家族はつらいよのレビュー・感想・評価
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ストレスが溜まる!!
冒頭で嫁が義父の電話をオレオレ詐欺と間違えて、そのネタを5分位引っ張るので嫌な予感がしましたが、終始そんな感じでストレスが溜まります。家族みんな良い年をして口論やディスコミニュケーションが絶えず、恥ずかしいです。震災後に結婚や家族関係を改めて見直す風潮になったと思いますが、それと逆行して往年のギスギスした作風の本シリーズを出し続ける姿勢は厄介です。作中で「東京物語」が出てきますが、あの映画も同じ感じで私は苦手です。
日常だけど幸せな家族
とても家族の愛に溢れた映画でしたね。
日常にある些細なことの積み重なりで離婚の危機に陥る老夫婦。
離婚間際でのお父さんの最後の『お前と一緒になってよかった』という言葉を聞いたお母さんが、その言葉で離婚を取りやめるくらい、やはり言葉というのはとても大切なものだなと思わせる映画でした。
こーゆーことで離婚を考える方もたくさんいると思うくらい身近だけど身近じゃないとても見やすい映画でした。
一人一人の人間模様がすごく分かりやすくて見やすい映画でした。
お父さんの頑固親父感もよくいるいる!ってなるかんじでした!笑
2も観たいなと思いました。
60代以上には面白ろおかしく見れるが、まだボクはそこまで笑えなかっ...
60代以上には面白ろおかしく見れるが、まだボクはそこまで笑えなかった。
離婚をつきつけられた熟年夫婦をめぐるシュールな内容だったが、予定調和なツッコミとか平和すぎて素で見てしまう。
渡鬼のような、若者もこねくり回した言い回しだし、コメディとは思えなかった。
残念感だけが残った。
くすっと笑える
離婚騒動で家族会議中に周三は倒れて病院に、退院後離婚届に判を押すが「お前と結婚してよかった」と伝えると「その言葉が聞けて良かった」と言われ離婚せずに済み、一軒落着
気軽に楽しめる家族映画
この作品をこんなにも面白いと感じる自分に違和感を覚えましたが、気軽に見れて、笑いあり涙あり、良い作品です。
家族っていいなぁと思えるホンワカ映画だと思いました。
主演の橋爪さんの演技が素晴らしかったです。
嫁もつらいよ
予想通りほっこりするドラマでした。
互いに必要とし合っていることが空気のように当たり前で、根底では何だかんだ言って強い愛情で結び付いている家族だから、悲劇にはならず喜劇です。
バランスボールに上手く乗れない?長男は、家族会議の途中からサングラスを装用。家族という美しい曲を奏でるには不協和音も必要だと言って、家族でも調整役をする調律師の次男。彼が結婚のため実家を出る時に、彼の自室に残された赤いおもちゃのピアノとチェスの駒。近所を見れば、散在する空き家とカートを押してゆっくり歩む高齢女性達の姿。何でもないようで、細部にこだわった小道具の使い方や演出が良かったです。
寅さんや「東京物語」へのオマージュも散りばめられており、年配層のファンの方々は更に楽しめるのでしょう。
橋爪功さんが演じる、憎たらしくも憎めないお父さんがとても面白かったです。
お母さんが誕生日に欲しかったのは〜いや結果としてもらえたのは〜、お父さんの本心、労いの言葉、ということでしょうか。
お母さんも長年苦労したでしょうが、夫の両親&弟と同居してきた、長男のお嫁さんも相当大変でしょう。お騒がせな義姉夫婦の面倒もみて、育ち盛りの男の子二人を育て、一番つらいんじゃないかと思いました(^^;)。
細かい所に笑いが詰まってる。
「家族はつらいよ」DVDで鑑賞。
*概要*
「熟年離婚」をテーマに描いた喜劇。
山田洋次監督が約20年ぶりに描いた日本映画。
*主演*
橋爪功
*感想*
山田洋次監督の作品を初めて鑑賞。なので、「東京家族」「男はつらいよ」シリーズは未鑑賞。今度、続編が公開されるみたいなので、DVDで観ました。第一印象としましては、とてもほっこりしました。(^^)とにかくキャストが豪華。特に橋爪功さんの演技が最高でしたw 冒頭、長男の嫁からオレオレ詐欺の人に間違えられて、めちゃ愚痴る所も可愛らしいし、面白いw
