ソロモンの偽証 後篇・裁判のレビュー・感想・評価
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ネガティブシンキングは現代の呪怨
学校裁判は事件にかかわった関係者たちへの誤解を解くと同時に、それぞれが反省を告白する場となり、すべてすっきり丸く収まったような感じがしました。が、そういえば、結果として多くの人を巻きぞえにした彼の厭世感の理由はなんだったのでしょうか? 見逃したか? あと、火事保険詐欺の祖母の死は故意、それとも間違い? 正答を求め、他の方のレビュー巡礼に参ります。あと、ところどころ暗くてわかりづらいのは自分の目が悪くなったせい?
40点
映画評価:40点
面白くなかった!
最後のどんでん返しもなかった!
前編からの進展も少なかった!
でも、
この作品は良い映画だったと思います。
実際にこんな事があった時、
これだけ生徒たちが誠実に努力し、喜怒哀楽を露にしながら闘っている姿を見て
小バカにする大人っていると思いますか?
私は結構いると思います。
作中にも現実にも。
ミステリーとか推理を期待していた方からすれば、
面白くもないし、ワクワクもしません。
私もその一人でした。
でも、この作品には
若者たちの一生懸命な青春が詰まっています。
それを理解してあげられる方にオススメします。
ps.柏木くんを理解してあげる事は私には出来なかった。
【2022.6.20観賞】
それぞれの属性と本音っぽいモノ。罪を作る心と向き合う映画。
内容は、前作の後編。中学生裁判の結果と未来。好きな言葉は『あんたがここまでバカだとは思わなかった』もう一つの愛の形としての自分勝手な言い訳が、この物語の内容に通じるモノで皆馬鹿の度合いが違うだけだなぁと感じた。自分の中学生時代とピッタリ合致する社会やその時の自分達内面や外面を照らし合わせる様で非常に切実に感じられた。自分が中学生の時はクラブ活動ばかりしてた。あの時代、神戸児童連続殺傷事件も印象的です。世間では、ノストラダムスの大予言が流行してたし、有り余るチカラは抑えが効かず暴力に及んだ事もありました。あの時以来人を殴ったりした事ないなぁ。人の痛みと自分の痛みが過敏に感じられた時代に、同じ様な些細な悩みはあったなぁ。もし自分ならと考えると教師や大人は、大変怖かったし友達と自分の立ち位置され分からなかったなぁ。好きな場面は、染み抜き作業『この物語の具体化した形が良かった。』と最後の横並びで歩くGメンみたいな場面です。映像的にカッコイイ。この思春期と言われる時期は、どうでも良い事で悩む時期です。歳をとると、どうしようもない事で悩み結果悩みの質が変わっただけで悩みは無くならないのが人間だなぁと感じました。真実や事実を自分なりに理解したい気持ちは人として大きく成長するメタファーになります。本音が何処にあるか?どの本音を自分は信じるか?結果信じたい物しか信じる事が出来ない、それぞれの立場からの行動が上手に表され面白かったです。物語の主体となる柏木君も絶望し左手を差し出して亡くなってしまったのは誰かに手を握って欲しかった、、、誰よりも死にたく無かったのかもしれません。樹里と松子。神原と柏木。この対比と僅かな違いが物語のアクセントとして良い構成でした。誰しもが味わった事のある若い時代を思い直す良い味のある映画でした。そして自分の年代とマッチしたので人一倍思い入れが生まれました。その他細かい指摘は有りますが、全編通して観るだけのボリュームと楽しさがありました。
内容は良かった
ネタバレあり
ラストがすっと終わり過ぎだなとは思った
もっとその後とかあってもいいかなと
自殺した子の理由とかあってもいいかなとか
けどそれと同時に今の時代自殺なんて当たり前にある時代で 生きている理由とか死んだ理由とか各々で考えて最もな理由もなく生きている理由は無く死ぬ理由はある物だと思うと悲しくなった
後編入ってなんとなくいろいろわかってくるからそれの解答みたいなのはいまいちだなと思うけど子供がそれらを噛み締めて大人になる事を考えるとありかと思う。
全員悪くて、誰も悪くない
原作未読。
前篇には、2部作にする必要あるのかな。という内容を書いた。
と、いいつつワクワクして観た後篇。
この映画を
学園もの。ミステリー・サスペンスもの。法廷裁判もの。子供の成長もの。
として観ると評価は下がるのだろう。
しかし、それらの一長一短のいいとこ取りしたという意味で成功だった。
演技が下手だっていいじゃない、学園ものなんだから。
オチがバレバレだっていいじゃない、ミステリーが主題じゃないんだから。
