劇場公開日 2025年4月4日

セッションのレビュー・感想・評価

全910件中、21~40件目を表示

4.0ニコルがかわいい。 普通片親系は母!な所、父親なのがなんかいい。 ...

tさん
2025年4月11日
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ニコルがかわいい。
普通片親系は母!な所、父親なのがなんかいい。
単純に正義対悪!か共闘!みたいな関係じゃないのがいい。何か拗らせまくった二人でSelfishの極みとぶち切れた極みで引き込まれてしまった。
自分の中で、その余韻で寄り道したくなったり、自己嫌悪になったりした時はいい映画を見たという自分の体の正直な反応なのだが今回は後者だ。
大学デビュー前のニコルがかわいいです。

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t

4.5叩け、叩け、叩け! 血が騒ぐ!

2025年4月11日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

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Mr.C.B.2

4.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 性格悪~いツルッパゲのオヤジ(でもジャズ愛は熱~い)と、確かに友達少なそうな頑固で自己チューな若者(でも負けん気と努力は人一倍)との音楽バトル。アメリカ映画近来の力作。

2025年4月10日
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鑑賞方法:映画館

①日本のスポコン物によくある熱~い師弟愛など何処にも有りませぬ。

②あと、才能と人格とは全く別物だと云うことがよくわかります。

③デミアン・チャゼル監督作品だったのですね。すっかり忘れてました。でも後に続く『ラ・ラ・ランド』『バビロン』より感銘を受けた。別にその後演出力に成長がないという意味ではないけれども。

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もーさん

5.0Not my fxxxin’ tempo!!

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館、VOD
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Yum

3.0圧倒的な没入感に大興奮 でもシンバル投げ伝説を持ち出されてもね……

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

ご存知デイミアン•チャゼル監督の出世作。私は最初に見たとき、これはすごい、大傑作だと大いに興奮したものですが、鑑賞直後の興奮から醒めると、結局は暴力礼賛じゃないの、いろいろとやり過ぎてるし、といった、内容に対する嫌悪感がふつふつと湧いてきて、あれはいったい何だったのだろうかと思うようになっていました。私のこの作品に対する評価は大きく揺らいで今を迎えております。

再鑑賞を前にして、私のこの作品に対するスタンスをQ&A形式で示すと下記になります。
-傑作と思うか?: イエス。傑作には違いない
-ひとに薦められるか?: イエス。薦めて鑑賞仲間を増やして、この作品についていろいろと語り合いたい。ただし、薦めるひとは選ぶかもしれない。
-好きか?: ノー。同じ監督の作品なら『ラ•ラ•ランド』のほうがはるかに好き。
-自分の生涯お気に入り映画のリストに入るか: ノー。絶対に入れたくない。今回がこの作品の生涯最後の鑑賞になるかも。

ということで、見てまいりました、公開10周年記念デジタル•リマスター版の上映。どうだったかというと、まあ、なんというか、つまり、そのぉ……いいっ!! いきなり首根っこを押さえつけられてスクリーンの中に引きずり込まれたような没入感を味わい、クライマックスまで息つく間もなく一気に駆け抜けました。やはりタダモノではないですね。体感時間が非常に短い、極上の映画体験でした。

やはり初回鑑賞時の記憶があやしくなっていたようで、今回、少し認識を新たにした部分もあります。最初に見たときには、主要登場人物のふたり、フレッチャー(J.K.シモンズ)とアンドリュー•ニーマン(マイルズ•テラー)の行動の原動力となっているのは、完璧なジャズを目指しての、もっと芸術至上主義的な側面寄りの何かだと思っていたのですが、今回見た感じでは実際にはそういった面もあるにせよ、エゴやプライドといった、もっと人間臭いどろどろとした何かではないかと考えるようになりました。まあ、ふたりともエゴが強くてプライドが高いですからね。ということで、初回鑑賞時はより良い芸術を生み出すためにちょっと違ったゾーンに入ってしまった人たちの物語みたいな受け取め方をしていたのですが、今回はニーマンの上昇志向やふたりの間の私怨、そのもととなっているエゴやプライドに目が行って、思ってたより人間臭い話だったんだなと思うようになりました。二回の鑑賞で共通しているのは圧倒的な没入感と鑑賞直後の大興奮です。

今回の鑑賞で気づいたことは他にもあって、私がこの作品のことを好きになりきれないのは、この作品がファシズムとか反知性主義とかいった、いかがわしくて怪しげな何かを持ち合わせている感じがするからだと思いました。チャーリー•パーカーはシンバルを投げつけられなくとも偉大なサックス•プレーヤーになっていたと信じたいです。まあでも面白かったし、これが生涯最後とか言わず、また見たくなるかも。