妻から笑顔で離婚を言い渡され、それに対する反応も面白かったな~長女が夫と喧嘩して、長女が夫と別れたいと相談持ち掛けたのに、父が「別れちゃえば?」と素っ気なく言い放したり、脱いだ靴下や服をそのまんまにして妻に任せっきり(笑)
長男役の西村雅彦さんも良かった。息子の野球の応援に行こうとしますが、家族会議があって行けず、そして、息子は外で「お父さんが来なくて良かった~」と安堵して、それを聞いた父が小さい声で「チクショウ」と嘆くシーンに笑えましたww
妻夫木聡と蒼井優も良かった。特に妻夫木聡は、「怒り」や「ミュージアム」で見せた変な役とはうって変わって全然地味な印象。そこが逆に良かったw 蒼井優が演じた憲子は、家族会議シーンで邪魔になるんじゃないか?と思いましたが、全然邪魔ではなく、物静かでした。
ここでは書ききれないほど、良かった所と細かい所に笑いが詰まってて、そんなに大爆笑とまではいきませんが、クスッと笑えてアットホーム感漂ってて、とてもほっこりした映画でしたね。最後も良い感じに終わって良かった(^^)
気になった点があるとすれば、探偵で、周造の高校時代の親友でもある沼田(小林稔侍)をもうちょっと見たかった(笑) 医師の笑福亭鶴瓶もさすがにあんなヘラヘラした医師はさすがにいないだろう(^^;
普通に面白かったです!
続編も絶対に観に行きます!\(^^)/
現在では、家族は、いいことより悪いことの方が多い。家族はつらいのです。
内容的には『東京家族』のメンバーによる山田監督の久しぶりのコメディー。
テーマは熟年離婚。テーマも題名もすごくいいと思う。
『東京家族』は小津安二郎監督の『東京物語』をリブートしていて、家族の崩壊みたいなものを描いてはいたけれど、やはり一昔前の雰囲気だった。
現在に当てはめて考えてみれば、そんな崩壊レベルでは済まないような気がする。
ラスト、主人公の平田周造が、ビデオで『東京物語』をしみじみと見ていたけれど、そういう意味なのではないのかな?
いろんな意味で格差が開いているせいか、少子高齢化のせいか、それとも将来に希望が持てず、不安だらけの世の中のせいか、離婚する人は一昔前と比べるとかなり増えた。
日本でも三組に一組は離婚するらしい。
中でも高年齢層の離婚率の増加は著しく、熟年離婚も珍しくなくなった。
それなのに世の中的には、まったく注目されていないし、めったにない特殊なレアケースで、とんでもないことのような雰囲気が支配している。
夫婦を扱った映画はたくさんあるのに、離婚を扱った映画はほとんどない。
すごく暗いテーマで、結果的にどうしようもない、救いようがないことになるので、映画では取り上げにくいのかもしれない。
そんな中、この映画はその辺に切り込んできているので、テーマ的にすごくいいと思う。
でも、やっぱりまともにはできないので、コメディーで、ということなのだろうと思った。
その点ではうまくいっていて、そんなに笑えるという程でもないけれど、そこそこ笑えて、惨い感じにならず、とても見やすかった。
だけど、書かないけど、最後がすごく気になっった。
あれはないと思う。
あれではこのテーマでやった意味がなくなってしまうし、面白みも深みもなくなってしまう。
続編ありき、シリーズありきで、今回はここまでということらしいのでやむおえないのかもしれないけれど、単独の映画としてはちょっと納得できない。
山田監督は家族がメインテーマなのだから、家族のいい部分ばかりではなく、暗くてどうしようもない部分もしっかり描いてほしいです。
ほっこり観られる安心感
数年ぶりに山田洋次作品を観たんだが、いいセリフはところどころあるものの説明がちょっと多いなぁという印象で、全体的に芝居がかってて監督の作品ってこんなのだったかな?と思ってしまった。またBGMの力に頼り過ぎの感もあって、強制的に誘導されてるようで多々違和感を覚えた。
