であれば全力で夫の支えになれたかもしれないが長生きできたのは良かったが予定よりも何十年も長く看護が続けば時間とともに気持ちも変わってしまうのは酷なようだがどうしようもない事だと思う。最後の字幕にスティーヴンは現在72歳で今も万物の理論を研究しているとあってビックリした。

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ゆうき

3.5予想外、良い意味で

2025年5月15日
PCから投稿

 題材からして感動を強要したり演技力を全面的に押し出したりする重苦しい類の作品では、とちょっと斜に構えて鑑賞に挑みました。が、その映像だったり音楽だったり文化の描写だったりがとても素晴らしく観終わった後に私が最も印象に残ったのが「英国の美しさ」でした。
 勿論、ホーキング博士を演じたEレッドメインの演技が素晴らしく、素晴らしすぎるがゆえに演技を感じさせず嫌味もなくすんなり受け入れられたからだと思います。また誰もが知っている世界的な科学者であるホーキング博士の功績の部分にスポットを当てなかったのも良かったと思います。「実話を元にして…」とか抜きにして、きれいごとだけではない、リアルで素敵なドラマが描かれていました。そういえば、ホーキング博士、アメリカの人気TVドラマコメディーのビッグバンセオリーに何度か出演してましたよね。そのおちゃめな部分も劇中の博士のいたずらっぽい表情に垣間見れていたような気がして、勝手にほっこりしてしまいました。

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おまつ