ザ・テノール 真実の物語
劇場公開日:2014年10月11日
解説
ガンで歌声を失った韓国の天才テノール歌手と、彼を救った日本人音楽プロデューサーの実話を、ユ・ジテと伊勢谷友介の共演で映画化した日韓合作映画。「アジア史上、最高のテノール」と讃えられ、ヨーロッパを中心に活躍していた韓国人オペラ歌手ベー・チェチョルは、甲状腺ガンを患い、手術によって声帯と横隔膜の神経を切断。歌声を失ってしまう。深い絶望におそわれるチェチョルだったが、彼の声に魅了された日本人プロデューサー、沢田幸司が救いの手を差し伸べ、歌声を取り戻すため甲状軟骨形成手術を受けることになる。共演に「第7鉱区」のチャ・イェリョン、「幸福な食卓」の北乃きい。「ミッドナイトFM」のキム・サンマンが監督・脚本を手がけた。
2014年製作/121分/日本・韓国合作
原題:The Tenor Lirico Spinto
配給:「ザ・テノール 真実の物語」プロジェクト
スタッフ・キャスト
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2022年3月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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オペラ映画かと思っていたが、違った。
映画の冒頭で出てくる「誰も寝てはならぬ」は有名な曲だし、実際に劇中では非常に聴きごたえのある演出がされているので、一気に引き込まれる。
途中の曲はよくわからなかったが、くじけずにラストまで行くと「アメイジング・グレイス」が流れ、この曲の演出にやられる。
まったく音楽に興味のない人以外はたいてい涙するだろう。
主人公を支える妻役のチャ・イエリョンの演技が素晴らしい。
2019年10月15日
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感動的な話なのは間違いないのに、不必要な脚色で俗っぽくなってる気がして残念。北乃きいの夢を追いかける新人の存在は必要?入社して早々の新人が出張ってくるのに違和感を感じたら、その後も気になって仕方がなく、ラストの感動が白けてしまいました。勿体ないの一言です。
2016年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
先ず06年をピークとする実際起きた事柄を10年も経たないうちに映画にする意欲が凄い。そして脚本家、監督及びプロデューサーたちは素晴らしい現実のエピソードを映像にする事に成功していると思う。印象的だったのは劇場で歌うことの出来ない自分と見事に歌う自分が対峙する幻想シーン。
次に当然現在活躍している人たちを想う。韓国人テノール歌手ベー・チェチョルさんと日本人プロモーター輪嶋さんとの不思議な縁に驚く。今までギクシャクした日韓関係は国の問題だと割り切れる。人と人が出会い素直に相手を自分のなかに入れる事ができる。つまり人と人が自然に相手を思いやることが出来て行く姿本当に希望が持ててとても素晴らしい。
最後のシーンの歌は、主人公の自信が少しずつ戻り感謝の歌に変わっていく様子が際立ちジーンとしてしまった。一人で鑑賞したが涙が止まらなかった。
蛇足であるが主役の日韓欧の俳優の演技も良かったが、北乃きいさんは歌がとても上手かった。
2014年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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主演のユ・テジさんと伊勢谷友介さんの演技も良かったが、それ以上に主役の妻を演じたチャ・イェリョンさんの演技がとても良く、印象に残りました。最後の観客を使ったシーンは「それは無いだろ!」って思い、少し興醒めてしまった。