真夜中のピアニスト
劇場公開日:2005年10月5日
解説
「天使が隣で眠る夜」「リード・マイ・リップス」のジャック・オディアール監督が、78年製作のハーベイ・カイテル主演フィルム・ノワール「マッド・フィンガーズ」をリメイク。主演は「スパニッシュ・アパートメント」「ルパン」のロマン・デュリス。28歳のトムは、犯罪すれすれの不動産の裏ブローカーをしながら、今は亡き母のようなピアニストになる夢を抱いている。彼はオーディションのためピアノのレッスンを再開するが。
2005年製作/108分/フランス
原題:De Battre Mon Coeur S'est Arete
配給:メディア・スーツ、ハピネット・ピクチャーズ
スタッフ・キャスト
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2020年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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口の悪さは父親ゆずりで、ピアノの才能は母親ゆずりといった28歳のトム(ロマン・デュリス)は不動産ブローカーという職業。買い取った建物に居座るホームレスに対してネズミや水で追い出し工作をする毎日なのです。偶然再会した彼の亡き母親のマネージャーでもあったピアノの恩師から「オーディションを受けてみないか?」と言われ、母親から受け継いだ遺伝子が10年のブランクを経て甦る。猛特訓してピアニストを目指そうとするが、彼のレッスンを受け持った教師はフランス語を全く喋れない中国人留学生だった。
映像はフィルムノワールによって犯罪と紙一重の商売と音楽の世界の区別をわかりやすく表現していて、ハンディカメラでありながらほとんどぶれない安定感によって安心して観ることができるのです。父親の再婚相手だとか、同僚の浮気のアリバイ作りとか、不安定なはずなのに落ち着いてる風に思えるくらいです。そうした日常とその日常から逃避したくなる心の葛藤。父と母双方の遺伝子が彼の運命をもてあそんでいるような面白さがありました。
留学生ピアノ教師のレッスンも順調に進みますが、他で女性と関係を持つトムなので、ここでロマンスが生まれることもありません。しかし、事件は終盤になって一気に押し寄せてきて、彼の運命も変わってしまうのですが、その2年後のストーリーが面白かった。
父を死に追いやったロシア人を殺すチャンスがあったが殺さなかったというのは両親の遺伝子には関係なく、女流ピアニストの教えに他ならないような気がします。また、コンサート・ピアニストにはならずにマネージャーとなったことで、実の父があのマネージャーだったのではないかと妄想も膨らんでしまいました・・・
【2006年3月映画館にて】
印象に残ってはいません。
ロマン・デュリスが主演だったんですね。
彼はコメディのほうが好きです。
2017年3月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
タイトルに期待してレンタルしてみましたが、メリハリが無い様に感じてしまい、中盤から飽きてしまいました。
もう少しひねりがあるといいな。
2017年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
主人公(ロマン・デュリス)は不動産ブローカーの一味で、荒っぽい仕事をしている。
亡くなった母は名ピアニストで、子供のころはよく弾いていた。
偶然、街で母の友人を見つけ、ピアノのオーディションを受けることになり、レッスンを受け始める。
しかし、父も仲間もそんなものは役に立たないと突き放す。
息子の父に寄せる思いが切ない。