セッションのレビュー・感想・評価
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予想を裏切る迫力、展開
これでもか、と続く予想だにせぬ展開にわくわくした。ジャズのリズムを体で感じたくなった。あまり期待していなかっただけに、メインの二人の狂気的すらある迫力と緊張感が、新鮮だった。会場が明るくなるまで立てなかった。久しぶりに骨のあるアメリカ映画を観た。
悔しい
久々に痺れました
多分学校にあんな先生いたら登校拒否になる
正直私にはあの学校通える気がしない。
けど主人公は食らいついていく。
共感はできないけど応援したくなる映画でした。
でもこの主人公ドジでクズすぎる。少し腹立つ主人公です。人のもの亡くすわ、エゴで彼女ふるわ、ちょっと腹立つ顔してるわ、すぐ遅刻するわなどなどイラつく事もあります。
でも必死でドラム頑張る姿というかこいつ頭の中ドラムしかないんだろーなという姿見るとやっぱり応援してしまいました。
それは先生の力の存在が大きいです。
シモンズ怖すぎる。正直頭おかしいです。
そんな教育しても生徒は伸びないんじゃないかという位暴言吐いてきます。
まぁ私がゆとり世代代表だからねとか言われてしまえばそこで終わりですけど、こんな教え方じゃなくても生徒の力を引き出してきた教師を見たことあるので音楽=怖いってイメージは持たないで欲しいなと思います。
でも映画見てるだけでここまで怖さが伝わるというのはシモンズの演技が素晴らしい証拠。
一見の価値はあるのではないでしょうか。
ラストシーンは二人の掛け合いによる最高の演奏が気持ち良い位で思わず拍手をしそうになる映画です。
セッションという邦題よりもwhiplashという原題の方が似合う良い映画でした。
鳥肌が止まらず、また、観たくなる。
何も映画のストーリー、概要を全く入れずに観ました。事前に分かっていたことと言えばドラムを叩く青年と坊主の強面の中年男性が何かを叫んでいる…そんな情報のみ。ただ評判が良さそうという事でずっと気になっていてやっとの思いで観てきました。
結果は、文句無しの全体を通してとても良くてとても素晴らしく映画館で観て正解でした。
音楽の事、ジャズの事は詳しくは知らないですが、音楽もジャズも聴くことは大好きで、まず開始15分ほどぐらいからの静かに音が始まるシーンは曲と映像がすごく合っていてとても素敵なシーンでこれからどんなストーリーが展開されるのかドキドキとわくわくが入り混じって既に鳥肌が立ってました。
全体を通して選曲がとても良かった事、主人公と教授のやりとりは心苦しいシーンが何度かあったのですがジャズの演奏のシーンはどのシーンも鳥肌が何度も立ってしまいました。もちろん、俳優さん達の演技あってこそでいつの間にかセッションの世界に引き込まれてました。
最後、主人公の鬼気迫るドラム演奏と全てのピースが一致したかのようなバンドの演奏の一体感がこの映画の一番のシーンだと思います。
天才を生むも殺すも紙一重なのか…
実際、教授の方が精神を病んでいたのでは…と帰り道に映画のシーンを反芻しては興奮が覚めない状態でした。
主人公の今後がどうなるのか…あまり良くは掴めない終わり方だったのがすこし心残りではあるかなぁ…と思いましたが、できる事なら全てを分かった上で映像と音響の設備がある場所でまた観たいと思いました。もう一度観る価値あると思うぐらい素晴らしかったです。
音楽を主体にしているだけあって、音響の設備がある映画館で観た方がやはり良いと思いました。また、あの世界に浸りたくなる、すこしセッション中毒になり兼ねない…機会があればまた観に行きたいです。
天才と狂気のセッション
一流ジャズドラマーを目指し名門音楽学校に入学した主人公。そこで、スパルタ鬼教師の壮絶なしごきに遭う…。
インディーズ映画ながら今年のアカデミー賞で健闘の3部門受賞、日本でも口コミロングヒット中の話題作。
「バードマン」より見たいと思ってたいたものの、地元では上映決まらず。
ようやく隣町で公開される事となり、観に行ってきた。
「マッドマックス」の圧倒や「アベンジャーズ」の迫力とは意味が違う。
アクションやVFXに頼らぬ作品そのもの凄まじい力。
最初から最後まで手に汗握り、力が入り、息をもつかせず、片時も目を離せない。
見終わったらぐったり疲れ、自然と一息漏れるほど。
例えるなら、「ブラック・スワン」×「フルメタル・ジャケット」。
「ブラック・スワン」のような華麗なバレエの世界とは裏腹のダークさ。
「フルメタル・ジャケット」のかの鬼軍曹に胸キュンした人は必見!