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Freddie3v

5.0ありがとう再上映

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

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流離いのオオハシ

4.5Jack the JAM

2025年4月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

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uz

4.0天才アーティストの心理

2025年4月8日
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楽しい

怖い

興奮

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竜

4.5最初から最後までずっと緊張感

2025年4月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

映画が始まってから終わるまで、ずっと緊張しっぱなし。

J・K・シモンズ演じるフレッチャーがマジで怖い。
そしてそれに食いついていくというか、エゴ丸出しで噛みついていくアンドリューはもっと怖い(笑)

でも演奏はずっと良い。特に最後は本当に良い。息をのむ。
どこで終わるのか全く読めず、終わったときは「あ、終わった」となった。
緊張感がすごい。

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Yossy

4.5やっぱ凄ぇよ…(4Kリマスターを観て)

2025年4月7日
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ムビチケカード回遊をしていたら、不意に本作が再上映との事で、早速観てきました!

結論。歳を重ね、更に面白さupです!
実は、要所のお父やん重要っぽい(完璧に理解は出来ていない)、ニコルこんなキュートだったっけ?、コノリーのピエロっぷり、その他etc...と新たな&思い出しの気付きがあり非常に楽しめました。

J・K・シモンズのフルメタルジャケットよろしくのセリフ回しも、相変わらず狂気で最高でした。

以前は、終盤のシーンは“上出来(good job)”と言ってると思っていましたが、改めて観ると違うっぽいような…笑

また、本作のエンドロールの入り方は、個人的にTOPです!!(あのドラムは踊るかのようで狂気です!!)

是非、観た事がない方&見て時間が空いた方、絶対気付きがあります。

是非、映画館でご観賞ください!!!

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白長須鯨

5.0真剣勝負に人格は要らない

2025年4月7日
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鑑賞方法:映画館

真剣勝負に於いては、パフォーマンスへのリスペクトは人格とは関係ない。

真剣勝負!というほど大げさでなくても、ゴルフとか麻雀とかトランプゲームの大富豪でもいいのですが、真面目に勝負に向き合ったことがある人なら誰でも心当たりがあると思います。普段は〝嫌な奴だなぁ〟と避けてるような人がメンバーにいても、その人の良いパフォーマンスに対しては、人格とは関係なく率直に「上手い」とか「いい手だな」というふうにプレー自体に自然な気持ちでリスペクトの気持ちが湧いてきます。

アンドリューはひとことでは言えない複雑な気持ちを〝自分の土俵〟ですべてプレーとして発揮しました。
始めは土俵の外で、陰湿に仕掛けていたフレッチャーも最高のプレーを見ているうちにプロとしての魂に火がついて、気が付けば同じ土俵に立っていました。

不器用で人間関係に気を使うのが苦手な人でも、何かひとつ自分の土俵といえるものがあると少し違った世界が見えてくるような気がします。

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グレシャムの法則

4.5映画館で観るべき映画

2025年4月7日
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鑑賞方法:映画館

興奮

昔WOWOW契約していた頃家のTVで観て色々衝撃受けて最後度肝抜かれて「この映画は絶対映画館で観るべき映画だ!!」と思ったのを覚えてる。時が流れリバイバル上映で映画館で観られて嬉しい。私は音楽は小中高の音楽の授業で習っただけだから音の良さや主人公の技量もわからないけど本当最後は圧巻なのでぜひたくさんの人に映画館で観て欲しいと思った。J・K・シモンズだからあのトラウマ級の鬼教授が演じられるんだろうね。一昔前はこんな怖い教授本当にいたのかな〜?お互い最後復讐し合ったけど結局音楽で繋がった感じだよね。主人公のマイルズ・テラーはトップ・ガン マーヴェリックのルースター役の俳優さんなんだけど困り顔が何とも可愛い。マーヴェリック映画観た時セッションに出てた俳優ってことに全く気付かなかったよ。マーヴェリックでも軽快にピアノ弾いてたね♪

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律猫

5.0殴り合い

2025年4月6日
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鑑賞方法:映画館

最初から最後までかっこよすぎる。
まずopが流れ始めて、ドラムのリズムに合わせてラスベガスの街のカットが入ってくるのだがそのシーンがすごくカッコよく引き込まれた。
正直、この映画は何かについて考えさせる、カンヌ国際映画祭に出てくるような中身のある映画ではなく、勢いで観客を圧倒してくる映画だと思った。
ラストシーンは、今まで見た映画の中で間違いなく一番圧倒され、まるで殴り合いだった。
何よりEDの入り方がかっこよすぎる。
気づくと汗ばんで涙が滲んでいた。これが感動なんだと思った。

