アラブ女地獄 悪魔のハーレム

劇場公開日:

解説

前作「ナチ女収容所 悪魔の生体実験」のスタッフ、キャストによる、石油王国アラブを舞台にした残酷ポルノ。製作はウィリアム・J・プロディー、監督はドン・エドモンズ、脚本はラングトン・スタフォードが各々担当。出演はシャロン・ケリー、ダイアン・ソーンなど。日本語版監修は野中重雄。イーストマンカラー、ビスタサイズ。一九七五年作品。別邦題「イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム」。

1975年製作/94分/R/カナダ・アメリカ合作
原題または英題:ILSA, HAREM KEEPER OF THE OIL SHEIKS
配給:グローバルフィルム
劇場公開日:1976年7月10日

ストーリー

アラビアのある王国のハーレムにホリー(S・ケリー)らグラマーの美女が運ばれて来た。SEXマシーンに仕上げる為、女親衛隊長イルサ(D・ソーン)が買ったものだった。訓練は始まった。そんなある日、石油を買いに米国外交官と情報部員がやって来る。国王から彼らを殺す命令を受けたイルサだが、しだいに情報部員の虜になり、地下牢の本当の国王を彼らと助ける。やがて、助けられた国王は米国との永遠の友好関係を約束し、イルサは地下牢に閉じ込められるハメとなるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
ドン・エドモンズ
脚本
ラングトン・スタフォード
製作
ウィリアム・J・プロディー
撮影
ディーン・カンディ
グレン・ローランド
日本語版監修
野中重雄
全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

1.5観ると悪趣味に、不愉快かつゲンナリ気分になれます

2023年5月21日
iPhoneアプリから投稿

前作からどう逃げおおせたか、イルザさんがアラブの石油王の元で、誘拐とかしてきて監禁奴隷にしてる女たちの監視痛ぶり拷問係を仰せつかって大いに(?)、 立場を利用してヨロシク立ち回ります。

前作はさも「実録」まがいに宣伝効果あげて上手く客を欺いてましたが、こっちは所謂「都市伝説」的なのをネタにしているだろうかと。

結果、新鮮味もバカらしさ故の面白っぽさすら感じ得ず。
ビデオやDVDとかで観たら「時間を無駄にした….」くらいのもんですが、料金を払ってまで観たあかつきには、きっと金をドブに捨てた気分も味わえるでしょう。
従って、わざわざそのように観た人はある意味貴重な存在とも言えるかも……

この後イルザさんは(公開国によっては名前をグレタと変えて)一度、女体拷問人に鞍替えしてから、シベリア辺りに行かれたようですが、そちらは(今のところ)未見のままです。
なんと、通算4本もタイトル・ロールをゲットしているのだから、その人気度ぶりが伺えます。

更にその後は、ラスベガスで結婚式など(!?)の余興に“イルザ・スタイル(コスチューム)”で登場するという活躍の場を得ていたみたいだから、そこまで行くともう脱帽デス。

参考:『女体拷問人グレタ』(1977)
『イルザ シベリア女収容所 悪魔のリンチ集団』(1977)

因みに、この手の“ゴミ映画”=エクスプロイテーション系は、タランティーノ氏が非常に愛好してきた類の、基本作品群と捉えられと言えます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
アンディ・ロビンソン