百円の恋のレビュー・感想・評価
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「生きる」ということに目覚めることを描いた映画
市子が一人暮らしを始めてから、いろんな出来事の中で多くの感情が生まれてきて、それが「勝ちたい」ということに集約される。最期の試合にすべてを賭ける意気込みと執念に、家族と元恋人の心が揺さぶられるのがすごくよく描かれていた。自分自身も今まで見てきた映画の中で一番心を揺さぶられた映画だった。「生きる」ということに目覚めることを描いた映画だと思う。脚本も映画監督もそして、役者の方々も素晴らしいです。このような映画をつくってくれてありがとうございました。
100円程度の女
自堕落な生活を実家で送っていた一子が、ある日一人暮らしを始めて、恋もしたり色んな体験をして最終的にボクシングを通して成長する話。
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この映画わりと現実味がある。キモイおっさんに襲われたって誰も助けに来てくれないし、せっかく恋した男にはすぐ裏切られるし、ボクシング未経験で始めた30代女がめちゃくちゃ活躍できるわけもなく。
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人生良いことより悪いことのが多いきがするけど、この映画の最後みたいな小さな幸せのために生きてるんだろうな。
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一子が試合の直前に「どうせ私は100円程度の女だから」って言うセリフがあるんだけど、それがすごい良かった。言葉は卑屈なんだけど、全然そういう風に聞こえなくてなんかかっこよかった。
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こうやって見るとやっぱ新井浩文かっこいいよな〜!相変わらずクズだけど!.
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女優魂
キネマ旬報の賞を獲った作品
キネマ旬報の表彰式で安藤さくらさんが受賞した、この映画を思い出し観たら、無気力だった人間が1つのことに夢中になる姿は素晴らしい演技でした。えっ?と思うところもありましたが、観た後に前向きになれる作品でした。受賞しただけある。
安藤サクラが凄い!
安藤サクラの演技は100円じゃ語れない
長いこと気になっていて、放置していた映画。
安藤サクラさんの出演している映画は毎回体力が持っていかれるので・・(笑)
ストーリーとしてはありふれた70点くらいのストーリーですが、
安藤サクラさんの演技で120点の映画に仕上がっていたと思います。
だらしないイチコの体がみるみる引き締まり、短期間でリングに上がり
必死に奮闘するイチコには自然と泣かされました。
登場人物がもれなくクズですが、こんな人いるいるって感じで笑ってしまいました。
「おにぎりはいらない!毒入っているから!」のおばちゃん最高すぎ(笑)
ボクシングジムの会長さん?の「立って死ね!」と声をかけるシーン。
一番心に響いた言葉でした。
濃すぎる100円ショップ
イイ
万引き家族を見て、安藤サクラさんにハマりました!
荒れた家庭の中での演技がすごく上手で、もうそういう人にしか見えません笑
カメラワークも一子が家出するまではブレブレのワンカットがあったりして家庭が上手くいってないんだなって感じられました。
私がこの作品で1番良かったと思うのが、
一子は男性との関係も持ったことがない、女を捨ててるといった感じなのに、狩野といる時だけ乙女になるんですよね。お互い恋愛が下手で狩野に関しては何を考えてるのか全くわからないし、一子はめちゃめちゃ気を使ってるのにあんまり上手くいってない感じ?
そして一回狩野と会わなくなってボクシングの練習をしてる最中とボクシングの試合中、完全に女を捨てて目標に向かって頑張る姿はすごく感動し、涙しました。
練習を死ぬほど頑張ったのに試合に勝てないというのは、現実的だなぁと感じました。
試合後狩野が待っていてくれて、泣きじゃくるシーンはちゃんと女の子になっていて、狩野もメシ行こうと狩野らしい絶妙な言葉をかけていて素晴らしかったです。
ボクシングの話とは、
Angry | Hungry
役者魂に心打たれた
打ち込めるもの
好きな感じでした。
面白かった。堕落した中年女性一子が、一人暮らしを始め、色々な人と関わることにより成長しボクシング選手になる話。小さな一歩が大きな変化を生むんだなあと感じた。登場人物も、リアルを変に誇張してて可笑しかった。安藤サクラ好き。
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