アントボーイ

解説

第6回沖縄国際映画祭(2014年3月20~24日)のコンペティション・Laugh部門で上映。

2013年製作/デンマーク
原題または英題:Antboy

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
アスク・ハッセルバルヒ
原作
ケネツ・ベー・アンデルセン
  • オスカー・ディツ

  • サミュエル・ティン・グラフ

  • アマリー・クルーゼ・ジェンセン

  • セシリ・アルストラプ・タープ

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映画レビュー

3.0子供ならではの微笑ましさのあるデンマーク発のヒーロー物でした

2017年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

萌える

何とも微笑ましいコミックヒーロー物でした。
とは言え、正直言ってかなりショボいです、おそらくは相当な低予算で作られたのでしょう、マーベルやDCとは桁違いな低予算で・・・まあでも普段から見慣れたハリウッド映画とは違ってあまり馴染みのないデンマーク発のヒーロー物でしたから、まあそこは温かい目で見てあげないといけないでしょうね。
と言うか、思わず温かい目で見守ってあげたくなるような微笑ましいヒーローでしたので、称賛するような映画ではないですけど何気に嫌いではないキッズヒーロー物でしたよ。
アントマンならぬアントボーイとは、何とも可愛らしい(笑)

でもこれ、一応コミックのアントマンは意識しながらも、実写映画としては実はアントマンよりも先に作られた映画だそうで・・・そこはちょっと意外でした。
中身はアントマンと言うよりかはスパイダーマンのキッズ版でしたけどね、蟻に噛まれて特殊能力を身につけるところなんかほぼそのまんまでしたもんね。
ただ子供だからなのか、蟻のパワーだからなのか、パッと見それほど強そうな特殊能力ではなかったのが何とも・・・。
必殺技的なものも無かったですし、正直地味さショボさは隠しきれないキッズヒーロー物だったでしょうか。
子供らしく移動手段が自転車だったり、蟻らしく糖分を補給しないとパワーが使えなかったり、キッズ物らしい微笑ましい要素で、まあ嫌いにはなれないんですけどね。

内容はコミックヒーロー物のベタを踏襲してましたので、良く言えば安心して見られる、悪く言えば新味の無いコミックヒーロー物だったでしょうか。
とりあえずつまらなくはないです、基本楽しいです、でも大人が見るにはちょっと物足りないかなぁ、尺も90分なかったですから、サクッとは見れるけどやや盛り上がりには欠ける感じで・・・まあ無駄なシーンは排除して、極力ヒーロー物のベタだけを描いていましたから、これはこれで楽しめたんですけどね、あくまでファミリー向け・子供向けと認識した上で見ることが大事かと。
悪役も一人だけでしたし、本当にシンプル、でもノミ男が相手って・・・ある意味アントボーイらしいと言えばらしかったですけどね。

しかし主人公ペレ君の、イケてない感が妙にリアルでした。
ハリウッド映画では本当はイケメンな俳優がモテナイ男を演じるが常道ですが、ペレ君は本当にイケてない、ザ・普通の子、モテたくてアントボーイしてるのも物凄く納得、相方のヒーローマニアで漫画オタクのウィルヘルム君と、ある意味ナイスコンビでした、そして友情がスパイスになっていた映画でしたね。
クラスで一番美人の子の双子の妹でちょっと変わり者のイーダちゃんと、ハリポタ構成で推移していったのも王道と言った感じで結構好きでした。
まあ真面目に見たら相当肩透かしな内容の映画でしたけど、肩の力を抜いてダラ~っと見る分には・・・。

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