どんでん返しがなくたっていいじゃない、中学校の裁判なんだから。
自分の子供を一番に思ったっていいじゃない、それが親だよ。
という感じで全体的にやや薄味。
ふと、振り返ってみた。
なんの前触れもなく学校に来なくなった同級生。
「お前は悪くない」でうやむやになった出来事。
PTAと学校の話し合いで一件落着した事件。
今にして思うと、あれって何だったんだろう?だが、
当時は、一生晴れることのないであろうモヤモヤ。
それらを全て明らかにしていった方が幸せだったのだろうか。
それとも「起きたこと」より「これから起こること」に注力すべきなのだろうか。
主人公の藤野涼子は、どうやらこの裁判を通じて
モヤモヤが晴れ、人間的に成長し教師となって帰って来たようだが、
この裁判がトラウマで不幸になってしまった人はいないのだろうか。
「答え」を出すことは、必ずしも「答え」ではない。
それがこの映画を見た「答え」だ。
とか、言ってみた。
他人に厳しく自分に甘い柏木くん
前篇含めて4時間連続で視聴。皆さんのおっしゃる通り失速感が否めなかったです。後篇は裁判という性質上場面がほぼ法廷(体育館)という視覚的な退屈さもありますが、真実が明らかになる度にガッカリ感が増していきました。
何より事件の肝である柏木くんの性格に難がありすぎます。周りには偽善者だなんだ言ってますが、イジメを止められたのは柏木くんも一緒。そこまで人を正したいならまず自分が見本を見せましょう。斜に構えて人生をわかったような気がするのは中学生のあるあるですが、その鬱憤を友達に言葉の暴力としてぶつけ、さらには構ってくれなければ自殺とは、巻き込まれた方は迷惑極まりない。
子役の方々の演技は良かったです。特に主演の藤野涼子さんと大出役の清水尋也さんには今後も注目したいと思います。
これは・・・(悪い意味で)
前後篇あわせての感想。
とにかく一部役者の演技がひどい。セリフは完全に棒読みだし、噛み気味の部分も散見される(特に後篇)。動きが「学芸会?」と思われるレベルの人もいて、なかなか話に入り込めない。一緒にでているベテラン勢をみていると、「これが演技力か」というのを感じる。
「偽善者」といいはなつ少年の「自分だけ何かを悟ってる」感がキツい。話に入り込めなかったのもあるのかもしれないが、最後の展開も白けた。
原作未読だが、映像化しない方がよかったのでは?
一番イライラしたのが自殺した柏木の態度。 自分のことは棚に上げて他...
えっそれで丸く納まったつもりですか?
偽善者にもなれない卑怯者
己は助に行くわけでなく人を偽善者と罵る。
己は何不自由なく生活しているくせに過酷な人生を歩む友人を罵倒し侮辱し傷つける。
神原かマツコが自殺していたという話なら感情移入もできただろうが、柏木のカスっぷりがどうしようもないしそんなカスの自殺を止められなかった僕を裁いてください!てもうどれだけいい人ぶるんだと。
で、最後「みんな友達になりました」てなんだそれ(笑)
もし自分が同級生であのクラスに居てあんな顛末見せられたら呆れるかキレるわ。
前編が、よかった分若干しりすぼみ。
いよいよ、裁判の開廷。
裁判を通じて、告発状により容疑者とされていた大出くんはアリバイが、証明され犯人ではなくなった。
ただ裁判中にでは、なぜあなたが犯人と仕立てたひとがいるのか、分かるか、と大出くんに神原くんは問う。
あなたに苦しめられたひとがいる、ということを知るべきだ。と。
中学生が中学生に問いただすというのが、すごいシーンだなと思った。
そして他校なのになぜか裁判に協力してくれた神原くんは、柏木くんの死んだ当日、電話をしていた。
柏木くんとはしばらく会っていない、と言っていたのに。
柏木くんの死は結局自殺だったけど、自殺の原因となった描写が、少なくなんで自殺したのかが、いまいちわからない。
あの描写だとすごく嫌なやつで、神原くんに来ないと死ぬぞっていって行かなかったら本当に死んじゃったとちう、ただのかまってちゃんで、神原くんがかわいそう、となる。。でも神原くんは責任を感じていて。。
中学生ならではの純粋な裁判で、大人の裁判とは違った方で真実が分かるのはよかった。
あのまま自殺で片付けられて(自殺なんだけど)そのほかの周りの真実をあばかないまま、なあなあに生きるより、それぞれがいろんなことを背負って反省してまた生きていくことが大事なんだと思う。
真実のその先に
そこそこ面白かったけど。
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