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サースライ

5.0音の戦争

2025年4月6日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

「目玉をくり抜いてやる」

音楽院を舞台にしたスパルタ教師とドラマー志望の学生による音の戦争。ミュージカルを製作したかったデイミアン・チャゼルが資金集めとアピールのために製作したのが本作にあたる(ご存知の通り、その後チャゼル監督のミュージカル構想はは「ラ・ラ・ランド」として結実する)。
やるじゃねえかチャゼル、というかどうした?こんなに素晴らしい作品を製作したのにその後は一体何だ?「ラ・ラ・ランド」はまあまあ面白かったが「バビロン」はまるで離乳食だ。
魂を揺さぶられた。また私事になるが、僕は奇しくもアンドリュー(演:マイルズ・テラー)とフレッチャー(演:J.K.シモンズ)両方の立場を自分の中で経験した。そしておこがましいことを言えばチャーリー・パーカーも。
僕は10歳の頃同級生からいじめにあった。中学は受験したので中高一貫校に進んだが、小学校時代の同級生を見返したい一心で(「自分はあいつらとは違う」という差別意識もあった)勉強も部活も取り組むようになった。ここまでは聞こえが良いが段々と方向がおかしくなり、気付けば「叩く側」と「叩かれる側」の二面が自分の中に。謂わば「セルフパワハラ」である。「猿でも解ける問題で何故満点が取れないのか?お前の存在は人類第8の大罪だ」といったことを並べたて、ピーク時には真冬に窓全開でシャツ一枚で勉強、試験の成績が思わしくないとズボンのベルトで自分のことを殴りつけるといった始末だった。しかしそうこうしているうちに今度はメンタルがおかしくなり、17歳の頃学校内の試験で失敗したことで完全にグレた。ライブ中にシンバルを投げつけられたチャーリー・パーカーのように、周囲から笑われて完全にやる気をなくした。「お前は無能だ」と吐き棄てて自分を見限ったのである。残念ながら現在でも自己嫌悪の感情はある。
気持ち、僕はフレッチャー寄りだ。僕からすれば「努力」「立派」というワードは人を破滅させる危険なワードだ。英語で言うと"Good Job"といったニュアンスだろうか。だが同時に「一線というものがあるでしょう」とも思う。17歳の自分は、やってもやっても認められない虚しさにやってられなくなって全てを投げた。数年前、電車が遅延した際に「社内会議に遅れる」という理由で勝手に線路を歩き出した会社員が社会問題となった。やはり行き過ぎるとこういうことが起こるし、ここまでくると容認も看過もできない。
でもね、「努力」は結局偽物でしかなく、本物にはなり得ないと個人的には感じる。ここまで来るともう価値観の問題で、要は「天然だろうが養殖だろうがウナギは美味しい」と考えるか、「いや、やっぱりウナギは天然に限る」と考えるかの問題である。別に世の中妥協しても死にやしない、というか、チャーリー・パーカー自体が結局ドラッグに溺れて寿命を縮めたことを考えると、陽キャとして生きたければそこそこのラインで妥協することが必須だ。だから皆「努力が大事」などと不揃いな薄っぺらいことを言う。僕は陽キャにはなれない、故に「努力」とは生涯相容れない。となれば「イカれる」しかなさそうだ。伝えるべきは、狂気。

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ストレンジラヴ

3.5恐怖体験ココにあり

2025年4月6日
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鑑賞方法:映画館

恐怖恐怖恐怖!
大きな音でめちゃんこビクってしちゃうのに、これはまさに終日ビクっビクってなって心落ち着かなくてやり切れなかった……
確かに名作だけど、一度で充分だなー怖いし。
DolbyAtmosで良音体験できたし大満足💜

フレッチャーは行き過ぎた指導どころか一昔も二昔も前のハラスメント手法。でもこれがデミアン・チャゼルの実体験をベースに作られた映画だなんて…。しかも『セッション』は元がショートフィルムだったなんて知らなかったよ。参加した#沖田かおりの短編映画Fes でたまたま聞いた話。策士だな、デミアン・チャゼルwww

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らまんば

5.0最高に飛ぶ映画

2025年4月5日
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とても好きで何度も何度も観ている作品だが、映画館では初めての鑑賞だった。
どんな展開が起きるのか全て把握した上で鑑賞しても、得られる満足感は変わらない。
自分も彼らのマインドを忘れないようにしよう。と観るたびに思える、人生の指針とも言える作品。

