レクイエム 最後の銃弾
劇場公開日:2014年10月4日
解説
麻薬捜査に命をかける3人の警官の裏切りや友情、壮絶な戦いを描き、2013年の香港で大ヒットを記録したサスペンスアクション。「コネクテッド」のベニー・チャンがメガホンをとり、主演には「奪命金」のラウ・チンワン、「ドラック・ウォー 毒戦」のルイス・クー、「ビースト・ストーカー 証人」「激戦」のニック・チョンが顔をそろえた。子ども時代からの親友で、麻薬捜査官として活躍するマー、ソー、チャンの3人は、タイの大物麻薬王ブッダの逮捕目前まで迫る。しかし、事前に捜査情報が漏れていたことから思わぬ反撃を受け、ブッダの逮捕に失敗したばかりか、チャンを失ってしまう。それから5年後、香港の新興組織とブッダの組織との間で新たな抗争が起こり、5年前の捜査失敗の責任をとって左遷されていたマーと、逆に出世を果たして麻薬捜査班のトップになっていたソーの前に、死んだはずのチャンがブッダの組織の一員として姿を現す。
2013年製作/134分/R15+/中国・香港合作
原題:掃毒 The White Storm
配給:フリーマン・オフィス
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2018年7月3日
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鑑賞方法:DVD/BD
題材的にも内容的にも特別目新しくは無い。が、
『男たちの挽歌』『インファナル・アフェア』などが好きならドンピシャの、香港ノワール・アクション!
幼馴染みであり、麻薬捜査官のマー、ソー、チャン。
彼らはタイの麻薬王ブッダの逮捕に命を懸け、遂に追い詰めたと思われたが、情報が漏洩し失敗、チャンが犠牲になってしまう…。
5年後、ブッダが絡む抗争が勃発。
左遷させられたマー、出世したソーの前に、死んだ筈のチャンがブッダの組織の一員として現れ…。
まさに香港ノワール・アクションのいいとこ取り!
展開はスリリング。犯罪捜査モノ、潜入捜査モノの醍醐味、面白味。
銃撃、カーチェイスなどアクションは幾度も見せ場を設け、特にヘリからの攻撃はド迫力!
苦悩。潜入捜査官のソーと、彼の身重の妻のドラマは悲痛。
あるシーンの究極の“選択”。生き残るより地獄。
裏切り、復讐。まさかの展開…。
それらも見応え充分だが、だけど本作はやはり、男3人のドラマ。
リーダーのマー、潜入捜査官として常に危険な渦中のソー、板挟みになりながらも間を取り繕うチャン。
3人はそれぞれの立場から何度も何度もぶつかり合う。
しかし一旦ぶつかり合うと…、男ってそういうもんだ。
だからこそ、友を失った時の悲しみ、まさかの再会の衝撃は計り知れない。
チャンが生きていた理由…。ちょっと突っ込まずにはいられない。
そこら辺の和解など、かなり強引。
ブッダとの決着。銃撃の嵐の中を、3人の思い出の歌に乗せて。
コテコテ、ベッタベタ。でもね、こんなにもどっぷり見せられると何も言えなくなるのよ。
何よりも濃い3人の友情。
熱い男気…いや、漢気。
男なら、この漢節に酔いしれろ!
2015年9月8日
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鑑賞方法:DVD/BD
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幼馴染で警察学校の同級生、ティン、チョウ、ワイ。頭脳明晰で出世街道を行くティン、妊娠中の妻を気遣いながら麻薬組織潜入に身を投じるチョウ、そして何の取り柄もないが控え目で心優しい母思いのワイ。タイの麻薬組織のボス、ブッダの情報を入手した3人はバンコクに入りタイ警察と連携してブッダの一味をおびき出すことに成功したかに見えたが、まさかの反撃で3人以外は全滅、ブッダの娘を拉致して逃亡を図るが追い詰められ、「助かるのは2人まで」と迫るブッダとの取引でティンは残酷な選択を迫られる・・・。
冒頭からノワール臭ムンムンの本作。何かというと子供の頃に観たTVドラマの主題歌を合唱する、魂だけはいつまでも子供な3人が己の運命に翻弄され、友情を裏切った罪の意識に苛まれ、そして全てを投げ打って友情の為に命を賭す姿が涙でかすみます。
バンコク郊外の麻薬取引現場への空爆シーンが戦争映画並みにド派手で、クライマックスの銃撃戦を凌駕。タイでならこんなムチャな撮影まで出来るのかと驚嘆しました。
2015年6月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
まぁ、可もなく不可もなくかな。潜入捜査のよくある話みたいな。インファナルアフェアを見たときほど、ドキドキハラハラはしなかったなぁ。
2015年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD
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潜入捜査に疲れ意固地になるチャウ、ボスに辿り着けるまでやめる気はないというティン、そんな2人を宥めるワイ。そんな3人の幼なじみの友情と、彼らの戦いのお話でした。
少しずつ狂い始める3人の人生だけでなく、ワイやチャウの家族との関係性も物語を盛り上げる重要な要素だったと思います。
特に、仕事に打ち込むチャウと妻のすれ違いは、とてもリアルに描かれていたと思います。
3人の車でのぶつかり合いは迫力ありました。正面からいくのかと思いきやクロスカウンターの如く上手いことぶつかるシーンは、好きな所の一つです。
"キックオフ!"の掛け声で始まる、3人対大勢での銃撃戦は本当に興奮しました。お互いカバーしあいながら倒していく様は爽快です。
ラストシーンでは、思わず泣いてしまいました。エンディングの歌も良いですね。
悲しいけれど、とても良いお話だと思います。