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ジョン•メイ、市役所福祉課職員。
仕事は、引き取り手のない身寄りのない遺体のお葬式をあげる。
その本人の写真や遺品からその人となりを探り
式場準備や流れなどの演出をする。
イスラム教でもイギリス式でもお構いなし。
曲はCDで。
手紙、ネコからのもの?
身元のわかるもの以外処分して。
信号でOKの合図が鳴っても右見て左見てから渡る慎重な気性。
白のキッチン、テーブルにシートを敷きまくり
几帳面さが窺える。
食事、缶フレーク、洋梨、だけの質素さ。
自宅でも故人のアルバム作成に取り組む熱心さ。
自分自身の墓地予定地に寝転がって空を見る。
何を思っていたのだろう。
数週間経って発見された人、証明証の写真を見ても大家がわからない。
防護服着て作業する必要あり。
職場の上司が仕事の効率の悪さから、
今の仕事を仕上げたら解雇だと言う。
できるのか、自治体なら公務員ではないのか、
ビリーさん、ウィリアム・ビリー•ストーク?
娘のアルバムの途中で写真が無い。
別れてしまったからか。
愛用のレコードのジャケットを綺麗に拭き上げ、
本人の若い頃の写真を持って、
見つけたパン工場の名前をあてに知り合いを探しに行く。
顔見知りの従業員を見つけ生前の人となりを聞く。
ロンドンで葬式の連絡を伝えに探し求め、
チップスアンドフィッシュの店を営業していた元妻。驚いたことに娘と孫まで。
貰って来た魚、焦がしてしまったな。
何か考えごと?
在りし日の元気な姿の写真のアルバム、
たくさんおみおくりした記録。
ジョンを追いたてるように遺灰を撒く職員。
葬儀は誰の為のものなんだろう?
ビリーさんの警察での記録を聞く。
歯でベルトを噛みぶら下がり、慈善募金に。
記録から面会者の住所を見つけ会いに行く。
アルバムぼろぼろなので新しいのに貼り替え、
娘、ケリー•ストークの元に。
もう親はいないのね、とケリー。
悩み苦しむ、
親友のジャンボさんのもとへも訪れる。
人を殺した記憶があるらしい。
ホームレスのところにも会いに行く。
ビリーさんの墓石を作り、
なんとあの見晴らしのいい墓地を
譲ることにしたジョン•メイ。
ビリー•ストークの人となりを知り、
生前出会いたかった、と思ったのだろうか。
ベルトに噛みつくことも試し、とても
自分にはできないと思ったからか。
ケリー•ストークから電話があり明日会う約束。、
通りがけに上司のクルマにオシッコかけるジョン•メイ
ヤッター‼️
ケリーに半ば興奮しながら、計画を話す。
喜んで聞くケリー。
一週間後の葬儀後にお茶の約束をして見送る。
自分のとケリーの為にと、
犬のイラストのマグを二つ買って店を出て
うれしさのあまり、
バスが‥‥⁉️
ジョン・メイの名入り棺に驚く神父。
見渡しても彼の姿はない。
自身の葬儀には誰も来てくれない。
ジョン•メイの棺が乗った車が行くそばで
ビル•ストークのお葬式。
ジョン•メイを探すケリー。
仲良くなる女三人に、
頼んだ人皆来てくれて参列していた。
少し離れたところを掘り、ジョン•メイの棺が
納められていた。
ラスト涙と共に体が震える。🌸
誰の死にもそれまでの人生がある。
仕事として奔走して一人でも多くの参列者を誘いその人生を言葉に表し、ただ一度しかない葬儀で披露する、そんな仕事を丁寧にやり遂げて来たジョン・メイ。
仕事の素晴らしさは最後にわかる。
記:
死というものを改めて認識させるためなのか?
期待を持たせながらの悲しい結末。
見晴らしのいい自身の墓地予定地を最後の人に譲ったのには驚いた。友人と言って。