こういう音楽映画にありがちなバンド内の音楽性の違いの対立や友情、個人個人の背負うドラマなどは根こそぎ削り落とし、ひたすら血と汗が噴き出すレッスン、レッスン、レッスン!
やがて二人に固い絆が芽生え…なんて甘っちょろい展開もナシ。
鬼教師フレッチャーの地獄のレッスンはさらにエスカレートしていき、主人公アンドリューはフレッチャーへの憎悪だけを胸に全てを捨てレッスンに食らい付く。
アンドリューは紛れもなく才あるドラマーだ。
が、僅かなミスも許さないフレッチャーにとって彼はそこら辺のゴミクズと同然。
そして迎えた、話題のクライマックスの演奏。
これは文字通りの“罠”。
が、某ドラマのような「やられたらやり返す…倍返しだ!」。
火花散るセッションはこれ以上ない興奮。
あまりの高揚感に胸が熱くなってしまった。
カメラワークに素早いカットの連続…ディミアン・チャゼルの演出はとても処女作とは思えない。
アンドリュー役のマイルズ・テイラーのドラムさばきはそれこそ本物の一流ドラマー。
彼を決して好感ある人物として描かず、彼もまた次第に狂気に取り憑かれ、彼こそが実はフレッチャーの最大の理解者だったようにも思う。
J・K・シモンズがマジで凄すぎる…!
しわくちゃの鬼の形相、完全なるモラハラの罵声と暴力、スキンヘッドに力こぶ…。
誰がどう見たって音楽教師に非ず体育教師。
登場する度にピンと張りつめた緊張感に包まれる。
悪夢に出てきそうだよ…。
その一方、音楽への真摯な姿勢、指揮を振る姿や佇まいは何故か格好いいと思わせる。
あるシーンの鬼の目に涙、美しいピアノの演奏、主人公と腹を割って話すあるシーンなど、この男もちゃんと血の通った人間であるとも思わせる。
かと思ったら、やっぱり冷酷無比。
アメとムチ…いや、ムチとムチ!
世の偉人や傑作の裏には、凡人には理解出来ぬ異常な執着心がある。
映画の世界なら、“天皇”と呼ばれた黒澤明の厳しい演出、スタンリー・キューブリックの100テイク、ダニエル・デイ=ルイスの凄まじい役作り…。
そういった妥協しない姿が見る者の心を惹き付けて離さない。
天才は狂気が創る。
狂気から天才が産まれる。
その天才と狂気に身震いする。
公開を待っていた甲斐があった。
一度見たら忘れられないインパクト!
本年度ベスト候補!
キャラバン
大興奮!!!
むちゃくちゃおもしろいではないか‼︎血湧き肉躍って汗をかいてしまった。それ程大興奮で観ることができる。噂のJ・K・シモンズの演技は圧巻なのでなにも言えることがない。本当にとんでもないオッサンだ。良くも悪くもあのオッサンで出来上がってる映画になってしまってる。カメラが秀逸なのだ。表情や手先、楽器。さらにカットせずにオッサンと学生を行ったり来たりするのもとても良い。さらに音楽に合わせてカットが変わって行ったり撮り方が変わったりしていて面白い。こら、編集賞も取っちゃうわな。良い意味で大画面で観てて圧迫感があった。ジャズ音楽がメインなので、みんな実にカッコイイ。主人公のドラムに負けないくらい、トランペットやサックス、コントラバスなどなど、それぞれの楽器がもてもカッコよく映し出されている。そんなんでオッサンに吼えられてるんだから、興奮しない訳がない。ラストシーンは圧巻です。本当にすごい。音楽映画じゃないくらいの興奮。でもあの後、オッサンにまた吼えられちゃうんだろうな…。笑
絶え間ない緊張感。
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