過去の山田作品のオマージュも自ら取り入れていて、オールドファンにはほっこりさせてくれるシーンがいくつもある。良くも悪くも柔らかい温かみを感じられるのは山田洋次作品のいいところで、何か突出して得られる感情こそないが見終えた後の満足感は不思議なものがあった。
分かる人には、わかるのかなあ。
「寅さんシリーズ」も「東京物語」も観ていない私には、どうも2時間ドラマ風に感じられました。
よかった点は。
橋爪功さんの怪演。こんなに弾けているというか、わがままっぷりは、昭和のお父さんですな。また吉行和子さん演じる奥さんの気持ちは、すっごーくわかる。些細な事なんだけど、「一枚一枚愛情がはがれていく」。女性は男性の点数を引き算で見ていきますから。
残念な点は。
橋爪さんが小津監督の「東京物語」を見ているシーンとか、林家正蔵さんのあのギャグとか。小ネタは結構あるんだけど、イマイチそれに乗り切れない。
チョイ役も豪華だし、タイトルデザインは横尾忠則さん。ま日本を代表する「山田洋次監督作品」ってことで、豪勢で懐かしい良き日本かな。
橋爪功がすんげーよ
パワフルだけど計算されてるような
笑い方、喋り方なんだよなあ
こんな可愛い役の妻夫木初めてじゃないかい
声のトーンも変えてたなあ
あと蒼井優も邪魔しない感じでいい
この家族いいなあ
集まった時なんてスゴイ見入っちゃうもんなあ
ラストシーン、すきでした
感動しました
これぞ山田洋次&松竹ブランドの喜劇映画
今の時代、こう言う映画を世に送り出せるのは、もはや山田洋次監督だけでしょうね。
まあはっきり言って古臭いです、今の時代を描いても思いっ切り昭和テイスト、でもこの懐かしい感じがたまらなく良かったりもするんですよね。
誰も作ろうとしない古臭さ、いや、誰も作れない古臭さ、最近はなかなかこう言う映画にはお目にかかれないから、逆に新鮮な気持ちで見ることができて、予想以上に楽しめました。
これはまさしくコメディ映画ではなく喜劇映画でしたね、何の情報もなく見ても山田作品だと分かるこの安心感、ご高齢ですがまだまだ山田洋次監督には頑張ってもらいたいです。
「東京家族」と同じキャストで真逆のような内容の映画を作ったのも面白い試みだったと思いました。
正直最初は若干混乱しましたけど・・・。
しかし時代錯誤と言えるリアリティのない演出と、一方で妙にリアリティのある家族の言い争いの、絶妙なアンサンブルがとにかく素晴らしかったです。
今の時代こんなことする人いないよ的シーンが大多数の中で、そこで繰り広げられている家族の会話・言い争いの内容は妙にリアル、と言うかまあ昔からこれが普遍的な家族の構図だったりもするんでしょうけどね。
それにしても橋爪功が演じたお父さんが典型的な昭和のオヤジ過ぎて相当ツボでしたよ!素晴らしい演技でした。
私の父も電話で必ず「あぁ~俺だ」と言って電話かけて来るので、冒頭からツボ、靴下を投げっ放しなのも同じだったし(今も変わってないらしい)、そんな昭和オヤジあるあるの中で熟年離婚問題が起こるのは、我が身にも降りかかってきそうで他人事には思えず、クスクス笑いながらもどこかいろいろなことを考えさせられながら、思いっ切り山田ワールドを満喫することができました。
家族とは言えども、やっぱり言葉にしないと伝わらないことってありますもんね、こんな風に言い合える、言い争えるのは、悪いことじゃない、何だかんだで運命共同体、悪いこともあるけど、やっぱり家族っていいものだなと改めて再認識させられた映画でした、最後はややご都合主義すぎた部分もありましたけどね。
この一家がどうなって行くのか、続編も製作されたようなので、またどんな騒動が起きるのかそちらも楽しみです。
ところであの鰻重はどうしたのかな・・・食べたい・・・。
どことなくリアルな世界観
見終わった後、近所の奥様から話を聞いた感覚だった。これはリアルなのか?そう思わせる作品だった。
ところどころ出てくる天然キャラに笑わせられる場面もあり、山田洋次監督らしい一面もとてもよかった。
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