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モトコ

4.0勢いとパワーで押し切られない様にしないと負けそうになる映画

2025年4月5日
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鑑賞方法:映画館

アメリカ版「嵐を呼ぶ男」(嘘です)
腕を怪我したら自分で歌えばいい・・・わけないw

数年前に配信で鑑賞したが、公開10周年を記念した4K&Dolby Atmosのデジタルリマスターでリバイバル公開という事で劇場にて再鑑賞した。

公開当時は自分も小中学生向けにとあるスポーツの現役コーチをしており、クラブ自体も厳しい事で知られていたこともあって、フレッチャーの指導方法に対し少なからず共感する部分もあったが、時代が変わり10年経った今改めて観るとただのイジメにしか見えなかったw。

名門音楽学院の指導者フレッチャーは自分でジャズの名演奏者を育てるという崇高な目的を掲げ軍隊の様な厳しい指導をするが、教え子達のメンタルをことごとく壊し、中には自死した者もおり、最後は行き過ぎた指導により学院を辞めさせられるが、その復讐として大衆の前でニーマンに恥をかかせようと(ここがなかったらホントに良かったのに)という反省どころかとんでもなくセコイ暴挙に出るなど、本来の目的はどこ吹く風状態で生徒への愛情なんていっさい無いイジメ体質のただのパワハラ指導者だということがわかる。

追い込まれていく生徒のニーマン自身も必死に食らいつこうとするが、交通事故など不運(とというより単なる自分のミスなんだけど)もあり大事な演奏に遅刻し、最後はフレッチャーへ掴み掛かり退学になる。

ニーマンが最後はあくまでもミュージシャンとして、そしてジャズドラマーとしての戦い方で応戦するが、フレッチャーも戸惑いながらも中断させなかったのは本来自身もジャズを心から愛する者としてずっとこのままでいたい、ずっと演奏させたいという気持ちが勝ったからだと思う。

色々とツッコミどころは多いが、とにかく演奏シーンは圧巻で見応えが半端なく、実際ジャズドラマーを目指していたというデイミアン・チェゼル自身の経験からならではの臨場感を演出し、特にラストのニーマンの血と汗が飛び散るドラミングは観ていて鳥肌が収まらないほど強烈で、画面に呑まれないよう必死になってしまうほどだった。

まさに音響設備の良い劇場で観るべき映画である。

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カツベン二郎

4.0天才と狂人は紙一重

2025年4月5日
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鑑賞方法:映画館

12年前の作品だが傑作は衰えないし色褪せない。
この映画をサスペンスと位置づけるのはどうだろう。人間の嫌な部分からの派生で物語が進み、ラストも何とも言えない嫌な演奏会が、恥部や醜い部分などありながら、関係なく音楽だけで純粋に繋がる、最高のラスト。
映画館で見ると映画。

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るい

5.0狂気と狂気のセッション

2025年4月5日
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鑑賞方法:映画館

 ラスト9分19秒は、何度見たことか。多分100回ではおさまらない。それだけ思い入れのある『セッション』が、デジタルリマスター&DollbyAtmosで再上映だから見逃すわけにはいかない。

  パワハラの代名詞ともなったフレッチャー教授。『フルメタルジャケット』のハートマン軍曹も恐いが、精神的なダメージの与え方で言えば、フレッチャーの方が上回る。全人種平等に悪態をつくその徹底ぶりに、奇妙な“公平さ”を感じてしまう。

 教え子が、現場に満足することを恐れて常にプレッシャーを与え、意図的にライバルを作って競わせる。フレッチャーのしていることは、星一徹メソッドの究極バージョンとも言える。
 星一徹メソッドの欠点は、勝ち残った人間はとてつもなく強靭な能力を得るが、数多くの落伍者は、悲惨な末路をたどる。

 フレッチャー的な父親に育てられ、フレッチャー的な教師にどつかれながら教育を受けた身としては、強圧メソッドには嫌悪感を感じるし、肯定できない。結果的に打たれ強くなっただけで、真の強さとは程遠い。
 ……でも、あの狂気の先に何かがあるんじゃないかって思ってしまう。それを信じさせるのが、デミアン・チャゼル監督の巧さなんだよね。狂気と狂気がぶつかって、何かが生まれる。そう感じてしまう自分がいる。
 それにしても、DolbyATMOSの効果はすごい。全方位からフレッチャーに罵倒されている気分になり、タマタマが縮む上がる。拳銃を突きつけられるよりも恐い。

 見た人も見てない人も見逃す選択肢はございません。

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bion

4.025-048

2025年4月5日
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鑑賞方法:映画館

怒鳴り散らすパワハラ教授役の
JKシモンズ。
とんでもないハマり役。
最後の最後まで、徹底的に追い込む。

最後の最後で、
主人公は何を手にしたのか。
最後の表情はなんだったのか。

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佐阪航
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