GF*BF

劇場公開日:2014年6月7日

解説・あらすじ

戒厳令下にあった1985年に始まり、2012年にいたるまでの激動の台湾社会を背景に、男女3人の27年間にわたる友情と三角関係を描いた青春映画。台湾南部の高雄で生まれ育った高校生の美宝(メイバオ)、忠良(チョンリャン)、心仁(シンレン)の3人は、広がる社会革命への情熱に燃え、自由を手にしようと学生たちを煽って抗議運動を起こすなど、小さな抵抗を続けていた。やがてのどかな高雄の町を離れ、台北で大学生になった忠良と心仁は民主主義を訴えるデモや三月学運にも参加し、理想のために戦い続ける。地方で就職した美宝も、時間を見つけてはそんな2人と一緒に過ごしていたが、ある時、忠良が長い間隠していた秘密が明らかになり……。台湾のアカデミー賞とも言われる第49回台湾金馬奨でグン・ルンメイが主演女優賞を受賞。

2012年製作/105分/台湾
原題または英題:女朋友。男朋友 GF*BF
配給:太秦
劇場公開日:2014年6月7日

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映画レビュー

4.5 80~90年代の台湾と青春と恋愛

2025年11月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

ドキドキ

カワイイ

地元には来ずレンタルDVDで観た。1985年・1990年・1997年という、台湾が戒厳令下から民主化を経て経済成長へと到る時代を背景に、1人の女性と2人の男性の12年に渡る友情と恋愛を2012年の現在から回想して描いた青春恋愛映画。歴史的事件を背景として上手く絡めてあって、あまり知らなかった台湾現代史について興味深く観ながら、「ついにこの時代も“歴史”になったか」と感慨深かった。

1985年といえば僕は中学生で、『プロジェクトA』から『ポリス・ストーリー 香港国際警察』に到るジャッキー・チェンのアクション映画つるべ打ちにノックアウトされていた頃だが、その頃台湾はまだ戒厳令下だったんだなぁとか、ホウ・シャオシェンやエドワード・ヤンの台湾ニューウェーブ映画が公開され始めた少し後の1990年にも、まだ台湾では民主化要求の大規模な学生運動(「野百合学運」または「三月学運」)が行われていたんだとか、あの頃の自分に重ね合わせて思いを馳せてしまった。1997年のシーンで描かれた同性婚も実際にその時代に進んだものだったそうだし、冒頭の2012年での女子高生たちのスカートや長ズボンを脱ぎ捨てて短パンを履こう運動も実際にあった事件をモデルにしているそうだ。

いや~良かった。主演の3人の俳優がとにかく素晴らしい。ジョセフ・チャンとリディアン・ヴォーンもとても良かったが、特にアラサーになっても女子高生を違和感なく演じられるグイ・ルンメイはこの10年前のデビュー作『藍色夏恋』を懐かしく思い出させる好演。もちろん1990年の女子大生役も1997年の社会人役もとても良く、彼女が目当てで観たんだがやはり素晴らしく魅力的だった。

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バラージ

4.0 こんな切ない三角関係があっただろうか

2017年7月21日
iPhoneアプリから投稿
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JYARI

4.0 サウダージ

2015年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どうにもならない三角関係ともう戻れないあの頃への何とも言えない想いを上手に描いた作品。

台湾が好き過ぎるのとグイ・ルンメイが好きなので公平には見れてないと思いますが、終わり方も含めてかなり良かったんじゃないかと。

たぶんまた観ると思います。

それと観た方は同意してくれると思いますが、グイ・ルンメイはショートカットの方がかわいいですね。

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donothing

4.5 映画館をチェックインしようと思ったら一覧から消えてた件…。

2015年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

青春って学生だけのものではないと改めて感じた物語でした。青春なんて躁鬱病の躁状態みたいなものでしょ?そんな波が大人になるにつれて少しづつ穏やかになっていくだけで、心模様はあっち行ったりこっち行ったり。そして大人になればなるほど切なさは増してくる訳で。ただそれを大人だからと仮面の下に隠しているだけ。ほんとhappy sad な映画でした。幸せのカタチはそれぞれで、一見バッドエンドのようでいてそうではないのかもしれないよ?と考えさせられました。意外と人は強いのです。

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どらん