水の声を聞く
劇場公開日 2014年8月30日
解説
「闇のカーニバル」「聴かれた女」などで知られる山本政志監督が、すがるもののない不安定な現代社会に生きる人々の姿を、宗教団体の教祖になってしまった偽物の巫女を中心に描いたドラマ。東京・新宿のコリアンタウンで、軽くひと稼ぎをしようと巫女を始めた在日韓国人のミンジョン。水や緑からメッセージを聞きとるという彼女に救いを求める人々は後を絶たず、やがてその集まりはミンジョンを教祖と仰ぐ宗教団体「真教・神の水」となる。後戻りのできない状況になってしまい、救済を求めてくる信者たちに苦悩するミンジョンだったが、次第に偽物だった宗教にも心が宿り、ミンジョンは不安定な現代社会を救おうと大いなる祈りをささげはじめる。2013年には、山本監督がプロデュースする実践映画塾「シネマ☆インパクト」の第3弾で、本作の序章にあたる短編「水を聞く プロローグ」も製作されている。
2014年製作/129分/日本
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萩原利久くん目当てで見ましたが、面白かったです!
エセ宗教とかヤクザとかクズとか好きなので期待してましたが、期待より面白かったです。悩み苦しんでいたミンジョンが本気でやり始めたり、ドクズミッキーが神の水に馴染んでたり、可愛らしいシンジがドクズだったり、神なんてみんなどうでも良かったり、まじかーそっかーそうなるんかーーって展開が楽しかったです。利久くん演じるシンジも中学生のくせにクソ野郎で最高なんだけどミッキーのどうしようもなさが最高でしたね…そしてやっぱりミンジョン!好きですね。最終的にクズ2人がちゃんと酷い仕打ちを受けていたのも良かったし、なんだかんだ善悪関係無く運とタイミングって感じなのも良かった。
2016年5月18日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
2015年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
在日の人々と関わる仕事をしていた時期もあり、済州島の歴史、日本に対しての感情をうまく表現してるなあと思いました。
主人公の女優さん、表情豊かで好感を持ちました。
物語の本筋はきっちりブレずに通っています。もしかしたらもう一度観たら全然印象が変わるかも、と思う作品です。
ミンジョンや坂井があの後どんな生き方をするのか気になります。
2014年9月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
なにこの冴えわたった物語!
宗教をテーマにしながらも陳腐な展開や意味なく意味ありげな暗さへ踏み外さない。
言葉の選び方といい、
凄いなこの知性と感性。
でもね、何だかどこかもやもやするの。
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