パン・タデウシュ物語

劇場公開日:

解説

19世紀初頭の農村を舞台に、対立する小貴族の家に生まれた男女の愛を軸に壮大なスケールで描いた感動作。ポーランド文学の最高傑作と言われるアダム・ミツキエヴィチの長編叙事詩を元に映画化。監督は「聖週間」のアンジェイ・ワイダ。出演はボグスワフ・リンダ、ダニエル・オルブリフスキ、アンジェイ・セヴェリンほか。

1999年製作/154分/ポーランド・フランス合作
原題:Pan Tadeusz
配給:アスミック・エース

ストーリー

ナポレオンのモスクワ遠征を控えた1811年から12年、第3次分割でロシア支配下にあったリトアニア農村。ソプリツァ家とホレシュコ家は対立する小貴族だった。2つの家族にある悲劇が起きた20年後、ソプリツァ家の若きタデウシュは美しい少女ゾーシャに恋をし、避けられない運命に巻き込まれていく…。

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スタッフ・キャスト

監督
脚本
アンジェイ・ワイダ
原作
アダム・ミツキエヴィチ
製作
レフ・ルィヴィン
撮影
パヴェウ・エデルマン
美術
アラン・スタルスキ
音楽
ボイチェフ・キラール
編集
ワンダ・ゼマン
衣装
マグダレナ・テスワフスカ=ベルナフスカ
Malgorzata Stefaniak
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映画レビュー

4.5サルマティズム と シュラフタ

2022年6月21日
Androidアプリから投稿

ポーランド分割後のロシア支配下の
リトアニアの貴族(シュラフタ)の物語

長きにわたり続いた〈ポーランド・リトアニア共和国〉の
貴族階級やウクライナコサックの生活様式や思想において
支配的だった《サルマティズム》が描かれている

地域の強力な貴族だったパントラー・ホレシュコを
彼の城がロシア軍に包囲された時
どさくさに紛れて撃ち殺した
ヤチェク・ソプリツァの暴挙から始まった対立を軸に
両家の和解の為に婚姻関係を結ばせようとする勢力
ポーランド独立を望むホレシュコ、地元貴族の思いに
親ロシアのソプリツァ家を融合させてゆく思惑も…

しかし熟女テリメーナはそういう動きに関係なく
タデウシュに食指をのばす

亡き主人の忠実な年老いた城の番人の怨念と
〈ひとりの怨念に引きずられる愚者〉と評されてしまう
揺れ幅の激しい地元貴族たち

扇動的な射撃手のような僧侶など

消滅してしまった祖国の復活と
ナポレオンに賭ける熱い思いが
様々な思惑とからみあって高揚していく様子が
美しいリトアニアの丘陵地帯を背景に叙情的に描かれていました

ナポレオンのポーランドの愛人を描いた「征服」では
ひたすらだらしない貴族の姿しかありませんでしたが
この映画には全く別のシュラフタの姿がありました

ワイダ監督のポーランドロマン主義文学映像化作品

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jarinkochie
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