夕映えの道

劇場公開日:

解説

パリ20区ルトレ通りで孤独に暮す老女と中年女性の交流を繊細なタッチで描くドラマ。監督は「ポールの物語」のルネ・フェレ。出演はドミニク・マルカス、マリオン・エルドほか。

2001年製作/90分/フランス
原題または英題:Rue Du Retrait
配給:角川大映映画
劇場公開日:2003年9月20日

ストーリー

会社を経営する独身女性イザベラは、ある日、薬屋の店員とやり合う老女マドと出会う。行き掛かり上、マドの家まで送ることになるイザベラ。なぜかこの老女が気になった彼女は、その後も家をたびたび訪れるようになる…。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
ルネ・フェレ
原作
ドリス・レッシング
撮影
フランソワ・ラーティグ
音楽
バンジャマン・ラファエリ
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映画レビュー

3.5人生の夕暮れに見つけた、優しい時間~

2016年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

最近、友人から、大好きな映画が有るのでもしもこの作品を観ていなかったなら是非観て欲しいと紹介されたので早速DVDレンタル店を5店舗回りやっと出会えた作品でした。
普段はやはり、ハリウッド映画を観る事が多い為に、フランス映画を観るのはとても楽しみでも有りますよね!
何と言っても映画はフランスから誕生して、粗時おなじくして、アメリカでも映画産業が大きく発展していった事を考えれば、映画の産みの親!映画の故郷の国はフランスだから、彼らフランスの作家達がどういう作品をいつも作るのか?映画大好き人間としては、大いに気になるもの!

この作品が公開された時は2003年の秋に、東京の岩波ホールで公開されたようだ。
丁度この時期は、私は海外に行っていたので、この頃日本で公開されていた作品を知らないでいました。
映画COMでは、この作品「夕映えの道」に付いての記載は殆ど無いので、簡単に触れると、物語は以下の通りです。
ある日、この映画のヒロインのイザベルは、マドと言う一人暮らしの気難しい老婆と偶然に薬局で出会う。そしてこの偶然から始まる広告会社を経営するキャリアウーマンであるイザベルと孤独で頑固なマドと言うこの老婆の間に芽生える不思議な友情の物語、ヒューマンストーリー何ですね。
確かに大きなエピソードや、極端なハプニングはないけれど、こうしてささやかな日常が流れて、年齢や血縁と言う繋がりも超えて、人が人を支え合っていける社会ってとても豊かで素敵な事だと思いました。人間の人生で一番必要な物って何なのだろうか?って自然と考えさせられる貴重な一本でした!
ちょっと時間が出来た休日の昼下がりに、ゆっくりと大切な人と一緒に観ると、じっくりこれから起こる将来の事や、生きる事に付いて考えられる作品ですよ。
大作では決してない小品ですが、心温まる、感動作品でしたよ。

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ryuu topiann

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